小林武彦の作品一覧
「小林武彦」の「博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー」「老いと喪失 死と向き合う思想」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小林武彦」の「博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー」「老いと喪失 死と向き合う思想」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
今までありそうで(あったかもしれないが)見つけられていなかったテーマ。いろんな分野の先頭を走る研究者が各々愛する論文を語るという、極めて興味深く面白かった本。各々の研究テーマが違うのはもちろん、各々の研究者の感性や語り口がそれぞれ全く違っていたのも面白かった。一般向けに少し噛み砕いてくれている人もいれば、専門用語もりもりで愛が溢れている人もいた。どちらも素晴らしいと思う。いわゆるオタク文化にも通ずるところがあると感じた。専門家から見た「私見を含んだ」サイエンス的エッセイは非常に面白かった。
大学時代を振り返ると、論文を読むのは嫌いではなかったし、面白かったがやはりどこかタスクの一つになっていて
Posted by ブクログ
生物学、遺伝子などを研究する著者が、『生物はなぜ死ぬのか』『なぜヒトだけが老いるのか』に次ぐ、生物としての私たちの存在の意味を考えるシリーズの三作目と位置付ける一冊。
本書で、著者は、「幸せ」=「死からの距離が保てている状態」と定義し、生物にとっての幸せとはどういう状態のことで、ヒトは進化の中で、その幸せになれなくなった背景やその処方せん、未来への警鐘を鳴らします。
「幸せ」になる方法は、すでに遺伝子に刻まれているとし、
原動力は、生存本能と生殖本能に尽きる。生存本能の一つの形として、ヒトは集団の中で生き残るために、空気を読み、自分の位置を認識し、集団から追い出されないように、他の人より少しだ
Posted by ブクログ
生まれて、死ぬ。全ての生命はそれを繰り返して、今の地球環境で生存していることになります。生まれて死ぬを繰り返す中で進化してきているのです。
最初に生まれた生命が不老不死だったとしたら、生物学的な進化を遂げるわけでも無く、その形のまま地球環境が大きく変化した時に適応できずに生命は終わってしまうことでしょう。遺伝子に老化や死は組み込まれているのだそうです。
本書には難しい話も出てきますが、生物に関する興味深い話を学ぶことができます。生物として考えると、生と死を理解できるのですが、身近な人やペットが亡くなると、とてつもない喪失感を味わい、なぜ死ななければいけないのか?と考えてしまいます。本書は、我が