角川文庫 - 深い作品一覧

  • 風物語
    3.0
    1巻462円 (税込)
    三十四歳の加世子に、人生のさまざまな風が吹きぬける。愛や苦痛をはらんだ、実にさまざまな風が――建築家の夫との別居、新しい恋、その恋人の海外赴任、自分自身の仕事への復帰、親友の自殺未遂、それに端を発した親友と夫の裏切りの発見、離婚――。今度こそ幸せをつかもうと、ひたむきに正直に生きる魅力的な女主人公の不安と嫉妬と心の緊張を、見事な風の情景描写で鮮やかに浮きぼりにした、話題の長編小説。
  • 風燃ゆる
    4.0
    争乱の続く時代、小館の領主・佐双顕猛の砦が風嶽党に襲われ、側室のお蓮の方が攫われた。顕猛は、この不始末に対し、正室の子である壬四郎に、側室奪還を命じる。無理難題を押しつけられ、孤立無援の壬四郎に助け船を出したのは、客将の福坂幹是軒だった。だが、供をするのは、襲撃時役立たずだった足軽頭のみ。領主の思惑が見えぬなか、幹是軒は、奪還へ向けて仲間を集めはじめるが――。痛快無比の書き下ろし長篇時代小説。
  • 家族の絆
    3.0
    「キレる」子供が増えて生徒が教師を刺してももはや誰も驚かない現代日本。その原因は、母性一色に染まった日本人のキャラクターにあるのではないか。結婚後、作家修行のために子育て、主夫業に挑まざるをえなくなった著者が必死に築いた“家族の絆”、そして体感した父性の確かな手応え。家父長制とは正反対の鈴木流“父性”こそが、家族を、日本の社会を希望ある未来に導くのでは? すべて子育てパパ、ママに贈る勇気のでるエッセイ集。
  • 火宅の女─春日局
    3.0
    おふく四歳の時、明智光秀に従い織田信長を討った後、父は捕えられて処刑された。身分を隠して母方・稲葉家の養女として成長したおふくは小早川秀明の重臣・稲葉正成の後妻となる。しかし関ケ原の戦いで裏切り者の烙印を押された秀明の恨みを受け、正成は浪人となる。徳川支配が確固になると見るや、おふくは二代将軍・秀忠の正室、お江与の方に乳母として仕えることを決心した。――春日局おふくと後に三代将軍・家光となる竹千代との運命的な出会いであった。
  • かたみ仕舞い
    5.0
    日本橋で四代続いた唐物屋「西湖堂」のひとり娘・小夜は、店の再興を願い、かつて店を裏切った丈四郎の「玉寶堂」の門を叩いた。商いを教えてほしいと、ひと月通い、ようやく小夜に与えられた仕事は、死者の遺品を選別する「かたみ仕舞い」だった──。浅草の髢屋の大女将・千代の遺品を整理するため、「菱屋」を訪ねた小夜は、そこで、不自然な長さの刀剣を見つける。小夜は、その剣に他の遺品にない千代の想いを感じるが……。
  • 渇水
    3.6
    1巻748円 (税込)
    市役所の水道部に勤め、水道を止める「停水執行」を担当する岩切は、3年間支払いが滞っている小出秀作の家で、秀作の娘・恵子と久美子姉妹に出会う。小出の妻は不在、秀作も長いあいだ家に戻っていなかった。姉妹との交流を重ねていく岩切だったが、停水執行の期限は刻々と迫っていた――。芥川賞候補にもなった表題作「渇水」を含めた3編を収録。厳しい日常を懸命に生きる人々を濃密に描き出す、絶望の底に希望の光がきらめく作品集。
  • 河童の三平 上 貸本まんが復刻版
    4.3
    1~3巻803~836円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 河童にそっくりな人間の子ども、河原三平は、ひょんなことから河童の世界に迷い込んでしまう。それをきっかけに、河童の長老の息子が人間世界へ留学することに……。古き良き日本の田舎で繰り広げられる大騒動! 水木サン貸本時代の最高傑作漫画!
  • 角川映画 1976-1986[増補版]
    3.6
    1970年代半ば、低迷していた日本映画界に登場した角川映画は、日本初の本格的メディアミックスだった! 小説と映画と主題歌をヒットさせ、ベストセラー作家とスターを生んでいく。「犬神家の一族」に始まり、「野性の証明」「復活の日」等の大作、「セーラー服と機関銃」「時をかける少女」等のアイドル映画。疾風怒涛の10年を描くノンフィクション。 2016年「セーラー服と機関銃-卒業-」(主演・橋本環奈)、「エヴェレスト 神々の山嶺」(主演・岡田准一、阿部寛)など角川映画40周年記念映画が公開。本書も40周年を記念して、大幅加筆で待望の再登場! 角川映画1986年以降、角川歴彦の「新生角川映画」、角川映画40周年の大きな流れも加筆して描く増補版!
  • かなえられない恋のために
    3.9
    誰かを思いきり好きになって、誰かから思いきり好かれたい。かなえられない思いも、本当の自分も、せいいっぱい表現してみよう。すべての恋する人たちへ、思わずうなずく等身大の恋愛エッセイ。
  • 哀しい殺し屋の歌
    5.0
    俺の狙った相手で逃げのびた奴は一人もいない――ろれつも回らぬ程酔っ払った老人は、昔は辣腕の殺し屋だったとくり返す冴えない男。ところが泥酔した彼が、何故か上品な美女にさらわれた。その上、見知らぬ少年から殺人の依頼が……! 人生の哀切をユーモア・タッチで描く傑作サスペンス2編。
  • 悲しみがとまらない 恋愛ソング・ブック
    5.0
    “悲しみがとまらない”“シングルアゲイン”“駅”等々大ヒットソングをモチーフにした、12のラブストーリー。理想的な恋愛とそれを彩る女友達との過不足ない友情。その両方が備わった、輝かしい「青春」を得るために、ひたむきさと計算を同時進行させる女の子たちの、小さな戦いの物語。
  • カナリア外来へようこそ
    3.6
    1巻770円 (税込)
    街の片隅にある小さな医院、保泉クリニック。院長の代替わりを機に始まったのは、過敏症の人向けの特別外来だ。 特定のにおいで頭痛が起こるWEBデザイナー、早期退職した夫との時間が増えた途端、体調を崩しがちになった主婦、ある日突然味覚障害になった料理人……。 様々な悩みを抱える患者たちを出迎えるのは、仏頂面で不愛想な女性医師と、優しいけれどおっちょこちょいな男性看護師という、ちょっと変わった2人だった。 心温まる新感覚医療小説、開幕!
