筑摩書房の検索結果
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アベノミクスが変えた日本経済
「経済最優先」そして「デフレ脱却」をスローガンに掲げた第二次安倍晋三政権発足から約五年。「三本の矢」からなるアベノミクスは、1990年代以来の長期デフレによって縮小均衡に陥っていた日本経済を、本来あるべき成長軌道に引き戻すことに成功しつつある。世論調査等ではいまだ評価の低いアベノミクスだが、経済学的に検証を行えば、十分「日本経済を変えた」と言って差し支えない。本書は、その真実を論理とデータによって示しつつ、さらに、デフレ脱却が完遂されたあかつきには必要となるアベノミクスからの「出口戦略」をどう考えるべきかを提示する。 -
甘粕大尉 ――増補改訂
関東大震災下に起きた大杉栄虐殺事件。その犯人として歴史に名を残す帝国陸軍憲兵大尉・甘粕正彦。その影響力は関東軍にもおよぶと恐れられた満洲での後半生は、敗戦後の自決によって終止符が打たれた。いまだ謎の多い大杉事件の真相とは? 人間甘粕の心情とは? ぼう大な資料と証言をもとに、近代史の最暗部を生きた男の実像へとせまる。名著・増補改訂。 -
甘酸っぱい味
毎年違う流行に身をつつんだり、評判のレストランに忙しく足を運んだり、時代の空気を自分の暮らしに取り入れてみたり──そんなこととは無縁に、不変の価値観のもと、動じることなく、かつしなやかに生きた吉田健一。近代化や戦争によって自らの愛した世界がなくなってしまっても、あきらめることなく、「ほんとう」の人間の営みが再び湧き起こってくるのを東京の片隅で見守っていた。そんな著者がおでん屋のあり方、大人のふるまい方から、理想の文学に至るまで、静かに、時に饒舌につぶやいた百篇。とっておきの一本を開けたくなる珠玉のエッセイ集。 -
アメリカの社会変革 ──人種・移民・ジェンダー・LGBT
2009年、オバマが「チェンジ」を合言葉に登場。医療保険、同性婚支持、移民政策において、平等化への歴史に新たな一ページを刻んだ。八年後、トランプも「チェンジ」を訴えて登板した。「チェンジ」の価値化こそは、アメリカ文化の柱だ。しかし、どのような「チェンジ」か。本書は、アメリカの社会変革の原動力として、人種、移民、女性、LGBTの平等化運動を取り上げ、政治、経済、社会、文化の歴史的変化を見る。そして、トランプ政権による揺り戻しと、反動への抵抗勢力の激突を描き出す。 -
アメリカの覇権喪失と世界の転換
アメリカはついに覇権国の地位から脱落し、民主的な国際社会の構築という大実験のリーダー役を自ら放棄してしまった。なぜアメリカは覇権を失ったのか。中国はアメリカに代わる覇権国となりうるのか。急激に存在感を高めるグローバル・サウス、旧覇権国であるヨーロッパの国々の動向は? そしてその中で日本はどう動くべきなのか――大転換の時を迎えた国際社会における、世界各国の動きと今後の展望を、長年にわたり国際政治を見つめてきたジャーナリストが鮮やかに読みとく。 【目次】はじめに/第1章 世界がアメリカに引導を渡す/第2章 脇役の暴走が、世界の構図を書き換える/第3章 アメリカが失ったものの大きさを知るとき/第4章 中国の夢──単なる強大国か、真の覇権国家か/第5章 グローバル・サウスは従来の世界秩序に挑戦する/第6章 我々は民主主義を捨てられるのか/終章 ヨーロッパが「新たな世界」に向けて持つ意味/あとがき -
荒木飛呂彦論 ――マンガ・アート入門
漫画史に傑出する長編作品『ジョジョの奇妙な冒険』。抒情的かつ異風的であるこの芸術作品を、四半世紀にわたって描きつづける創造力の源泉はどこにあるのか? 技法を精緻に分析し、作品を漫画の歴史のなかに位置づけ、理論にもとづいて荒木飛呂彦の作風と物語の独創性を読み解く。ファン待望の漫画評論! -
有吉佐和子ベスト・エッセイ
研ぎ澄まされた美意識旺盛な好奇心と行動力 有吉佐和子のエッセイ集ベスト版! 『華岡青洲の妻』『恍惚の人』『青い壺』『非色』・・・・・・ 今また読まれている理由がこの1冊でわかる。歴史や社会問題、伝統芸能から現代人の心の機微まで、作品のテーマは多岐にわたり、また書くものは次々にベストセラーとなった昭和を代表する作家・有吉佐和子。若くして始まった作家人生を支えたのは美への探究心や旺盛な好奇心、行動力であった。その明るくバイタリティに溢れる人物像や創作の現場がうかがえるエッセイやルポルタージュをまとめる。ちくま文庫オリジナル・アンソロジー。 -
