「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~

「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~

836円 (税込)

4pt

多くの人が「生きづらさ」をかかえて生きている。これは現代に特有のものなのか? 不安定な労働や貧困、人間関係や心の病など、「生きづらさ」を生き抜くヒントを探っていく。

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「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    748

    萱野  完全に居場所がないという状態だったんですね。で、その後、右翼団体にいくわけですね? 雨宮  はい。こういう言い方は変かもしれませんが、右翼はすごく居心地がよかったですね。ある意味、いまかかわっている労働組合と似た感じがあります。労働組合に入ってくる人たちも、ここではじめて人間に対す

    0
    2023年07月06日

    Posted by ブクログ

    靖国神社に参拝したらリストカットがやんだ。

    という言葉が印象的でした。

    右翼活動や靖国参拝で自己肯定ができたのだと思います。

    自己肯定感は自分で培うものですが、初期の頃は他人からの肯定が必要です。

    それなのに世間も親も否定ばかり…

    自己否定感がなければ行動を起こしやすいのだけど。

    元日本

    0
    2022年02月15日

    Posted by ブクログ

    フリーター、派遣からみた社会が書かれている
    ナショナリズムにより貧困を隠蔽している。そしてアイデンティティを殺すことにより、反乱を抑える
    社会で「生きる権利」を奪い取っている
    国が搾取しているのに、原因を国民に押し付ける
    一部の人間だけが豊かな国
    問題の側面がよく分かる本

    0
    2011年04月03日

    Posted by ブクログ

    中国に行く前に空港で買った本。
    現代の日本を取り巻く生きづらさについて原因を探った本。解決策が十分提示されているとは言えないと思うが、とてもよく現状を捕らえていると思う。

    持論では、人間の欲求はマズローの欲求段階説に従っており、これらが満たされないことに人は不満や生きづらさを感じるものだと思う。

    0
    2010年01月05日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    対談形式なのも読みやすかったし。

    「高いコミュニケーション能力を求められる世の中で、KYを意識し過ぎている」ことが、精神的な面での「生きづらさ」に繋がっているという内容はすごく納得できた。

    それと、社会問題化している派遣や貧困問題についてもとても勉強になった。

    アイデンテ

    0
    2009年10月30日

    Posted by ブクログ

    私はオバサンで、正社員一筋で働いてきました。派遣の実態を正確には知りません。所詮他人事なんです。昔から、下層の労働者は搾取されるもので、じゃあ何故生活を安定させるために努力をしないのかと、思ってきました。この本を読んで、どうしようもない現在の仕組みが少し判った気がします。昔とは大きく違うのですね。特

    0
    2011年07月17日

    Posted by ブクログ

    「行きづらさ」について書かれている。
    この本では、精神的な「生きづらさ」と社会的・経済的な「行きづらさ」が渾然一体であるとして語られている。
    そうやって押し付けられるダブルの「行きづらさ」。
    どうにかしたいものです。



    興味深い箇所。

    P9 L4〜L5
    (萱野稔人)「おそらく精神的な「行きづら

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    見えにくく隠されている問題点を具体的に引き出し、わかりやすい。
    人間の社会的支えである経済性あるいは精神性の貧困状態を現象面で具体的にとらえ、てその構造の矛盾を指摘している。
    貧困の詳細を社会(政治・行政・司法・企業・)と個人のギャップから見つめて実名で開示していることが、わかりやすい内容にして

    0
    2012年03月08日

    Posted by ブクログ

    「生きづらさ」の原因は自分を肯定できない環境にあるため。自己肯定は何らかの集団(会社、学校等)への所属→他者からの承認のプロセスが必要。そういった集団から抜け落ちてしまったニート、引きこもり、フリーターはナショナリズムに傾倒。しかし、現代はナショナリズムに傾倒するのも困難な層(ネットカフェ難民、ホー

    0
    2011年07月01日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    いま多くの人が「生きづらさ」を感じている。
    一九九八年以降、自殺者数は毎年三万人を超え、毎日のように練炭自殺や硫化水素自殺のニュースが報じられている。
    鬱病など、心を病む人も増える一方だ。
    これらの現象は、現代社会に特有の「生きづらさ」と無縁ではない。
    その背景には、もちろん経済のグロ

    0
    2011年04月09日

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