  • 金より価値ある時間の使い方
    完結
    3.8
    メンタリストDaiGo氏推薦! 「SNSやショート動画、不要な人間関係で自分の時間をムダに失う、つまり全ての人類へ。」 この45分の読書が人生に奇跡を起こす。――時は金なりと言うが時間は金よりもずっと価値がある。しかも全ての人に平等に与えられ誰にも奪えない。どう使えば限りある人生をよりよく生きられるのか。「毎朝あなたの財布には24時間がつまってる」「1晩おきの1時間半がきらめく真珠に」「原因と結果の法則を叩きこめ」等、心に刺さるメッセージが満載。時代と国境を超え多くの知識人に愛される時間術の名著、新訳! 解説・特典も充実。 原題 How to Live on 24 Hours a Dayの新訳! 目次 はじめに 賢いワーク・ライフ・バランスは一杯のお茶から 第1章 毎朝あなたの財布には二十四時間がつまってる! 第2章 知的好奇心を持てば本当の人生が送れる 第3章 「時間がもっとあるとき」など決してこない 第4章 一日のプロローグとエピローグという考えを捨てる 第5章 一晩おきの一時間半がきらめく真珠になる 第6章 一週間を六日とし週七時間半で奇跡を起こす 第7章 史上最高の賢人たちの提案――「思考の集中」 第8章 幸福になるための内省時間は夕方の帰り道に 第9章 教養を身につけることで充実する毎日 第10章 原因と結果の法則を叩きこみ退屈な人生を変える 第11章 読書好きのあなたに勧める「熟慮を要する読書」 第12章 日常に奇跡を起こす最初の一週間  解説  ハズリットのエッセイ「詩一般について」抄訳  オシアン「セルマの歌」夏目漱石訳  時間をめぐるシェイクスピアの名言  訳者あとがき
  • 彼女が知らない隣人たち
    3.2
    地方都市で暮らす三上咏子は、縫製工場でパートとして働きながら、高校生の翔琉と小学生の紗希、夫の丈史と平凡な毎日を送っていた。ある日の夕方、駅近くの商業施設から白い煙が上がるのを目撃。近くの塾に通う息子が気になり電話を掛けるが、「誰かが爆弾を仕掛けたテロだ」と興奮して語る様子に違和感を覚える。翌日、今度は市立図書館でも同様の事件が発生。いったいなぜこの町で、こんなことが? 咏子は今まで気にも留めなかった、周囲の異変に気がついていく・・・・・・。
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない
    4.3
    1~2巻792~836円 (税込)
    同性愛者であることを隠して日々を過ごす高校生・安藤純は、BL (ボーイズ・ラブ)好きの同級生・三浦紗枝の告白を受け入れ、付き合うことに。しかし、純には身体を許す既婚の中年男性のパートナーがいて……。純、紗枝を応援するクラスメイト、唯一純の苦悩を受け入れ共有してくれるネット上の友人「ミスター・ファーレンハイト」……周囲との軋轢の中、すれ違う二人が導き出した理想の関係とは? 決して交わることのない少年と少女が、壊れそうな関係を必死に守ろうとする姿を追う感動の青春群像劇。
  • 彼女の色に届くまで
    3.9
    画家を目指す僕こと緑川礼は謎めいた美少女・千坂桜に出会い、彼女の才能に圧倒される。僕は千坂と絵画をめぐる事件に巻き込まれ、その人生は変化していく――。才能をめぐるほろ苦く切ないアートミステリ!
  • 神々の山嶺 上
    4.0
    1~2巻715~770円 (税込)
    天賦の才を持つ岩壁登攀者、羽生丈二。第一人者となった彼は、世界初、グランドジョラス冬期単独登攀に挑む。しかし登攀中に滑落、負傷。使えるものは右手と右足、そして――歯。羽生の決死の登攀が始まる。
  • エヴェレスト 神々の山嶺
    4.3
    1巻1,430円 (税込)
    世界初のエヴェレスト登頂目前で姿を消した登山家・ジョージ・マロリー。謎の鍵を握る古いカメラを手に入れた深町誠は、孤高の登山家・羽生丈二に出会う。山に賭ける男を描いた山岳小説の金字塔が、合本版で登場。 ※本書は一九九七年八月、集英社から刊行されたのち、二〇〇〇年八月に集英社文庫として刊行されました。その後、二〇一四年六月に角川文庫として刊行された上下巻を合わせて合本版としました。
  • 神狩り
    4.3
    弥生時代の遺跡で発見された《古代文字》。情報工学の天才島津は、その解明に挑んだが、次第に驚くべきことが明らかになる。それは、人類には理解できない言語構成だったのだ。この不可思議な言語をあやつるのは、人類をはるかに超えた存在“神”ではないのか! その時――突然、島津の心に現われた男が、すさまじいオーラを発散させながら叫んだ。〈全て忘れろ〉。もし、これが神だとしたら、我々は神に挑戦することになるのか? 神は人類に対して悪意に満ちているのだろうか。
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
    4.1
    1~2巻704~946円 (税込)
    老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。要求額を用立てるために危険な橋を渡った帰り道、へらへらした警察官に声をかけられ――。第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作「偽りの春」をはじめ、“落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する、心を揺さぶるミステリ短編集。
  • 紙婚式
    3.7
    一緒に暮らして十年、小綺麗なマンションに住み、互いの生活に干渉せず、家計も完全に別々、という夫と妻。傍目には羨ましがられるような二人の関係は、夫の何気ない一言で裂けた。一緒にいるのに満たされない、変化のない日常になってしまった結婚のやるせなさ、微かな絆に求めてしまう、そら恐ろしさ。表題作「紙婚式」ほか、結婚のなかで手さぐりあう男女の繊細な心の彩を描いた、直木賞作家の珠玉の短編集。
  • 神様の裏の顔
    3.8
    神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。
  • 神と野獣の日
    3.6
    「重大事態発生」。官邸の総理大臣に、防衛省統幕議長がうわずった声で伝えた。Z国から東京に向かって誤射された核弾頭ミサイル5個。到着まで、あと43分! SFに初めて挑戦した松本清張の異色長編。
  • 神谷美恵子日記
    4.6
    人は何のために生きるのか。苦しみと悲しみの極にあるとき、人はどのように生きる意味を見出せばよいのか。人間の「生きがい」について深いまなざしを注いだ精神科医・神谷美恵子。彼女自身も様々な苦悩や葛藤のなか、生涯をかけて自らの生きがいを懸命に追い続けていた。その日記にはときに自分らしい生への熱く激しい渇望が、ときに日常にひそむ人生の静かな喜びが、いきいきと語られている。人が本当に生きるとはどういうことなのか、読む者の心に深く問いかける真摯な魂の記録。
  • カムイの剣 1巻+2巻 合本版
    2.0
    1巻726円 (税込)
    海賊の黄金時代、彼らの覇者として7つの海を暴れまくったキャプテン・キッド。彼が生涯をかけて世界各国に残した莫大な秘宝の謎は、今もって解明されていない――。時は幕末、西洋文明の嵐が日本を襲おうとする時、下北半島にアイヌ人の血を引く赤ん坊が流れ着いた。だが、この子の身につけていた剣こそがキャプテン・キッドの秘宝の謎を解く鍵であり、彼を波乱の渦の中へ落し込むのだ…。幕末・維新の時代の子、忍者・次郎の半生を壮大なスケールで描くエンターテインメントの最高傑作。 ※本書は「カムイの剣」シリーズ全5巻のうち、1巻と2巻を合本にしたものです。
  • 仮面
    3.7
    読字障害というハンディキャップを抱えながらもアメリカ留学の後、作家・評論家として活躍する三条公彦。知的で爽やかなイメージだが、決して他人には立ち入らせない領域があり、その私生活と過去は謎に包まれていた。一方、女性上司とともに行方不明者を捜査する宮下刑事は、おりしも白骨死体で発見された別の女性との不審な繋がりに気づく。はたして、三条は二つの事件に関わっているのか。真相を追う二人にも危機が迫る。
  • 仮面劇場
    4.3
    瀬戸内海のまっただなかに木の葉のように浮かぶ一艘の小舟。だが、その上にしつらえた大きなガラスの柩の中には、一人の美少年が身動きもせず横たわっていた! 助け出された少年が盲聾唖の三重苦とわかった時、ひどく同情した富裕な未亡人が彼を引きとった。しかし、それが恐ろしい連続殺人事件の発端になろうとは……。無気味な背景に潜む見事なトリック。横溝正史の傑作本格推理、他2編収録。 カバーイラスト/杉本一文
  • 仮面の狂騒 警視庁機動捜査隊216
    3.0
    渋谷で身元不明の若い男性の遺体が発見された。現場に急行する機動捜査隊の沢村舞子。殺された男と関わりのあった人気デリヘル嬢が捜査線上に浮かんできた――。人気ドラマシリーズがオリジナル小説で登場!
