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漫画史に傑出する長編作品『ジョジョの奇妙な冒険』。抒情的かつ異風的であるこの芸術作品を、四半世紀にわたって描きつづける創造力の源泉はどこにあるのか? 技法を精緻に分析し、作品を漫画の歴史のなかに位置づけ、理論にもとづいて荒木飛呂彦の作風と物語の独創性を読み解く。ファン待望の漫画評論!
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Posted by ブクログ
そこまで読み取るのか?と思えるほど細かいジョジョ内の解釈や、それぞれの部同士のつながりには驚くばかり。そういう意味では、なるほど~な発見多数う。もう一度ジョジョのシリーズをつまみ読みした気にさえなった。ただ、本当に荒木先生、そこまで考えているかなあという気がしないでもない。あと、荒木先生やジョジョシ...続きを読むリーズを持ち上げすぎなところも若干鼻につく。未読の『死刑執行中脱獄進行中』は読んでみようと思う。
僕にとって「ジョジョの奇妙な冒険」は、まあ一種の経典のようなものなのだけど、同じ神を抱いてもまったく別の宗教になり、宗教間の争いが起こることが、何か少し理解できたような気がする。 タイトルに荒木飛呂彦論と銘打っているのに、荒木飛呂彦そのものへのスポットはあまりあたらず、ほとんどはジョジョの奇妙な冒険...続きを読むの重箱の隅(あるいは重箱そのもの)に壮大な意味を持たせよう、と。強いコレジャナイ感。こうなると、「いやきっと、荒木先生はそんなこと考えてないと思うよ」と突っ込みながらライトに読むほうがいいかなあ〜。でも考えてるかもしれないからなあ〜。
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