アルベルト・アインシュタイン ――相対性理論を生み出した科学者
20世紀を代表する天才は学校の落ちこぼれだった。激動の時代に翻弄されながらも、学問の領域を越えて世界平和を訴え続けた科学者の生涯とは。(巻末エッセイ・茂木健一郎) -
アンダークラス ──新たな下層階級の出現
非正規労働者のうち、パート主婦、専門・管理職以外の人々は、日本には約930万人いる。その平均年収はわずか186万円で、その貧困率は高く、女性ではそれが5割に達している。いじめや不登校といった暗い子ども時代を送った人が多く、健康状態がよくないと自覚する人は四人に一人の割合である。これら「アンダークラス」に属する人びとを、若者・中年、女性、高齢者と、それぞれのケースにわけ、調査データをもとにその実態を明らかにする。今後の日本を見据えるうえで、避けては通れない現実がそこにある。 -
安藤百福 ――即席めんで食に革命をもたらした発明家
チキンラーメンの発明が48歳のとき。挑戦するのに遅すぎるということはない。「常識」にとらわれず、食を通して人々の幸せを追い続けた男の物語。(巻末エッセイ・藤原和博) -
安楽死が合法の国で起こっていること
日本にも、終末期の人や重度障害者への思いやりとして安楽死を合法化しようという声がある一方、医療費削減という目的を公言してはばからない政治家やインフルエンサーがいる。「死の自己決定権」が認められるとどうなるのか。「安楽死先進国」の実状をみれば、シミュレートできる。各国で安楽死者は増加の一途、拡大していく対象者像、合法化後に緩和される手続き要件、安楽死を「日常化」していく医療現場、安楽死を「偽装」する医師、「無益」として一方的に中止される生命維持……などに加え、世界的なコロナ禍で医師と家族が抱えた葛藤や日本の実状を紹介する。 -
アーサー王物語
魔剣エクスカリバー、円卓の騎士、魔術師マーリン、騎士ラーンスロットの冒険、トリストラムとイソルテの悲恋、聖杯探求……。あらゆる英雄譚、恋愛譚、奇蹟譚の伝承が詰まったファンタジーの宝庫──「アーサー王伝説」。本シリーズは、1485年刊行の原典・キャクストン版を、全訳し紹介する、本邦初の完訳版。「1」は、原書全21巻のうち1巻から6巻までを収録。 -
RPGのつくりかた ――橋野桂と『メタファー:リファンタジオ』
JRPGを牽引する、アトラスのゲームクリエイター橋野桂。最新作であり集大成となる『メタファー』開発の軌跡が、この1冊に。キャラクター、シナリオ、バトル、日常、UI担当者の証言や、貴重資料を多数収録。ものづくりに関わるすべてのひとに贈る、傑作ノンフィクション。 -
イエスは四度笑った
キリスト教において正典とされる四つの福音書のどこにも、イエスの笑いは出てこない。だがナイル川流域の土中から1970年代に発見された『ユダの福音書』では、イエスは四度笑っている。一人のグノーシス主義者によって書かれたこの笑いはいったい何を意味するのか。じつは四度ならず、イエスは大いに笑ったのだ――『寅さんとイエス』で、イエスが寅さんのようなユーモアに満ちた存在だったことを描き出したカトリック神父が、聖書のミステリーに挑む。 【目次】はじめに/第一章 イスカリオテのユダと『ユダの福音書』/第二章 イエスを四度笑わせた『ユダの福音書』/第三章 正典福音書におけるイエスの〈怒り・苦しみ・悲しみ・喜び〉/第四章 正典福音書におけるイエスの〈ユーモア〉/第五章 正典福音書におけるイエスの〈笑い〉/追記1 聖夜を前に聖書ひもといて/追記2 ガザの「壁」/おわりに -
生き地獄天国 ――雨宮処凛自伝
プレカリアート(不安定層)問題について運動、執筆し、注目される著者の自伝。激しいイジメ体験→ビジュアル系バンド追っかけ→自殺未遂→新右翼団体加入→愛国パンクバンド結成→北朝鮮、イラクへ→右翼をやめてから現在に至るまで。息苦しい世の中で死なないために。 -
いくさ世を生きて――沖縄戦の女たち
敗戦、占領を経て、復帰後は基地と観光の島と化してしまった沖縄で、女であるがゆえに負わなければならなかった過去に口を固く閉ざし、沖縄戦の深い傷痕をかかえて生きてきた女たちが、ひとりひとりの命こそが宝である世の中を願って、その胸のうちを語った。戦争の惨禍を知る人々が次第に少なくなる中、決して忘れ去られてはならない記憶の数々。 -
池上彰の経済学入門
