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雑誌のミステリー紹介コラム「フラグランテ・デリクト」と、監修を担当した海外推理小説のシリーズの作品解説を集めた「クライム・クラブ」の2つをまとめた1950~60年代にかけての欧米のミステリーブックガイド。J・Jにしか成しえない圧倒的な情報が詰まった一冊であり、独特の語り口は、今をもってなお新鮮である。また、当時の海外ミステリー事情の貴重な資料にもなっている。
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Posted by ブクログ
ちくま文庫 植草甚一 雨降りだからミステリーでも勉強しよう 海外の新人ミステリー作家の書評。採点厳しめ。著者の書評ポイントは、作品の滑りだしの文章、結末に至るプロット、人物描写など 書評より面白かったテーマ *イアンフレミングの「想像力だけでスリラーを書くのは無理であり、体験が必要」という...続きを読む話 *シムノンの「小説を書くには、登場人物と同じように生きなければならない」という話 *400冊以上のミステリーを書いたジョンクリーシーの小説を書くためのアドバイス イアンフレミング 「尊敬されるために書くのか、金をもうけるために書くのか、けじめをはっきりさせておかなければならない。ぼくは遊びたいし、そのために必要な金がほしいから書くのだが」 「ハメットやシムノンのようにいい知恵は浮かばないにしろ〜実際には起こりそうもないけど、やっぱり起こる可能性はあるという現実社会とのつながりを失わないようにしていく」 「体験がどうしても必要〜想像力だけでスリラーを書くのは無理だ。友人の経験談、新聞記事が想像力とむすびつき、資料調査を充分にやれば、書きたものに真実味が加わる」 シムノン 「小説を書くには登場人物と同じように生きていかなければならない〜登場人物を通して自分の気持ちを語りたいわけではない」 「自分を分析したことはない、ぶんせきするのは批評家であり、自分のことは構わない性質だから、小説のなかに入りこんでいくことはない。他人を理解しようとしているのであって、自分を理解しようと思わない」 ジョンクリーシーの小説を書くためのアドバイスのうち面白いもの *調べるのは書き上げてから、先にやるのは損 *こうして完成したら、忘れてしまうこと〜忘れるための最良の方法は、つぎの作品に着手すること
欧米文学評論家、植草甚一さんによる海外ミステリー書評集。文庫版にして600ページ近い圧倒的なボリュームに加え、巻末には作者名・作品名が併記された索引もついてます。 調べてみたら、この本のオリジナルは1972年出版だったようで、つまりこの本で紹介されている海外文学も必然的にそれより少し前の時代、19...続きを読む50年から1960年代の作品ということになるわけです。 この本で紹介されている作品は、当時はほとんどが翻訳されていなかったようですが、今はだいぶ翻訳が出ているようです。この本を参考に買ってみた文庫サイズのミステリーもいくつかあります。 なにぶんにも読みごたえのありすぎるブックガイドなので、一気に読み切って参考にするというより、折を見てどこかのページを開き、面白そうな作品を掘り起こす、という使い方をするのがいいのかなーと思います。
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