【感想・ネタバレ】事件は終わったのレビュー

あらすじ

年の瀬に起きた痛ましい〈地下鉄S線内無差別殺傷事件〉。突然男は刃物を振り回し、妊婦を切りつけ、助けに入った老人を刺殺した。時は過ぎ、事件に偶然居合わせてしまった人々には、日常が戻ってくるはずだったが・・・。会社員の和宏は、一目散にその場から逃げ出したことをSNSで非難されて以来、日々正体不明の音に悩まされ始め・・・・・・(「音」)。切りつけられた妊婦の千穂は、幸いにも軽傷で済んだが、急に「霊が見える」と言い出して・・・・・・(「水の香」)。他全6編。事件が終わって始まった、少し不思議でかなり切ない〈その後〉を描く連作短編集。

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

題名もよい
事件は全然終わってない
ちょっとホラーぽく連作短編は進んでいき、最後の章はちょっと感動した。
つらいこと大変なことばかり起きているのに、最後は心温かくなるお話

てことで、他の作品も読んでみよう

0
2026年08月01日

Posted by ブクログ

地下鉄で起きた無差別殺傷事件。この小説は事件そのものではなく、その場に居合わせた人たちの後日譚を連作短編の形で描いた作品。

まずその発想が面白いし、一つの事件を巡ってこれだけ様々な物語を紡ぎ出し、またそれを最終章で帰結させるのも見事。

初めての作家さんでしたが、他の作品も読んでみたくなる。

0
2026年04月13日

Posted by ブクログ

地下鉄内で発生した無差別死傷事件。偶然乗り合わせてしまったことで事件に関わってしまった人たちのその後を追う物語。社会派小説かなと思ってたら、なんかオカルトっぽくなってくし想像と違ったなぁと序盤は思いました。だけど中盤以降なんとなく輪郭が見えてきて面白くなってきた。ジャーナリズムの在り方とか、人は人の1面だけを見るけど、実際にはもっと多くの面があって、一つの面だけではその人は勝てれない。そんなことを考えさせられる1冊でした。

0
2026年08月24日

Posted by ブクログ

地下鉄で起きた無差別殺傷事件、その現場に居合わせた人たちの事件後の日常が連載短編で書かれている。でもそこから想像する内容とは全く違うので最初の2作は正直戸惑いのほうが大きかったかも。ある意味予想外すぎて途中でページめくるスピードは遅くなったのも事実。だけど結局最後まで読んでみて、すごくいい!物語の終わり方もすごく好きでした。

0
2026年07月08日

Posted by ブクログ

短編連作。
さすが降田天さん!!
という箇所が多々あって読み応えあり。

事件は終わっても、居合わせた人達は一生終わらないというリアルが感じる。

音
英雄の鏡
が好き。

0
2026年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

それぞれ。
ひとりひとり。
その中で完結して続く短い話が。
全部1つに繋がる。
その瞬間が粋な描写で描かれてた。
ちょっとした一言で。
なんとなく、グッときて。
面白かったーと、思いました。

0
2025年10月18日

Posted by ブクログ

地下鉄S線内無差別殺傷事件に居合わせた被害者たちのその後を描く連作短編集。
毎日のようにニュースで理不尽な事件を知る現代社会。他人事ではなく、いつ自分が当事者になるのか分からない不安を抱く。そのあたりの心情を突いてほしかったが、視点がズレていったような気がする。

0
2025年12月17日

Posted by ブクログ

とある地下鉄内で無差別殺傷事件が起こる。
その場に居合わせた人達のその後の生活が少しスピリチュアルな展開で描かれている。
そして殺されてしまった老人は、本当はどんな人だったのか──

何か事件が起こった時、どこか他人事で遠い世界の出来事のように感じている。
でも当事者たちはなかなか事件を忘れられないし、心に傷を負いながら事件後も生活は続いていく。
全員良い方向に人生が進んでいきそうで良かった。

0
2025年12月05日

Posted by ブクログ

年の瀬に起きた《地下鉄S線内無差別殺傷事件》は大きな爪痕を残した。
事件は終わったものの、居合わせた被害者達は“ある症状”に悩まされている。
傷ついた心が癒えるまでの話を、スピリチュアルな展開で描くのって斬新だなあと。
でも意外な真相もちゃんと用意されている。
個人的に『壁の男』が好きだった。

0
2025年11月17日

Posted by ブクログ

地下鉄内で、男が刃物を振り回し、乗客が死傷する事件が起きた。最初に切られたのは、隣に座っていたマタニティマークをつけた女。そして、それを助けようと男に向かっていった老人が、メッタ刺しにされて死亡。その様子はスマホで撮られていて、ネットに上げられる。乗客たちの、後日譚。

いち早く車内から逃げた男は、そのことをネットで責められ、社会生活が送れなくなり、マタニティマークの女は霊の影に怯えるようになる。その時の記憶を失ったテニス選手の高校生は、見ないようにしていた自分と向き合うことになり、ホストの男は、植物状態で寝たきりの息子の幻影を見るようになった。電車に乗れなくなったジャーナリスト志望の女子高生は、正義について悩み、不登校になった同級生のもとを訪ねる。最終話は、絵が描けなくなってしまったイラストレーター。そこで、死亡した老人の人となりが明かされる。

無差別殺傷事件の被害者のその後の話、という、前情報から考えていた話とまったく違った。解説で、桜庭一樹さんが書かれているように、「人の人生は切り取れない」。ちょっとネタバレすると、事件の直前、その電車に乗っていた女子高生は老人に痴漢をされ、「死ねよ」と言ってしまう。その老人が本当に死んでしまったことで、女子高生は悩むんだけど、英雄だと思った老人が痴漢をするような男だった? という驚きがあり、それが最終話でひっくり返るというか。一話、叙述ミステリがあったな。ミステリがあまり得意でないので、騙された気持ちになる。いくつか続けて読むと、なんだまたかよ、と思ってしまうな。

0
2025年10月15日

「小説」ランキング