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Posted by ブクログ 2024年04月14日
アレントが、ナチスを例にした全体主義、アイヒマン裁判を通じて表した悪の凡庸さ。人が、どうしてそれらを受け入れたか、それらをどう防ぐことができるかを思考したことを解説する良質な入門書。
今、世の中に上げる声が、自らで思考したものなのか、自己愛だけで他者への意識が欠けてないか。
結局、そこに行き着くのに...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月30日
"昨年の後半からハンナ・アーレントを集中的に読んでいる。
もともと気になる思想家だったんだけど、今、なぜアーレントかというと、世の中が全体主義的なものにむかっているのではないかという感覚的な怖れがあるのだと思う。
そして、人間の多様性と異なる人との対話とか、自分の内面の一貫性(インテグ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月27日
これは理解しやすくまとめられた一冊。
『全体主義の起源』『人間の条件』『イェルサレムのアイヒマン』3作に焦点を絞り、社会の良識がいかに崩壊するのかを問う。伝統的な道徳規範にしたがっていた多くの人が、どうしてナチスを支持したのか? さらに言えば戦後は再び転向することになった異様さを論じる。これは日本も...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月18日
アーレントの思想の全体像をわかりやすく解説している入門書です。
『全体主義の起源』や『人間の条件』で論じられている公共性の問題にまつわるアーレントの議論を明快にときほぐし、そこでの議論にもとづいて『イェルサレムのアイヒマン』でアーレントが何を問題にしているのかということに切り込んでいきます。その上...続きを読む
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