作品一覧

  • 日本の風水
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    1巻1,870円 (税込)
    古代中国から日本に伝わり、都市、住宅、墳墓を造る際など様々に利用されてきた風水。しかし実は、「気」信仰のない日本は独自に風水の解釈を変容させた。その違いをひもとけば、日本の信仰のありようが見えてくる! <目次> 第一章 風水とは何か 第二章 日中文化の気 第三章 中国風水論の展開  第四章 大陸の四神論 第五章 日本の風水論 第六章 魔除け 日本と中国  第七章 日本人の水の信仰 第八章 日本人のやすらぎの空間
  • 元禄歌舞伎の研究 増補版
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    1巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「元禄歌舞伎―成立と展開―」「元禄歌舞伎前後」「近世演劇史の構想」の三部構成で付録として「初代市川団十郎年譜」を収録。「芸尽しとしての歌舞伎」「歌舞伎の源流」を増補。
  • 近松世話浄瑠璃の研究
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 成立論、上演形式、世界と方法、雑考・資料、の4部構成で近松の世話浄瑠璃を問う。
  • 近世芸能史論
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    1巻20,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近世芸能史の中心は歌舞伎と人形浄瑠璃であるが、もう一つ付け加えるなら浮世絵である。密接な交流があるこの三者の相互干渉を具体的に考察した書。
  • 日本人と遠近法
    4.0
    日本の浮世絵はなぜ遠近法をもたなかったのか。浮世絵に限らず、日本の美術は中国やヨーロッパの影響によるものを除き、独自の遠近法をもたなかった。しかし、写実の範囲を超えた造型方法である「視点の移動」が見られる。そこには日本人の伝統的なものの見方が反映されているのではないだろうか。遠近法を突破口に、浮世絵、歌舞伎、宗教から浮き彫りにされる個と全体との関係を論じた日本文化論。
  • 安倍晴明伝説
    3.0
    1巻715円 (税込)
    「陰陽師」安倍晴明にはいくつもの顔がある。「宮廷に仕える高級官僚」「超能力者」「中性的な魅力を持つ美青年」…。だがそのいずれも真の晴明像を正確に伝えてはいない。天皇の運命まで左右した数々のエピソードを持つ「高級官僚」としての晴明像と、「狐から生まれた子」という超人伝説は、どのように結びついていくのか。晴明を祖とあおぐ二つの系統の陰陽師たちがつくりあげた虚像の形成過程を丹念に読み解いていくと、新しい「もうひとつの晴明伝説」が浮かび上がってくる。
  • 曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島 現代語訳付き
    3.8
    近松門左衛門の世話浄瑠璃初作「曾根崎心中」ほか「冥途の飛脚」「心中天の網島」を収載。江戸の人々を熱狂させた近松の世界を現代語訳で読む。演劇好きなら当時の言葉のままの原文で読むのもおすすめ。
  • 日本人と遠近法

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    浮世絵には科学的遠近法がないとのこと。
    芸術は制約が大きく、不足しているものがあった方がよい場合もある。

    ps.
    根回しについての説明が最後にある。
    日本の根回しは、木の移植が原義だ。
    農業国ならではの技術。

    0
    2011年09月19日
  • 日本人と遠近法

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    日本の浮世絵はなぜ遠近法をもたなかったのか。
    浮世絵に限らず、日本の美術は中国やヨーロッパの影響によるものを除き、独自の遠近法をもたなかった。
    しかし、写実の範囲を超えた造型方法である「視点の移動」が見られる。
    そこには日本人の伝統的なものの見方が反映されているのではないだろうか。
    遠近法を突破口に、浮世絵、歌舞伎、宗教から浮き彫りにされる個と全体との関係を論じた日本文化論。

    [ 目次 ]
    1 遠近法とはなにか
    2 日本美術の遠近表現
    3 ヨーロッパ美術の線遠近法
    4 浮世絵の遠近法
    5 錦絵の誕生
    6 視形式の特殊性
    7 絵画の目的
    8 アニミズムと一神教
    9 日本の型文化と

    0
    2014年10月27日
  • 曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島 現代語訳付き

    Posted by ブクログ

    近松の心中には、逃げてゆくと言うより、死に向かって不可避的に邁進して、ぶつかって行くような印象を受けます。「心中天の網島」は篠田正浩も映画化していますが、これも非常に優れています。

    0
    2010年02月13日
  • 曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島 現代語訳付き

    Posted by ブクログ

    『曾根崎心中』は文楽で見ていたが、読むのは初めて。他に『冥途の飛脚』と『心中天の網島』の有名作を収録。校注を読み終わってから現代語訳を読むようにしたが、やっぱり難しい。訳があってよかった。しかしどの話も切ないなぁ。お初・徳兵衛、梅川・忠兵衛、小春・治兵衛と対で語られる二人の転落物語だし、当時はかなりホットなゴシップだったのだろうが、なんとも美しく描かれている。

    0
    2020年09月23日
  • 曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島 現代語訳付き

    Posted by ブクログ

    有名どころの3編が掲載されています。こなれた現代語訳なのでとても読みやすく臨場感があります。
    元々冥途の飛脚を目的に読んだのですが、自分のメンタリティの関係で、転落していく主人公に対して見てられない感じがして、思った以上に楽しめなかった自分がいました。共感性羞恥が発動されてしまったような気がします。自分自身のどこかに、自分もこの主人公のようにふとしたはずみで転落してしまうのではないかという意識があるのかもしれないと思った作品でした。単純に悲しい話の時は、何ともない事が多いのになぁ。

    0
    2017年10月09日

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