  • かもねぎ神主 禊ぎ帳
    3.0
    白川丹波は伊勢神宮から日本橋の姫子島神社にやってきた神主。寂れた神社を立て直すため氏子達を集めるが、揃いも揃って曲者ばかり。人々の心の汚れを祓い清めるため、若き禰宜(神主)が行う"禊ぎ"とは?
  • カラス殺人事件
    3.2
    生物学者ネル。博士の知識なくして、この謎は解けない。 英国でシリーズ累計18.6万部突破! 英国Amazon高評価3500件以上 (2023年10月現在) 田舎町の奇怪な殺人事件に美人学者が挑む。生き物トリビア満載の超絶ミステリ! 解説・大矢博子 ネル・ワード博士の専門は生態学。断じて殺人ではない。しかし英国の田舎町の荘園領主ソフィ・クロウズが殺され、事態は一変。現場で動植物の調査をしていたネルは第一容疑者になる。ジェームズ刑事からの疑いを晴らすために、同僚のアダムとともに生き物の専門知識を駆使して真犯人に迫るが…。これは何年も前から仕組まれてきた罠なのか? サスペンスフルでキュートで知的。先が見えない超絶コージーミステリ。 「著者自身が生態学者なのだが、その専門知識の描写が謎解きにかかわってくるくだりは本書の大きな読みどころだ。また人間模様の面白さもある。同僚のアダムといい感じのネルだが、そこへ現れたのが刑事のジェームズだ。ジェームズはネルに一目惚れするが、同時に彼女を疑わなくてはならない。そしていよいよネルが逮捕かとなったとき──ここで「えっ」と声が出てしまうほどの意外な事実がわかる。人は人をどこで判断するか、という大きなテーマがこの物語には隠されている。コージーにしてサスペンスフル、知的にしてロマンティックな一冊なのだ。」――大矢博子(書評家)解説より
  • カラヴィンカ
    3.8
    売れないギタリストの多聞は、音楽誌に穴埋めコラムを書いて生計を立てている。最近、離婚して、妻のつくった借金を抱えて困窮していた。ある日、彼のもとに仕事の依頼が入る。カリスマ的な人気歌手、実菓子のロングインタビューだった。義理と借金のためやむなく引き受けたものの、二人は幼い頃同じ家で育ち、しかも、多聞の亡父と亡兄はともに実菓子の夫であった。二人はかつて共に住んでいた田舎の家で再会し、インタビューを開始する。実菓子への憎悪と愛情という相反する二つの感情を抱えていた多聞だったが、実菓子は多聞の知らなかった過去を語りはじめた。かつて多聞の家とともに村の二大勢力と言われた実菓子の実家の忌まわしい過去。二人の母が突然姿を消した謎。実菓子が10歳の時に起こした冤罪事件と、二度の結婚の秘密。数々の出来事の裏に隠されていた凄惨な真実が解き明かされたとき、あらたな事件が起こる――。
  • 彼が泣いた夜
    3.3
    「ねえ金持ってる?」――別れた男からのしつこい電話。あたしはかまってないのに、今の彼はあたしが誘ってると思ってる。どうして信じてくれないの? あたしにとって今、大切なのは彼だけなのに。憧れの彼と同じように仕事がしたい。結婚しても仕事よ、なんて声を大にして言いたくないけれど、子供っぽい男は迷惑なだけ。愛してる振りして足を引っぱってくる。嘘つきで調子の良い男と、誠実だけどしつこい男、そして……。出会いと別れにゆれる女性の日常をリアルに描いた長篇小説。
  • 彼のバターナイフ
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「私の名はシシィ。はっきり言ってセックスのことしか考えていないナスティ・ガール」。からだをくねらせ、夜の街を歩いていたが・・・・・・。頭はやらしいことではちきれそう! エッチで笑えるコミック! ※本作品は電子書籍化にあたり、解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている
    4.0
    「わたしたちの過去も現在も未来も写しとられている。恐るべき傑作だ」(解説より) 翻訳家 鴻巣友季子 「最初のひとりがいなくなったのはお祭りの四日後、七月最初の木曜日のことだった」―― ここは〈始まりの町〉。物語の語り手は四人――初等科に通う十三歳のトゥーレ、なまけ者のマリ、鳥打ち帽の葉巻屋、窟の魔術師。彼らが知る、彼らだけの真実を繋ぎ合わせたとき、消えた人間のゆくえと町が隠し持つ秘密が明らかになる。人のなし得る奇跡とはなにか――。 社会派エンターテインメントで最注目の作家が描く、現代の黙示録! 高知市の「TSUTAYA中万々店」書店員、山中由貴さんが、お客様に「どうしても読んで欲しい」1冊に授与する賞、第4回山中賞受賞作。
  • かわいいものの本
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 長い間に集めたかわいいと思うものや写真などを一冊にしてみました。そういうものは毎日の中にたくさんあって通りすぎてしまうことが多いのですが、これからも自分なりに気になるいろんなものをみつけていきたいです。
  • かんかん橋の向こう側
    4.0
    父の亡き後、常連客に支えられながら残された食堂『ののや』を守リ続ける継母の奈央と高校生の娘真子。客の笑い声があふれる店にある晩、新顔の青年が現れる。東山と名乗るその男は、ネットで評判の小説を読み、その舞台になっている『ののや』と登場人物のモデルを見にやって来たという。「小説? ののやが?」「いったい誰が?」みなの驚きをよそに、すっかり気に入って町に滞在する東山。しかし間もなく、胡散臭い探偵が町にやってきて……。「人は帰る場所があるから、旅立つことができる」小さな食堂を舞台に、毎日をせいいっぱい生きる人々の絆とそこから巣立っていく少女の成長を描いた傑作長編!