「資源の最適配分」「社会のみんなが幸せに」を考えるのが経済学です。市場、貨幣、景気、資本主義、株式会社……経済の仕組みが分かると、世の中の仕組みが分かります。キホンの仕組みや考え方を身近な例から分かりやすく解説します。 【目次】はじめに/第1章 ものの値段はどう決まる?/第2章 「お金」はどうして価値がある?/第3章 「景気」が世界を動かす/第4章 人間が主人になろうとしたが――「社会主義」の失敗/第5章 資本主義も「社会主義」を取り入れた/第6章 資本主義が勝った?――「新自由主義」の誕生/第7章 「株式会社」って何だろう?/第8章 「社会のしくみ」は「経済のしくみ」/おわりに――買い物は「投票行動」だ -
居酒屋の誕生 ――江戸の呑みだおれ文化
寛延年間に生まれた居酒屋は、雨後の筍のように増え続け、文化文政の頃には人口比率でほぼ現在と同じ規模の産業に成長する。食文化を豊かにし、さらには幕府の各種規制を撤廃させていく原動力ともなった居酒屋の歴史を、日記や川柳、随筆、書簡、触れ書などから丹念に掘り起こす。 -
石井桃子 ──児童文学の発展に貢献した文学者
『くまのプーさん』をはじめ、うさこちゃんやピーターラビットなど今でも子どもたちに愛されているシリーズを翻訳した石井桃子の生涯を綴る。 -
意識の不思議
意識はどこにあるのか? 脳はただの物質で、脳で行われているのは単なる電気信号の伝達だ。なのに、私たちは、何かが見えていると感じたり、リンゴは赤いなぁと感じたりする。脳のどこで何をどのように感じているのだろう? 電気信号がある時に意識となるのなら、機械にも置き換えられるのだろうか? 意識が湧くその仕組みが分かってくると理論的には脳と機械を繋いで意識をアップロードすることも可能になるかもしれない。私たちは機械の中で生き続けられるのか?? 壮大な研究に挑む。 (1)意識はどこにあるのか? 意識はどのように発生するのか? そのメカニズムから意識を機械に移植するという脳神経科学の最先端の研究までをわかりやすく解説。(2)私たちの身体や脳は電気仕掛けで動いている。では、私たちが感じているこの「意識」はいかに生じるのか? 意識の発生するメカニズムから、意識を機械に移植するという脳神経科学の最先端までを分かりやすく解説。 【目次】第一章 意識について三つの不思議/第二章 脳を研究する方法/第三章 脳と機械はどう違うのか/第四章 機械脳の作り方/第五章 機械の中の意識を確かめる/第六章 意識を機械にアップロードする/第七章 デジタル世界で生きる未来 -
石原莞爾 ――信仰に導かれた戦略家
ユートピアのための戦争は正しいのか 昭和陸軍の「異端児」として名高い石原莞爾。「最終戦争」を唱え、満州事変を計画し、実践した。だが満州国設立後、日中戦争の拡大に反対し、一線を退く。そうした経歴から、石原の戦争責任については様々な評価がこれまで与えられてきた。戦争のみならず永久平和と世界統一のユートピアも論じた彼の多様な主張の背景には、独自の日蓮仏教信仰運動がある。その宗教性を理解しなければ、日本陸軍を大きく動かした思想を見落とすことになる。日本の近代思想に潜む宗教性を研究してきた著者による石原莞爾理解を刷新する一冊。 === 【目次】 第一章 日蓮主義との出会い――信仰者の夢 1 一青年将校の世界観形成 2 日本社会の問題とどう向き合うか 3 将校たちの日蓮信仰 4 石原にとっての日蓮主義 第二章 世界最終戦争論の構想――軍事思想家の誕生 1 漢口での生活 2 はじめての洋行 3 戦争の論理 4 宗教としての戦争 第三章 世界統一――弥勒の世界をめざして 1 世界統一と永久平和 2 イデオロギーの怪物 3 進化する人類 4 分断を超えるユートピア 第四章 東亜連盟への期待――宗教的指導者の改革戦略 1 昭和維新 2 追いやられる夢 3 理想の支持者たち 4 朝鮮人の居場所 第五章 女性解放者の実践――日蓮仏教の龍女成仏 1 女性解放という戦略 2 家庭という前線 3 婦人の昭和維新運動 終章 最後の夢――戦後の歩み 1 敗戦と戦後 2 遺される思想 3 石原主義 === -
維新の夢 ──渡辺京二コレクション1 史論
『逝きし世の面影』の著者渡辺京二は、日本近代史の考察に、生活民の意識を対置し、一石を投じてきた思想家である。その眼差しは表層のジャーナリズムが消費する言説の対極にある。本巻には、西欧的な市民社会の論理では割り切ることのできない、大衆の生活意識にわだかまる「ナショナル」なものを追求した「ナショナリズムの暗底」、明治国家への最大の抵抗者としての西郷隆盛を常識的定説から救抜する「逆説としての明治十年戦争」、北一輝と日本近代の基本的逆説の関連を問う「北一輝問題」など、日本近代史を根底から捉え返すことを試みた論考を集成する。 -
