イスラームの論理

中田考

現代世界が直面しているテロの背景には、やむを得ない実力行使の側面がある。けれど、そもそもイスラームは本当に好戦的なのか。激しい攻撃にさらされてもなお、信仰者を増やし続ける魅力はどこにあるか。イスラームを貧困と暴政に陥れた“真犯人”は誰なのか。日本人がイスラームを理解することはできるのか―。日本人研究者、信仰者としてイスラームを30年以上見つめてきた第一人者が、イスラームの深奥を明らかにする。異文化を知ることは、自文化を知ることである。そこに立ち現れる日本の姿とは。【電子書籍オリジナルまえがき付き】

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 学術・語学 / 哲学・宗教・心理
• 出版社: 筑摩書房
• 掲載誌・レーベル: 筑摩選書
• 電子版発売日: 2022年08月19日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

イスラームの世界の解説だが，難しい．第2章の「日本とイスラーム」が良かった．明治時代は今以上にイスラームに対する理解度が高かったのは意外だった．第3章以下はあまり理解できなかった．ユダヤ教，キリスト教より後に成立した宗教なので，より洗練された形を持っていることは，おぼろげに分かったが，それ以上はかなり難しいと感じた．