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Posted by ブクログ
買ったのは5年前で、ずいぶん積読になっていた。著者である蔵本由紀先生の本としては2冊目である。数式を使わずに言葉だけで記述しているためか、文章が難しいと感じた。おそらく文章の書き方が私とは違うためだろう。哲学的な議論は若干「言い過ぎ」の感がなきにしもあらずだが、ご専門の物理学の立場から考えるとこのような言い方になるのだろう。たとえば「ロボットは果たして意識(心)を持ちうるか」という議論が二元論だとして懐疑的な意見を述べておられる。これはAI研究者として見た場合、「意識(心)の働きと呼ばれるものを人工的に作りうるか」という意味だと捉えれば、決して二元論だとは思えないのである。
Posted by ブクログ
物理学者である著者が、科学的視点や自然観とは何かを問い直すという、壮大で根源的な問題に取り組んだ書物。
三部に分かれ、最初と最後の方は比較的平易だが、肝心の「非線形科学」に触れられている第2部が、物理学の素養のない私にはちょっと難しかった。
「非線形科学」についても、非常に簡潔に述べられており、素人の私には把握しきれない。たぶん本書は、広く一般人のために書かれたというよりも、自然科学をある程度以上学んできた学徒に向けて書かれたものと位置づけるべきだろう。
リズム現象など興味深いエピソードもあったが、とにかく把握しきれないために頭に残らなかった。残念。
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