  • 考える葉 新装版
    4.0
    東京西部の川辺で男性の遺体が発見された。心臓を刃物で刺され右胸を抉られるという不審な事件で、警察は男が愛知の硯職人であることを突き止めるが、捜査は難航。犯人逮捕に至らないまま新たに殺人事件が起こる。さらなる被害者は、旧日本軍憲兵の前歴を持つ人物と、東南アジアから極秘の目的で来日した外国高官だった。思いもよらず陰謀の渦中に巻き込まれ殺人の容疑をかけられた青年・崎津は、独自に真相を追い始めるが……。社会派ミステリの巨匠による傑作推理長編。
  • 艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 艦娘型録 携行型 2014年版
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2014年6月に発売された「艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 艦娘型録」に掲載された艦娘の紹介部分のみをまとめた文庫版となります。掲載艦娘は2014年4月時点のものです。
  • 神田川デイズ
    4.0
    世界は自分のために回ってるんじゃない、ことが、じんわりと身に滲みてきた大学時代……それでも、あたしたちは生きてゆく。凹み、泣き、ときに笑い、うっかり恋したりしながら。
  • 管仲(上)
    4.1
    不遇な日々を過ごす管仲に救いの手を差し伸べたのは、斉国の公子小白の傅となった鮑叔だった。彼の推挙により、管仲は公子糾の家宰となる。ふたりはともに力を合わせて斉国を盛り立てていこうとするが、時は争いの絶えない春秋の世。ようやく訪れた平穏の日々も長くは続かず、朋友の仲である二人も戦乱の渦に巻き込まれ、袂を分かつことになる。壮絶な人生のなかで、管仲は一本の矢を放つ。それは、覇者の時代を拓く嚆矢であった。
  • 外国風景
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 それぞれの街のなにげない片すみの情景。見知らぬ国の風景が淡く心に残ります。あの道の先にあるものは--。海外へ旅行した時に写した写真に、思いついたことを書き添えた、オールカラー文庫。
  • 外資のオキテ
    3.8
    1巻748円 (税込)
    子供の頃から英語で仕事をすることに憧れていた貴美子は、一念発起して語学留学へ。帰国後、外資系企業への転職活動を始めるが……。外資のオキテに翻弄されながら正社員を目指すアラサ―女子のお仕事小説!
  • アルキメデスの捜査線 学者警部・葵野数則
    3.5
    1~2巻748~836円 (税込)
    警視庁に新設された精鋭部隊「高度科学犯罪対策班」(通称・科対班)に召集された大村珠緒。彼女の新たな相棒は、元東大の研究者で容姿端麗だが奇人ぶりで周囲を振り回す男、葵野数則だった。圧倒的な科学知識と天才的な頭脳で巧妙なトリックを見破る葵野と、人の心への共感力で思いもよらない事実を見抜く珠緒のバディは、科対班に舞い込む難事件を次々に解決していく。だが、葵野の過去に隠された因縁の事件を知ることになり……。
  • 硝子戸の中
    3.5
    明治43年夏の伊豆修善寺における大患は、漱石にとって一つの思想的転機を意味した。「思い出す事など」は、生死の境をうつつに彷徨したその病中の心境を静かな澄明な筆致で綴ったもの。硝子戸の中に静座して眺めた人生への感懐と過ぎ去った日々への追憶を語る「硝子戸の中」は、その後の心境的発展をうかがわしめるものである。
  • 我利馬の船出
    4.5
    生まれ変わりたい、自分を取り巻く家庭や社会から解放されて、自由に生きたい――幼い頃からそう望み続けてきた十六歳の少年・我利馬は、自作のヨットでこの国を離れる決意をした。貧しい生活の中で何とかヨットを完成させた我利馬は、家族の誰にも告げずにたったひとりで航海へと出発する。さまざまな苦難の末、我利馬がたどりついた場所とは? 自立への道を模索する少年の姿を描いた長編。
  • ガルシアへの手紙
    4.3
    1億人が読んだ自己啓発の世界的ベストセラー初の文庫化! 茂木健一郎氏大絶賛! 「人間の『やる気』『勇気』『行動力』を考える上での永遠の名著」 [本書の内容] 男は何も聞かずにキューバへ急いだ――。米西戦争時、マッキンレー大統領はキューバのリーダー・ガルシアへ宛てた手紙をローワンに託した。居場所不明のままボートに飛び乗り、4週間後には手紙を届けて無事生還。自国に勝利をもたらしたという。物語を通じ、物事に積極的に取り組む「自主性」、課題に挑む「行動力」の重要性を説く。100年にわたり支持され続け、1億人以上が読んだ自己啓発の世界的名著。解説:茂木健一郎。 [目次] はじめに <第一部 1億人が読んだ物語『ガルシアへの手紙』> 第一章 ガルシアへの手紙 エルバート・ハバード 第二章 解説『ガルシアへの手紙』から学べること <第二部 『ガルシアへの手紙』の主人公、ローワンによる完全実話の手記に学ぶ> 第三章 ローワンの手記 ガルシアへの手紙を、いかに届けたか アンドリュー・S・ローワン ローワンの手記 その1 ローワンの手記 その2 ローワンの手記 その3 ローワンの手記 その4  第四章 解説 ローワンの手記から学ぶべきこと おわりに 付録 エルバート・ハバードの言葉 解説 茂木健一郎
  • ガーランドのなみだ
    4.5
    13年間生活を共にした盲導犬ベルナと最愛の夫を相次いでなくし失意の底にいた主人公のもとに二頭目の盲導犬ガーランドがやってきた。ベルナと正反対の性格にとまどう主人公だったが…。感動の盲導犬物語、第二弾。
