事件は終わった

事件は終わった

836円 (税込)

4pt

3.2

年の瀬に起きた痛ましい〈地下鉄S線内無差別殺傷事件〉。突然男は刃物を振り回し、妊婦を切りつけ、助けに入った老人を刺殺した。時は過ぎ、事件に偶然居合わせてしまった人々には、日常が戻ってくるはずだったが・・・。会社員の和宏は、一目散にその場から逃げ出したことをSNSで非難されて以来、日々正体不明の音に悩まされ始め・・・・・・(「音」)。切りつけられた妊婦の千穂は、幸いにも軽傷で済んだが、急に「霊が見える」と言い出して・・・・・・(「水の香」)。他全6編。事件が終わって始まった、少し不思議でかなり切ない〈その後〉を描く連作短編集。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    地下鉄S線内無差別殺傷事件に居合わせた被害者たちのその後を描く連作短編集。
    毎日のようにニュースで理不尽な事件を知る現代社会。他人事ではなく、いつ自分が当事者になるのか分からない不安を抱く。そのあたりの心情を突いてほしかったが、視点がズレていったような気がする。

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    とある地下鉄内で無差別殺傷事件が起こる。
    その場に居合わせた人達のその後の生活が少しスピリチュアルな展開で描かれている。
    そして殺されてしまった老人は、本当はどんな人だったのか──

    何か事件が起こった時、どこか他人事で遠い世界の出来事のように感じている。
    でも当事者たちはなかなか事件を忘れられない

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    年の瀬に起きた《地下鉄S線内無差別殺傷事件》は大きな爪痕を残した。
    事件は終わったものの、居合わせた被害者達は“ある症状”に悩まされている。
    傷ついた心が癒えるまでの話を、スピリチュアルな展開で描くのって斬新だなあと。
    でも意外な真相もちゃんと用意されている。
    個人的に『壁の男』が好きだった。

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    地下鉄内で、男が刃物を振り回し、乗客が死傷する事件が起きた。最初に切られたのは、隣に座っていたマタニティマークをつけた女。そして、それを助けようと男に向かっていった老人が、メッタ刺しにされて死亡。その様子はスマホで撮られていて、ネットに上げられる。乗客たちの、後日譚。

    いち早く車内から逃げた男は、

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    降田天『事件は終わった』集英社文庫。

    地下鉄内で起きた無差別殺傷事件の終わりから始まるという面白い構成の連作短編集。

    降田天の短編は幾つかのアンソロジーで何作か読んだことがある。

    ホラーや都市伝説のようなテイストを漂わせながら、事件と関わった人びとの人生を描くのだが、爽快感も納得感も無く、尻す

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    それぞれ。
    ひとりひとり。
    その中で完結して続く短い話が。
    全部1つに繋がる。
    その瞬間が粋な描写で描かれてた。
    ちょっとした一言で。
    なんとなく、グッときて。
    面白かったーと、思いました。

    0
    2025年10月18日

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