作品一覧

  • 対論! 生命誕生の謎(インターナショナル新書)
    3.6
    生命が生まれたのは、海か陸か? 「地球生命の起源は深海の熱水噴出孔にある」という説を実証すべく、水深2000メートルの深海で生物探査を行う微生物学者の高井研。一方、国際宇宙ステーション(ISS)で行われている生命実験「たんぽぽ計画」の代表を務める分子生物学者の山岸明彦は、「生命は陸上の温泉で生まれた」と考える。「地球最初の生命が誕生した場所はどこか?」「地球最初の生命はどのようにエネルギーを得ていたか?」「生命に進化は必要か?」「地球外生命が見つかる可能性は?」……まったく異なる説を唱える二人が、生命の起源や進化の謎、地球外生命探査について激しく論じ合い、生命の本質を明らかにする。
  • 生命はなぜ生まれたのか 地球生物の起源の謎に迫る
    4.2
    1巻770円 (税込)
    オゾン層もなく、宇宙から有害光線が直接地表に降り注ぐ、40億年前の原始地球。過酷な環境のなか、深海には、地殻を突き破ったマントルと海水が化学反応を起こし、400度の熱水が噴き出すエネルギーの坩堝があった。その「深海熱水孔」で生まれた地球最初の“生き続けることのできる”生命が、「メタン菌」である。光合成もできない暗黒の世界で、メタン菌はいかにして生態系を築き、現在の我々に続く進化の「共通祖先」となりえたのか。その真理に世界で最も近づいている著者が、生物学、地質学の両面から、生命の起源に迫る、画期的な科学読本。
  • 生命はなぜ生まれたのか 地球生物の起源の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやー、オモシロくてサクサク読めました。
    著者の高井さんが目の前で話しているような語り口の文章。
    その熱気が伝わってきますし、数々のエピソードや皮肉?などもリアルです。
    内容も、まさに最前線の研究者だからこそ書けるもの。
    答えが出ていない、でも私はこう考える、という自説の展開、ワクワクしますね。
    本を読み終わったあと、
    この研究について日頃からニュースをチェックしておこう、続きが気になる、と思わせる本です。

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    2014年03月08日
  • 生命はなぜ生まれたのか 地球生物の起源の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    何だがよく理解できないというのが本音だが、とにかく研究者の暑さ、もとい、熱さに感服。
    ただ宇宙のお話に比べて「美しくない」と単に直感だが思った次第、まだまだ未踏の領域ではないかな?
    さて最近物理系の本に読書領域が集中していたが、地球の奥(中心か)にまで人類は到達したことがないことを改めて思い出した。その未開の地に生命の起源があり、それは宇宙と繋がってるってこれはワクワク感を覚えずにはいられない。
    最後にもう一つ。作者が述べてるように、日本は実は空前の理科ブームなの?言われてみれば、ネットなどのテクノロジーの発達は世界を変えてますな。

    0
    2014年01月29日
  • 生命はなぜ生まれたのか 地球生物の起源の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    あーあ、読み終わってしまった。。。本当に面白くて、ずっと読んでいたい本だった。
    前にテレビで高井さんを見た。ちきゅう、というとてつもない船に乗って、泥の塊に喜んでいた変な関西人・・・この人は面白い人だな、と思い、手に取った。
    外国人が書いた本とは違う直観的な分かりやすさ、ノリの良さ、日本人びいきさ、メタン菌への不可解な愛情、臆することない自画自賛・・・どこをとっても素晴らしい内容。暗い海の底で、岩だの泥だのを取ってきては、ワクワクしている気持ちが伝わってくる。
    まったく、私が高校生で、この本(に限らず、ここのところハマってる進化系の本)を読んでいたら、人生変わっていただろう。
    もっと高井節を広

    0
    2012年04月28日
  • 生命はなぜ生まれたのか 地球生物の起源の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    オモローな研究者である高井研の著作物が出ているとは知らず、本屋で手に取り、一気読み。ハイパースライム仮説やウルトラエッチキューブリンケージ仮説など、新たな定説になるのかはたまた妄想で終わるのかという、科学の醍醐味というか瀬戸際(最前線!?)がおもしろい。著者の語りもサイコーである。

    0
    2011年04月24日
  • 対論! 生命誕生の謎(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    科学者どうしの議論が刺激的。言うべきことは言い、認めるべきことは認める。

    話題の選び方は興味深い。

    最新えられた科学的知見も満載。

    惑星探査の情報だけは、2019年12月の発刊にもかかわらず、結構、変更が必要。そういうもんなんですね。

    0
    2022年02月04日

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