  • 消えてなくなっても
    3.3
    あなたの目を見て だいじょうぶだよと 言ってあげたい そんな物語です 萩尾望都(漫画家) 物語の主人公「あおの」はタウン誌の編集者になったばかりの新人社会人で、高千穂を思わせる神話の国のような山中にある鍼灸治療の「キシダ治療院」を取材で訪れる。幼少期に両親を亡くし、親戚の家で育ったあおのは、血の繋がった家族というものを知らずに育ち、ストレス性の病を患っていた。難病患者のどんな病も治してしまうという、どこか妖しげな治療院には、不思議な力を持つと言われている節子先生が暮らしていた。そこには、あおのと年齢の近い「つきの」という女の子が、手伝いとして住み込みながら治療を続けていた。ひょんなことからあおのも住み込んで治療に専念することになり、二人は規則正しい暮らしの中で、少しずつ距離を縮め、いつしか二人の病気は回復に向かっていくはずだったのだが……。ある日、庭に河童が顕れていることを発見したときから、二人の運命は大きな展開を迎えることに。二人を呼び寄せたものは何だったのか。物語のラストで驚きと共に感動に包まれることでしょう。文庫化にあたり、節子さんが“視える”ようになった幼少期の出来事を描いた「春の記憶」を収録。 ※幽ブックス「消えてなくなっても」を文庫化した作品です。
  • 記憶の渚にて
    3.4
    世界的ベストセラー作家の兄の不審死と遺された謎だらけの随筆。記憶とは食い違う原稿の真実が明かされるとき、“世界”は大きく揺らぎはじめる――。
  • キオミ
    3.9
    「堕ろすって言ったのよ」「何でそんなこと言うんだよ」「あそこから出てくるの嫌なんでしょ。ゲロ吐きそうだって言ったじゃん」妊婦に冷たい夫は女と旅行に行き、妻は下着をつけかえて夫の後輩を家に呼ぶ。若い男女のリアルな日常をためらいなく描き芥川賞候補となった表題作ほか、過激な性愛の底に流れる心のせつなさと揺れる男女の愛を描いた作品集。「あたしの欲しいもの」「勃たなかった男」「シタダシレッテル」「バージン」「スローロリス螺旋」「夜の足音」「キオミ」収録。
  • 聞かなかった場所
    3.7
    役所勤めの浅井が、妻の死を知ったのは、出張先の宴会の席であった。外出中、心臓麻痺を起こし、助けを求めて駆け込んだ化粧品店で息絶えたという。義妹によって知らされたその死に場所は、妻から一度も聞いたことがなかった地名であった――。妻の死の真相を探るうちに、一転して脅迫される立場になるという巧みなプロットの面白さ。小心な官僚の心理描写の卓抜さ。清張サスペンスを満喫する長篇小説。
  • 危険な殺人者
    3.0
    ベテラン新聞記者の田島は自社の紙面で「七歳の子供が自殺」という妙な記事を発見した。『ママ、サヨナラ』と書かれた遺書と一枚の絵。少年を追いつめたものは何だったのか。真実を追究し、子供の母親に執拗に迫る田島は意外な事実を掴むがその果てには……。(病める心) 日常生活を襲う恐ろしい罠と意表をつく結末。人気絶頂の著者が贈る傑作オリジナル短編集!
  • キサラギ
    3.7
    アイドル・如月ミキが自殺して1年。ファンサイトの管理人である家元は、常連4人に彼女の一周忌追悼会の開催を呼びかける。こうして5人は、一周忌当日の2007年2月4日に初めて顔を合わせた。会の半ば、ある1人が「彼女は殺されたんだ!」と口にしたのを機に、次々と意外な事実が飛び出す。ひとつの部屋で生まれた謎は、思わぬ結末に向かっていく……。極上密室サスペンス『キサラギ』のコンプリート小説版。
  • 木更津キャッツアイ 日本シリーズ
    4.4
    熱狂的ファンを獲得した伝説の連ドラ「木更津キャッツアイ」を映画化、大ヒットした作品のシナリオ本。またしても余命半年を宣告されたぶっさんと仲間たちの最低で最高の夏をぎゅっと詰め込んだ傑作物語。
  • 記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞
    4.5
    2011年3月11日、一人の新聞記者が死んだ。福島民友新聞記者、熊田由貴生、享年24。福島県南相馬市で津波の最前線で取材をしていた熊田記者は、自分の命と引きかえに地元の人間の命を救った。その死は、仲間に衝撃を与えた。それは、ほかの記者たちも同じように津波を撮るべく海に向かい、そして、生命の危機に陥っていたからである。なかには目の前で津波に呑まれる人を救うことができなかった記者もいた。熊田記者の「死」は、生き残った記者たちに哀しみと傷痕を残した。取材の最前線でなぜ記者は、死んだのか。そして、その死は、なぜ仲間たちに負い目とトラウマを残したのか。非常用発電機のトラブルで新聞が発行できない崖っ淵に立たされ、さらには放射能汚染で支局も販売店も避難を余儀なくされた福島民友新聞を舞台に繰り広げられた新聞人たちの壮絶な闘い。「命」とは何か、「新聞」とは何か、を問う魂が震えるノンフィクション――。
  • 紀州 木の国・根の国物語
    3.8
    紀州、そこは、神武東征以来、敗れた者らが棲むもう一つの国家で、鬼らが跋扈する鬼州、霊気の満ちる気州だ。そこに生きる人々が生の言葉で語る、”切って血の出る物語”。隠国・紀州の光と影を描く。
  • 鬼神曲 考古探偵一法師全の不在
    3.0
    遺跡発掘アルバイトの古屋は、古代史の学芸員・呉から強引に誘われて出雲市に近いD町を訪れた。ここには“鬼の墓”と呼ばれる古墳がある。地元大学の古代史同好会メンバー5人と古屋たちの周りに見え隠れする黒ずくめの眼帯の男。古墳の石室から“鬼の頭蓋骨”が消失したのをきっかけに、不吉な事件の連鎖が起こる。しかし、そんな時に頼りの考古探偵・一法師はここにいない……。大好評、考古学ライトミステリ第2弾!
