きりこについて

きりこについて

572円 (税込)

2pt

きりこは両親の愛情を浴びて育ったため、自分がぶすだなどと思ってもみなかった。小学校の体育館の裏できりこがみつけた小さな黒猫「ラムセス2世」はたいへん賢くて、しだいに人の言葉を覚えていった。ある事件がきっかけで引きこもるようになったきりこは、ラムセス2世に励まされ、外に出る決心をする。夢の中で泣き叫んでいた女の子を助けるために……。

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きりこについて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    匿名

    購入済み

    凄まじい話しだった。
    展開も早くて一気読みしてしまいした。
    自分を可愛いと思い込んでるキリコに最初は嫌悪感を抱いたけれど、キリコはただ素直なだけだったんだと分かり自分が恥ずかしくなりました。
    素晴らしい女性、周りも幸せにする心温まりました。
    自分は犬派なんですけど猫の事をこれからはもっと観察して見よ

    1
    2024年02月16日

    Posted by ブクログ

    小さな悩みが気になり始めた時、行き詰まった時に読みたい〜〜
    所々、経験したことが蘇って読むのがほんの少ししんどく感じてじわりじわりと読んでた

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    ルッキズム、フェミニズム、マチズモ、自己肯定などけっこう重いテーマが、西加奈子さんのエンタメ力によってつながり、圧巻。
    猫は本当に偉大。

    0
    2025年03月03日

    Posted by ブクログ

    きりこが己の容姿の醜さに、ある時を境に嫌でも気付かされてしまう胸が痛くなるお話ですが、猫目線の話を交えたり、軽くコメディチックな語り口で重くなり過ぎなくて、たまに笑ってしまう所もありスラスラ読めました。

    きりこが大好きな男の子に「ぶす」と初めて言われたことをきっかけに始まってしまった10代の絶望的

    0
    2025年01月29日

    Posted by ブクログ

    きりこはぶすで、パパとママはそんなきりこが大好きで、ラムセス2世は賢い猫で、すずこちゃんは美人で、ゆうだいくんはゲイで、元田さんは新興宗教の狂信者で、ちせちゃんはセックスが大好きで、さえちゃんはうつ病になった。ただそれだけ。どうってことない。とにかく、『世界は、肉球より、まるい!』

    「きりこは、き

    0
    2024年07月03日

    Posted by ブクログ

    見た目も中身もどちらもひっくるめて自分なんだときりこが気づき、認める話
    本質はその人の在り方次第ということだけど、よくある中身だけが大事なんだっていう話し方になっていないのが良かった
    今の自分には結構刺さったかも

    ちせちゃんのあけすけに見えて、自分の軸を持っているところが好きだった

    話しぶりが軽

    0
    2024年06月23日

    Posted by ブクログ

    『きりこは、ぶすである』
    冒頭からすごいこというなぁと思いながら読み始める。ぶすはフォントが太く、目立つ。
    きりこがぶすである説明が面白くて、ついつい笑ってしまった。
    容姿は誰もが認めるぶすであったが、両親はきりこを可愛いと大事に育て、きりこ自身自分がぶすなどと思いもせず成長していく。
    次第にぶすで

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    「きりこは、ぶすである。」
    冒頭からいきなりこのぎょっとする一文
    頭をガツンとやられたようで気がついたら物語のなか。
    コメディなのかと思いきや中盤からは大真面目
    猫ときりこの視点で語られるところとか、どこか『吾輩は猫である』を彷彿させるような設定も面白い!
    表紙の猫がブサカワで何とも愛嬌のある顔なの

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    西加奈子さんの作品は大変好きです
    内面を見つめると言う深いお話
    自分と向き合えないまま諦めてしまう人生は本当に多く、その分周りの人達のことも理解できなくなってしまうんやな。
    今回はそばで支えてくれたラムセス2世や、賛同して、仲間になった人たち、感動しました。
    いつも最後泣いてしまいます。
    猫さまです

    0
    2025年03月18日

    Posted by ブクログ

    猫は偉大。それに尽きます。

    人混みを歩いている時、目に入ってくるそれぞれの人にそれぞれの人生があると思うとなんだか神秘的で、全員の人生を覗いてみたくなるけど、なんとなくそれが味わえる作品でした。
    みんなそれぞれ色々あるけどそれぞれの形で乗り越えていってるんだなぁ

    0
    2024年11月28日

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