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明治43年夏の伊豆修善寺における大患は、漱石にとって一つの思想的転機を意味した。「思い出す事など」は、生死の境をうつつに彷徨したその病中の心境を静かな澄明な筆致で綴ったもの。硝子戸の中に静座して眺めた人生への感懐と過ぎ去った日々への追憶を語る「硝子戸の中」は、その後の心境的発展をうかがわしめるものである。
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Posted by ブクログ
夏目漱石の随筆集ですね。 12月9日は漱石の命日でした。 夏目漱石は文豪の中でも一番のお気に入りです。 岩波の漱石全集は三回くらい読みましたが、我が家が何回か引っ越す度に、何処かに紛れ込んで見つかりません。 誰かに貸した覚えもあり、三度買い換えたのが三度目もまた、何処かに行き方知れずのままです。 こ...続きを読むの本は、漱石の修善寺の大患後の生死感の移り変わりを綴ったものです。 鋭利な感受性と冷静な観察力で静かに語っています。 漱石は温故知新の人生を歩んだように思われます。古い芸術も愛し、自ら英語の教師として英文学を学び、学者の生活を捨てて文筆家の道を選んだ苦悶にも悩まされながらも、家族を支えるためも、「則天去私」の想いを見いだして綴った随筆集ですね。 漱石はそそっかしい人間らしさも兼ね備えて、人を愛し人に使えることも異なとしない好人物だったようです。 漱石がますます好きになる一書ですね。
病み上がり(というか死の淵からの生還と言う方が正しいか)のリハビリ的要素の強いエッセイ集(?)。 確かに生より死の美化とか所謂「則天去私」とかいった読み方も出来るんだろうけど、もっとシンプルに死を覗いた上での素直な他人への感謝に満ちた作品だと思うんだけどなぁ。まぁ、漱石って基本的には優しい人なんだろ...続きを読むうと思う。 そのためという訳でもないが、吐血の様子の俯瞰的描写など読みどころは色々あるけど、当方一番心に残っているのは町井石子嬢にまつわる小噺(?)。 そうですよ、漱石って『猫』『坊っちゃん』を書いた作家、こういったどこかほのぼのした描写はお得意なんですよ。
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