  • 木島日記
    3.0
    昭和初期――オカルト、猟奇事件、ナショナリズムが吹き荒れる東京。 民俗学者の折口信夫は古書店「八坂堂」に迷い込み、その棚にあるはずのない、未だ構想中の自分の小説『死者の書』を見つける。 「何が書いてあるか読んでごらんなさい」 奇怪な仮面を被った店の主人、木島平八郎に促され、その奇妙な書の頁をめくった時から、折口のまわりで奇怪な出来事が起こり始める……。 「あってはならない物語」へ誘う傑作文豪怪奇ミステリ! 書き下ろしの〈自著解題〉を付す改訂新装版で復活。 【目次】 第一話 死者の書 第二話 妣が国・常世へ 第三話 古代研究 第四話 水の女 第五話 若水の話 〈自著解題〉物語を供養する
  • 奇跡島の不思議
    3.9
    孤島、《奇跡島》。昭和初期、名家の娘の手により享楽の館が築かれたが、彼女の不可解な死以来封印されてきた魔島。そこに眠る膨大な美術品を鑑定するために島を訪れた美大の芸術サークル。彼らを出迎えたのは凄惨な連続殺人だった。脱出不可能のパニックのなか、メンバーは自ら犯人を探し始める……。これぞ、本格推理小説! 著者が全霊を込めて取り組んだ《フーダニット(犯人探し)》。厳密な論理と巧妙な道具立てで読者に挑戦する意欲作。
  • 季節はうつる、メリーゴーランドのように
    4.0
    夏樹と冬子は、高校時代、男女だけれど「親友」だった。 お互い、日常の謎を解くことを趣味として、一緒に居て誰よりも心地良い存在だったあの頃。 やがて社会人となった夏樹は、冬子に会いに神戸を訪れる。 町を散策しながら、昔と同じく、冬子と日常の謎ときを楽しむ夏樹だが、 夏樹には心に秘めた想いがあった。 冬子への恋心。もう、ごまかせない。 けれど冬子はなかなか、夏樹の想いを伝えるチャンスをくれなくて……。 もどかしくも、季節はうつる。夏樹の焦り、冬子の戸惑いをのせて。 そして……。 それは、最高で最低の片想い……。 優しく穏やかなな日常の謎ときから一転、驚愕のエンディングに、誰もがきっと目を瞠る。 青春ミステリの名手、岡崎琢磨が送る、究極の青春恋愛ミステリ。
  • きっと、夢にみる 競作集 <怪談実話系>
    3.0
    幼い息子が口にする「だまだまマーク」ということばに隠された秘密、夢で聞こえる音が生活を脅かしていく異様さ……ふとした瞬間に歪む現実の風景と不協和音を端正な筆致で紡ぐ。読む者を恐怖に誘う豪華怪談競作集。
  • 輝天炎上【電子特典付き】
    3.6
    桜宮市の終末医療を担っていた碧翠院桜宮病院の炎上事件から1年後。東城大学の落第医学生・天馬大吉は課題で「日本の死因究明制度」を調べることに。同級生の冷泉と取材を重ねるうち、制度の矛盾に気づき始める。同じ頃、桜宮一族の生き残りが活動を始めていた。東城大への復讐を果たすために――。天馬は東城大の危機を救えるか。シリーズ史上最大の因縁がいま、解き明かされる。メディカル・エンタテインメント、驚愕の到達点! ★豪華電子版特典付き! 【電子書籍・共通あとがき】 【著作解説】電子版あとがき『輝天炎上』 付録1【海堂尊・全著作リスト】 付録2【作品相関図】 付録3【桜宮年表】 付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】 付録5【「桜宮サーガ」構造】 付録6【「海堂ラボ」登場人物リスト】 付録7【関連小文索引】
  • 昨日星を探した言い訳
    4.0
    1巻946円 (税込)
    「なかなか夜が明けなくて、明日にならなくてつらかった。地球の自転が遅すぎて、どうしてこんなに古臭い時代が続いているのか不満だった」 僕の前に現れた転校生の少女は、自らの理想のため、頑固に、誠実に、戦い続けると決めていた。永遠にわかり合えないと知っていても、一歩ずつ歩み寄ってきたはずなのに。 傷つきながら愛と呼べるものをみつけるまでの少年少女の心情を、研ぎ澄まされた筆致で綴る、青春文学の到達点。
  • 幻獣少年キマイラ
    3.6
    時折獣に喰われる悪夢を見る以外はごく平凡な日々を送っていた美貌の高校生・大鳳吼。だが学園を支配する上級生・久鬼麗一と出会った時、その宿命が幕を開けた──。著者渾身の“生涯小説”、ついに登場!
  • きまぐれエトセトラ
    3.3
    このこだわりが、傑作誕生のひみつ。気になることすべてにとことん迫る、きらりと光るエッセイ集。 ショートショートの神様は、一度疑問に思ったら、考え抜かないと気がすまない! 今や国民的作家が、小学生時代、作文がへただった理由とは?(「作文の成績」) UFOは実在するのかしないのか、目撃例がふえても研究は進まず……。(「UFOの警告」) 薬がないと眠れない、でも全くつらくない!?(「不眠症二十五年」) 創作1000篇を目前にした著者が、絶えず世界を観察し、自己と向き合ったエッセイ36篇を収録。
  • きまぐれ博物誌
    -
    1~2巻330~462円 (税込)
    ばか話をきらって“常識”のなかで妙に深刻ぶり、笑顔を見せない国民性。趣味のアメリカのひとこま漫画収集のこぼれ話。コンピューター時代の管理社会のおかしなおかしな矛盾。はては、週刊誌の電話アンケートに応じて、首相のボディーガードやら心臓移植手術をやってみたいと提案する。ちょっとアマノジャクな著者が、SF的発想と鋭い観察眼をとおして書きつづった好エッセイ集。(「きまぐれ博物誌・続」と姉妹編)
  • きまぐれ星のメモ
    4.6
    日本にショート・ショートを定着させ現在SF界の第一人者である著者が、その十年間の作家生活の中で書き綴った、百余点のエッセイを収録。子供の頃の思い出や食べ物の話、映画や旅行の感想等は、星新一の創作の秘密の一端を覗かせるようであり、また、その博識や卓抜した着想に触れて、読者は限りない興趣を覚えるであろう。
  • きまぐれロボット
    3.8
    お金持ちのエヌ氏は、博士が最も優秀と自慢するロボットを買入れた。オールマイティのロボットだが、時々あばれたり逃げたりする。ひどいロボットを買わされたと怒ったエヌ氏は博士に文句を言ったが……。ショート・ショートでは第一級の作者が綴る、大人と子供のための童話。表題作他35編を収録。
  • 君たちは今が世界
    4.2
    六年三組の調理実習中に起きた洗剤混入事件。犯人が名乗りでない中、担任の幾田先生はクラスを見回してこう告げた。「皆さんは、大した大人にはなれない」先生の残酷な言葉が、教室に波紋を生んで……。
  • 君の青が、海にとけるまで
    4.3
    看護師3年目の胡麦は、医療事故の責任を押し付けられ、休職することに。 気分がどん底まで落ち込む中、 胡麦が紹介されたのは、海辺のカフェ・SESTA(セスタ)だった。 そこでは医師の唐麻から、 美味しいコーヒーとともにカウンセリングを受けられるという。 物腰柔らかな彼と話し、心が軽くなった胡麦は、 意外にもカフェで働くことに。 そこで働く個性豊かな仲間たちも、 見えない傷を抱えていると知り……。 温かな「居場所」が見つかる物語。
  • きみの歌が聞きたい
    3.6
    1巻550円 (税込)
    夫に恋人がいることを知って傷つきながらも、あきらめの気持ちで日々を送る美和。彼女と共に、天然石のアクセサリー・ブランドを立ち上げた幼馴染の絵梨。絵梨のかつての恋人で、さまようようにして生きる少年ミチル。絵梨の策略で、美和とミチルは週に1度だけベッドを共にするようになる。慈愛と静寂に満ちあふれた三角関係のなかで、互いに求め合うことで生まれたあたたかな哀しみ。パワーストーンの光に包まれた恋愛小説。
  • 君の想い出をください、と天使は言った
    4.1
    悪性の脳腫瘍で病院に運ばれた夕夏。夜中に泣いていると謎の男が現れ「大切なものと引き換えに命を助ける」と持ち掛けられる。翌朝、腫瘍は良性に変わっていたが夕夏からはここ2年間の記憶が消えていて――
  • 君待秋ラは透きとおる
    4.0
    時空操作、鉄筋生成、猫化、空間統御―唯一無二の力「匿技」の持ち主たちを集める「日本特別技能振興会」。自他を透明化する匿技を持つも、ある理由から組織に背を向けて生きようとする君待秋ラだったが、ある「匿技士」の死をきっかけに、終わりなき戦いに巻き込まれてゆく。その背後には戦後「振興会」発足時からの巨大な闇が横たわっていた。
  • きものが着たい
    3.3
    「自分で着られない」「どこに着ていくの」「間違いを指摘されたら恥ずかしい」――寄せられる悩みの数々にこたえ、その人なりのスタイルを応援する、の群流きものエッセイ! まずはここから揃えたい、実用リストも充実!
