我利馬の船出

我利馬の船出

594円 (税込)

2pt

4.5

生まれ変わりたい、自分を取り巻く家庭や社会から解放されて、自由に生きたい――幼い頃からそう望み続けてきた十六歳の少年・我利馬は、自作のヨットでこの国を離れる決意をした。貧しい生活の中で何とかヨットを完成させた我利馬は、家族の誰にも告げずにたったひとりで航海へと出発する。さまざまな苦難の末、我利馬がたどりついた場所とは? 自立への道を模索する少年の姿を描いた長編。

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我利馬の船出 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    我利馬は25年前の私だった。
    自分が嫌いで、生まれ変わりたい私にそっくりだった。
    だから、この本の内容に凄く共感した。
    我利馬は、生まれ変わるために、ヨットで航海に出かけ、
    私は、生まれ変わるために、アメリカへと渡った。
    我利馬は、自分の居場所を見つけた。
    50歳の私も、結婚して居場所を見つけたよう

    0
    2020年09月22日

    Posted by ブクログ

    灰谷健次郎作品の中でも、とても気に入っている一冊です。

    読んだ時期も関係していたのでしょうけれど
    とても心に響いた本です。

    とても思い合っている2人がいたとして、どちらかが幸せでなければ別れを決断しなければならない。

    ズシンときましたねー。

    0
    2012年04月01日

    Posted by ブクログ

    前半と後半の差異が大きすぎてとまどいますが;
    どうにも良いとしか。
    色々な問題を詰め込みつつ読後感が凄く良い。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    これはホントにおススメ!「生きててもいいことなんかない‥。」とか思ってる人、これ読んで考え直してください。
    そして強くなってください。自分がとても小さな世界にいたことに気付きますよ。
    ってか誰が読んでもどこか自分に当てはまるようなところが出てくるはずです。まじで超おススメ。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    意外な結末である。題名の意図するところは何であるのかを考えた。スウィフトの「ガリバー」のことも考えたが、著者は(他の作品を読んで感じたのだが)非現実的なことを書くのだろうかか?また、「ガリバー}同様に、物語が進むにつれて、漂流し大人の国へ行き着き、最後には夢であったと落ち着くのかと思った。しかし、そ

    0
    2016年02月13日

    Posted by ブクログ

    小学校低学年の時に読んだ本。
    現実からファンタジーへの飛びっぷりに混乱して、
    何読んでたのかわからなくなって最初に戻った本って印象が強い。
    同じくらい面白かったって記憶も強い。
    そのうちまた読み直したい。

    0
    2010年03月24日

    Posted by ブクログ

    前半、とても良かった。
    船の作り方のリアルさや我利馬の境遇や心境など、読んで泣いたが、後半のパラレルな話の展開に唖然とした。できれば前半のみの話で涙して終わらせてほしかった。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    2006.01. 貧乏でどん底の生活から別れを告げるため、自分の名前を捨て“我利馬”となり脱出を計る少年。しかし、だれでものおっさんに出会い心が解かれていく。大変な嵐の末辿り着いた島は、心優しい大きな人々が住んでいた。
    彼の心の成長を見守りつつも、自分の大きなエゴに気づかされる。

    0
    2009年10月17日

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