加藤幹郎の作品一覧
「加藤幹郎」の「荒木飛呂彦論 ――マンガ・アート入門」「映画館と観客の文化史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「加藤幹郎」の「荒木飛呂彦論 ――マンガ・アート入門」「映画館と観客の文化史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「日本語で書かれた初めての包括的な映画館(観客)論」(あとがきより)。
映画館の文化史論であり、と同時に観客の文化史論。映画館における観客の構成、態度、考え方について、興味深く論じられている。映画好きで、かつ映画館好きの私にとっては、読書中幸福感を得ることができた。
本書はアメリカ篇と日本篇の2部に分かれる。
アメリカ篇では、移民が映画を通じていかに同化されていったか、観客がいかに静粛性を尊重するようになったか、また観客が徐々に均質化されていった過程も詳細に説明される。初期のニッケルオデオン(常設映画館)で、観客はフィルムの入れ替え時間に合唱するというエピソードは楽しい。
日本篇では、弁