  • キャラ立ち民俗学
    3.7
    オレがしてきたことは“民俗学”だった。エロだろうがグッズだろうが祭りだろうが、世の中にあるすべての現象が深い! 些細なコトにも鋭い視点を注ぐ、みうらじゅん的論文エッセイ。
  • 究極のいい女
    4.0
    話せば話すほど寝たくなる女は沢山いるが、寝れば寝るほど話したくなる「いい女」は少ない。そんな女を目指しているのに、なぜか「寝たくはないが、語り合うだけで楽しい女」と称されてしまう著者。世間の常識や価値観に縛られることなく、しなやかな知と自由な感性で暮らす彼女が「恋すること」「生きること」の意味と覚悟を綴り尽くした珠玉エッセイ。脚本・小説の話題作を次々と生み出す源がここに!
  • 吸血鬼
    3.0
    1845年、オーストリア帝国の支配下にあるポーランド。寒村ジェキに赴任した役人ゲスラーは、若き妻を伴い陰鬱な地にやってきた。かつて文学青年だった彼は、愛国詩人でもある領主との交流を心待ちにしていたのだ。だがその矢先、村で次々に不審な死が発生し、人々は土俗的な迷信に怯え始める――独立蜂起の火種が燻る空気の中、人間の本質と恐怖の根源を炙り出す、恐ろしくも美しい物語。皆川博子氏と作者による解説を収録。
  • 球体の蛇
    3.8
    幼なじみ・サヨの死の秘密を抱えた17歳の私は、ある女性に夢中だった。白い服に身を包み自転車に乗った彼女は、どこかサヨに似ていた。想いを抑えきれなくなった私は、彼女が過ごす家の床下に夜な夜な潜り込むという悪癖を繰り返すようになったが、ある夜、運命を決定的に変える事件が起こってしまう――。幼い嘘と過ちの連鎖が、それぞれの人生を思いもよらない方向へ駆り立ててゆく。最後の一行が深い余韻を残す、傑作長編。
  • 今日からお料理はじめました
    3.8
    社会人2年目の渚は、仕事も一人暮らしも手探り状態の毎日。家でおいしいものが食べたいけれど、ゆで卵すらまともに作れない! しかも職場では、辞職した先輩を引き留めたいと相談を受けてしまい……。
  • 教室に雨は降らない
    3.6
    森島巧は公立小学校で音楽の臨時講師として働く23歳だ。音楽家の親の影響で音大を卒業するも、流されるように教員の道に進んでしまう。腰掛け気分で働いていた森島だが、学校で起こる予想外のトラブルに巻き込まれていく。モンスターペアレント、いじめ、無気力教師、学級崩壊……さまざまな問題にぶつかり、手探りで解決していく中で、彼が見つけた真実とは? 曇りがちな私たちの心を晴れやかにする珠玉の青春ミステリー。
  • 教室の正義 闇からの声
    4.2
    〈この学級に正義はあるか!〉文部科学省発行の「心のノート」にこう書いてあるのを読んだ中学生の辰夫は、クラスメイトのカンニングを告発した。辰夫の行動は、たまたま取材に来ていた新聞に取り上げられ、辰夫の通う中学は一躍有名になった。しかし――。閉塞感が高まり続ける学校教育、公平な報道をしないマスコミ、そして他国の戦争に加担する政治家たち。現代日本の危機に一石を投じる衝撃の作品集!
  • 京都 恋地獄
    3.5
    野心的な女性作家が愛したのは、女癖が悪く、夢を追い続ける映画人だった。彼との思い出が色濃く残る古都で、作家は幽霊が見えるという墓守娘の話に耳を傾ける。それは情念と欲望が絡み合う壮絶な愛の物語だった。 ※本書は二〇一三年十月に小社より刊行された単行本『恋地獄』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • 京都の祭に人が死ぬ
    4.0
    都大路をねり歩く華麗な時代祭の行列。先頭の馬車に仕掛けられた爆弾によって市長が死亡、さらに再開した行列の中で静御前に扮した女性が青酸死した――。テレビ中継のゲストとして祭を見ていた推理作家矢村麻沙子は、馬車の入っていた倉庫の数字錠から事件の真相に迫ってゆく……。(時代祭に人が死ぬ) 歴史と伝統を誇る京都の祭を舞台に、トリック・メーカーの女王が贈る傑作推理短編集!
  • 今日も町の隅で
    3.5
    同級生の長野くんに誘われて野球観戦に来た愛里。2人の前には大声でヤジを飛ばす男が座っていて……「梅雨明けヤジオ」。バンドでリードギターからベースになった悠太が初デートで訪れたのは“ツリー”ではなく“タワー”だった――「逆にタワー」。思いもよらない偶然を重ねて出会った駿作と那美は、その時が来るのを待つ「君を待つ」。ほか、全10編を収録。11歳から42歳、それぞれの「選択」に向き合う男女を描いた、著者初の短編集。
  • 虚栄 上
    4.2
    診断から死まで二カ月。凶悪な「変異がん」が蔓延、政府はがん治療のエキスパートを結集、治療開発の国家プロジェクトを開始。手術か、抗がん剤か、放射線治療か、免疫療法か。しかしそれぞれの科は敵対し。
  • 綺羅星
    3.2
    小さな芸能事務所・宇都木プロダクションのマネージャー本田茜は25歳。元アイドルの早坂拓美に憧れてこの世界に飛び込んだ。拓美のマネージャーとなり、恋人ともなるが、芸能界の空虚さに少しずつ疲れ、仕事への情熱をすりへらしていく。拓美の裏切りにあった日、茜は街で美しい眼差の青年、黒崎戒とすれちがった。強烈な出会いは茜に新しい人生をもたらすが、戒の過去は謎に包まれていた――。虚飾にまみれた、時に残酷な芸能界で、仕事と恋に全力で向き合う女性の姿を描く、涙の感動物語!
  • きりこについて
    4.3
    きりこは両親の愛情を浴びて育ったため、自分がぶすだなどと思ってもみなかった。小学校の体育館の裏できりこがみつけた小さな黒猫「ラムセス2世」はたいへん賢くて、しだいに人の言葉を覚えていった。ある事件がきっかけで引きこもるようになったきりこは、ラムセス2世に励まされ、外に出る決心をする。夢の中で泣き叫んでいた女の子を助けるために……。
  • 霧の旗
    4.3
    柳田桐子は、強盗殺人事件の犯人にされた兄の弁護を依頼に、著名な大塚弁護士を訪ねて九州から上京する。が、依頼をことわられる。偶然、桐子を知るジャーナリスト阿部はこの事件に興味をもつが、桐子の兄は獄死する。上京し、酒場の女になった彼女の心は、大塚への復讐に燃える。巨匠が見事に描きあげた復讐譚。
  • キリン
    4.0
    天才精子バンクで生まれた兄弟――兄は天才数学者の道を歩むが、弟の麒麟は「失敗作」として母と兄から見捨てられてしまう。孤島に幽閉されても家族の絆を信じる麒麟の前に、運命が残酷に立ちはだかる!
