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老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。要求額を用立てるために危険な橋を渡った帰り道、へらへらした警察官に声をかけられ――。第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作「偽りの春」をはじめ、“落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する、心を揺さぶるミステリ短編集。
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Posted by ブクログ
倒叙ミステリーとしては、もっともっと犯人をいじめてほしかったので星4だけど、狩野に惹かれてしまったので、星5にします。
以下ネタバレです
短編の中で、狩野の実力が最も現れていたのは、やはり第一章である。
自分の罪がバレないためについ余計な言い訳を言ってしまう犯人たち。
何気ない会話から、ちょっとした違和感を無視せず、遠慮なく問い詰めていく狩野でした。過度な聴取から、被疑者を自殺に追い込んだせいで、おまわりさんになった狩野という設定です。作中からは、狩野が善良な人間なのかはわからない。でも、犯人逮捕するためには、いい人ではいられない。犯人にはそれなりに事情があるにせよ、職業的意識が優先されれば、時に意地悪なほど、問い詰める必要があるだろう。
狩野の活躍を楽しみたいので、続編も読みます。ヘラヘラしてるように見えて、鋭い狩野を楽しみたいです。
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