イスラームからお金を考える
(1)イスラームには利子の禁止や喜捨の義務など信仰に基づいた経済の仕組みがある。今急速に発展しつつあり、世界の金融危機にも揺るがないイスラーム経済とは? (2)お金のもうけ方について独自の教えがあるイスラーム。利子の禁止や喜捨の義務など信仰に基づいた経済の仕組みとは? 急速に発展してきているイスラーム経済の知恵に学べば金融資本主義を乗り越えられる!? (3)お金もうけが天国へのパスポート。/イスラームの世界では、助け合い精神で経済が回っている。お金を持っている人が持っていない人へ与える喜捨や銀行が無利子で事業へ出資し、儲けが出たら分配するムダーラバという仕組みだ。どちらも自分の利益のためにお金を使うのではなく、信仰に基づいた行動なのだ。現在の金融資本主義社会が抱える問題と限界を克服する、古くて新しい考え方、それが「イスラーム経済」だ。 -
位相のこころ
位相は“近い”という日常感覚を数学的に厳密にとらえ直したもの、といってよく、現代数学において最も基本的で重要な概念の1つである。歴史的には、18世紀から19世紀末にかけて解析学が進展していくなかで、極限・収束・連続性などをめぐる議論から位相空間論が生まれ、20世紀における関数解析学の展開によって、より抽象的に定式化されていった。本書は、数学の意味・こころを語る達人である著者が、1950年代、60年代、70年代に、位相をめぐって書き綴った「位相解析入門」「位相用語集」「位相構造」という3つの文章からなる。著者の名調子に乗せられて、位相のこころを体感してみよう。 -
イソップ寓話の世界
イソップの動物寓話は、子ども向けの人生訓話としてなじみ深いものである。けれども、ほぼ同時代のソクラテスやアリストパネス、ヘロドトスなどによってすでに真剣な考察の対象とされたように、そこには読み手の立場によって多様な解釈を許容する、奥行きをもった世界が展開されている。では、イソップとは誰なのか。それはいかなる経緯によって成立し、流布されていったのだろうか。先行文明としてのメソポタミアやエジプトをも視野に入れながら、イソップ寓話をとりまく謎に迫る。 -
偉大な数学者たち
ガウスは50桁ぐらいの計算はものともしなかった。むしろ楽しみですらあった。しかも数字に異常な記憶力があり、いちど計算したことのある数は自在に取り出すことができた。整数の研究にも熱情を注ぎ、法則の発見のために独力で大きな数表をつくった。素数の表、二次剰余・非剰余の表、1000以下の素数の逆数の表……。このように数学の神に導かれたガウスもいたし、一生を数学に生きたオイラーもいた。狂熱に引きまわされ短い生涯を駆け抜けたアーベルやガロアもいた。他にアルキメデス、ニュートン、ライプニッツなど全20人が登場。天空を舞うような彼らの高揚感を熱くつづった「数学者物語」。 -
市川房枝 ――女性解放運動から社会変革へ
現在より遥かに女性の地位が低かった戦前に、周囲の反発や無理解を乗り越えて婦人参政権運動に取り組み、女性の地位向上につとめた運動家の生涯。(巻末エッセイ・辻元清美) -
一番わかりやすいブラックホールの本
何でも際限なく飲み込み表面では時間も止まる謎の多い天体、ブラックホールはどんな「穴」? そもそも何なのか? 宇宙誕生の謎にも繋がる研究を丁寧に解説。◆ブラックホールは物質を飲み込んで大きくなり、光が脱出できないほどの重力を持っている謎の多い天体だ。近年、直接観測と撮影の成功によって研究が飛躍的に進展。ブラックホールの周囲の構造からわかる事、超大質量ブラックホールは太陽系サイズ!? 宇宙誕生と同時にできたものもある!? ブラックホールには近づく方法はあるのか? 宇宙誕生の謎にも繋がるブラックホールとはどんな天体なのかを探る1冊。 【目次】プロローグ ついにブラックホールが“見えた”!/第1章 ブラックホールとは何なのか/第2章 ブラックホールとはどんな天体なのか/第2章 ブラックホールはどうやって見つかったのか/第4章 〝仮想〞ブラックホール有人探査/第5章 ブラックホールが発した重力波をとらえよ!/第6章 ブラックホールの写真 を撮影せよ!
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