  • キル・リスト 上
    4.0
    ホワイトハウスの暗い内懐に存在する、超危険人物が記された極秘名簿〈暗殺(キル)リスト〉。そこに、ネットでテロを扇動する狂信的イスラム主義者〈説教師〉が新たに加えられた。  サイバースペースに潜む扇動者を抹殺すべく、米秘密軍事組織「TOSA」のテロリスト・ハンターで海兵隊中佐〈追跡者〉に、プレジデンシヤル・エグゼクテイヴ・オーダー(大統領行政命令)が下る!  各国諜報機関や秘密組織、そして天才ハッカーを巻き込み、圧倒的リアリティで描く、戦慄の国際謀略サスペンス!
  • 死仮面
    3.8
    ※本書は、昭和59年7月に刊行された角川文庫『死仮面』(電子版発売日:2012年8月3日)を改版した作品となります。重複購入にご注意ください。 昭和23年秋、「八つ墓村」事件を解決した金田一耕助は、岡山県警へ挨拶に立ち寄った。ところがそこで、耕助は磯川警部から、無気味な死仮面にまつわる話を聞かされる。東京で人を殺し、岡山に潜伏中の女が腐爛死体で発見され、現場に石膏のデスマスクが残されていたのだ。デスマスクはいったい何の意味なのか。帰京した耕助は、死んだ女の姉の訪問をうけ、さらに意外な事実を聞いて、この事件に強い興味をそそられた。三十年ぶりに発掘された巨匠幻の本格推理に絶筆「上海氏の蒐集品」を併録する。
  • 貸しボート十三号
    3.8
    ※本書は、昭和51年3月に刊行された角川文庫『貸しボート十三号』(電子版発売日:2012年8月3日)を改版した作品となります。重複購入にご注意ください。 白昼の隅田川に漂う一艘の貸しボート。中を見た人々は一斉に悲鳴を上げた。そこには首を途中まで挽き切られ、血まみれになって横たわる、男女の惨死体があったのだ。 名探偵・金田一耕助による聞き込みで、事件直前に、金ぶち眼鏡をかけ、鼻ひげを蓄えた中年紳士がボートを借りたことが判明。謎の人物を追って捜査が開始されたが、事件は意外な方向に……。 表題作に「湖泥」「堕ちたる天女」を加えた、横溝正史の本格推理。
  • 魔女の暦
    3.5
    浅草のレビュー小屋舞台中央で起きた残虐な殺人事件。魔女役が次々と殺される――。不適な予告をする犯人「魔女の暦」の狙いは? 怪奇な雰囲気に本格推理の醍醐味を盛り込む、傑作長編推理
  • 金曜日にきみは行かない
    3.5
    天才ロックシンガー白石ありすの記事を依頼された音楽ライターの〈きみ〉。だが、インタビューは散々だった。ありすが全く口を開こうとしなかったからだ。それでも〈きみ〉は十個の質問に対する、ありすの十通りの沈黙を書き分け、編集部にファックスする。そこに、ありすから「助けて」と電話が入る。東京湾岸のスタジオを抜け出し、紅葉の足尾へ、新宿歌舞伎町の街路へ、ふたりの逃避行が始まる。境界線を失踪する、ありすと有子。時間の迷路を旅する、きみとぼく。〈分身〉をめぐるネバーエンディング・ストーリー。
  • 戯曲 毛皮のマリー 血は立ったまま眠っている
    4.4
    美しい男娼マリーと養子である美少年・欣也とのゆがんだ激しい親子愛を描き、1967年の初演以来、時代を超えて人々に愛され続けている「毛皮のマリー」。そのほか1960年安保闘争を描いた処女戯曲「血は立ったまま眠っている」、「さらば、映画よ」「アダムとイヴ、私の犯罪学」「星の王子さま」を収録。寺山演劇の萌芽が垣間見える、初期の傑作戯曲集。
  • 欺瞞の殺意
    3.4
    昭和41年。地方の資産家楡家の当主がゴルフ中に心筋梗塞64才で逝去。親族しかいない法要が屋敷で執り行われるがそこで殺人事件が起こる。長女と孫(早死にした長男の子)がヒ素で死んだのだ。調査を進めると、殺された長女の婿養子の弁護士のポケットから、ヒ素をいれたチョコレートの紙片が発見された。 「わたしは犯人ではありません。あなたはそれを知っているはずです――。」 無実にもかかわらず「自白」して無期懲役となったその弁護士は、事件関係者と「往復書簡」を交わすことに。「毒入りチョコレート」の真犯人をめぐる推理合戦は往復書簡の中で繰り広げられ――、やがて思わぬ方向へ「真相」が導いていく――。「このミステリーがすごい!」2021年版 国内編(宝島社)と「2021年本格ミステリベスト10」国内ランキング(原書房)で堂々7位のW受賞作品。A.バークリーの『毒入りチョコレート事件』をオマージュとした本格ミステリ長編。
  • 疑惑の真相 「昭和」8大事件を追う
    4.5
    昭和最大の華麗なる完全犯罪「3億円事件」が生んだ忌まわしい悲劇。私利私欲を貪り尽くした為政者たちの横暴。そして、最先端の医療技術のもとになされた戦慄の行為……。立ちはだかる時間の壁。どす黒い謎に肉迫する執念の取材。〈昭和〉に封印された8つの事件の真相が新証言によって今明かされる衝撃のノンフィクション。時代の要請に応え装いも新たな文庫版を電子化!
  • 銀色ナイフ
    3.6
    嫌うことも心惹かれることもエネルギーだから、そう感じることによって何を得ているのか、その感情がどういう意味を持つのかをいつも考えてしまう。感情は、自分の輪郭を教えてくれる。真剣辛口エッセイ。
  • 銀塩写真探偵 一九八五年の光
    3.5
    陽太郎の師、写真家の弘一には秘密の顔があった。それは銀塩写真探偵という驚くべきもの。ネガに写る世界に入り、過去を探れるというのだ。入れるのはたった一度。できるのは見ることだけ。それでも過去に囚われた人が救いを求めてやってくる。陽太郎も写真の中に足を踏み入れる。見たのは、輝きも悲しみも刻まれた永遠の一瞬で──。生きることとは、なにかを失っていくことなのかもしれない。哀切と優しさが心を震わす物語。
  • 銀河鉄道の夜
    3.7
    ――永久の未完成これ完成である――。自らの言葉を体現するかのように、賢治の死の直前まで変化発展し続けた、最大にして最高の傑作「銀河鉄道の夜」。そして、いのちを持つものすべての胸に響く名作「よだかの星」のほか、「ひかりの素足」「双子の星」「貝の火」などの代表作を収める。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

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