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桜宮市の終末医療を担っていた碧翠院桜宮病院の炎上事件から1年後。東城大学の落第医学生・天馬大吉は課題で「日本の死因究明制度」を調べることに。同級生の冷泉と取材を重ねるうち、制度の矛盾に気づき始める。同じ頃、桜宮一族の生き残りが活動を始めていた。東城大への復讐を果たすために――。天馬は東城大の危機を救えるか。シリーズ史上最大の因縁がいま、解き明かされる。メディカル・エンタテインメント、驚愕の到達点!
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【電子書籍・共通あとがき】
【著作解説】電子版あとがき『輝天炎上』
付録1【海堂尊・全著作リスト】
付録2【作品相関図】
付録3【桜宮年表】
付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】
付録5【「桜宮サーガ」構造】
付録6【「海堂ラボ」登場人物リスト】
付録7【関連小文索引】
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
はぁ……これで終わりかぁ~~終わっちゃったなぁ……。
Aiセンター最後の日を別視点で描いた一作。
あの日彼女たちが何を考えてどう行動していたのか、語られなかった部分が明らかになる。
その前に、医学生たちが死因究明制度についてのレポート作成のため東奔西走するお話がついている。我々読者も彼らと一緒になって先生たちの話を聞き、死因究明におけるAiの有用性を今一度改めて思い知らされる。阻む敵についても。
今作ですべての物語が収束する。過去の因縁も、桜宮の闇も。いや、全てではないし、それほど収束もしていないような気もするけれど……。だってまだまだ、桜宮の、極北の、浪速の、そしてこの日本の未来について読んでみたい気持ちが強いんだもの。東城大、世良、彦根たちの物語をもっともっと読みたい。
天馬は立派な医者になれるだろうか、心配だな。
謎を残したままなのは別にいいんだけど、これで終わりということなので一抹の寂しさを覚えてしまう。
最後にこの場であえて言おう、飛べ、綿毛と。
Posted by ブクログ
著者の「ミステリー」としての集大成なのかもしれない。
巻末の解説に書いてあったが、チームバチスタシリーズだけで無く、ブラックペアンシリーズや螺鈿迷宮など、周辺の作品まで読み込んでいると面白さが倍増する作品。解説先に読んで、列挙されてる作品先に読んでおけばよかったなぁ。
様々な回収し切っていない伏線を悉く回収する本作。海堂さんの作品で久しぶりに?がっつりしたミステリー作品として読めた。本業もやりながらどうやって構想したんだろうか。
『ケルベロスの肖像』の別視点の作品。螺鈿迷宮で主役だった天馬大吉が主人公。ひとつの物語を別視点で読めるのが海堂さんのいいところなのかもしれない。
Posted by ブクログ
桜宮サーガ、炎上。海堂尊著『輝天炎上』が描く医療ミステリーの到達点
本作は、桜宮病院炎上事件から1年後を舞台に、新たな陰謀と謎が渦巻く医療ミステリーです。
物語は、東城大学医学部の学生、天馬大吉が「日本の死因究明制度」を調査することから始まります。調査を進めるうちに、天馬は制度の矛盾に気づき始め、同時に桜宮一族の生き残りが動き出していることを知ります。前作『螺鈿迷宮』で張り巡らされた伏線が、本作でついに回収され、予想を遥かに超える展開に息を呑みました。
複雑に絡み合う人間関係と緻密な舞台設定
本作の魅力は、複雑に絡み合う人間関係と緻密な舞台設定です。桜宮一族、東城大学、そしてAiセンター。それぞれの思惑が複雑に絡み合い、物語は予想外の方向へと進んでいきます。
特に、Aiセンターの描写は圧巻です。最先端の医療技術が集結した場所でありながら、同時に人間の欲望と陰謀が渦巻く場所でもあるAiセンター。その対比が、物語に深みを与えています。
医療ミステリーと社会派ドラマの融合
本作は、単なる医療ミステリーではありません。日本の医療制度の問題点、そして人間の欲望と倫理観の葛藤を鋭く描いた社会派ドラマでもあります。
特に、終末期医療の問題は、現代社会において避けて通れないテーマです。海堂さんは、このテーマを深く掘り下げ、読者に問いかけます。
『螺鈿迷宮』との繋がり
本作を読む上で欠かせないのが、前作『螺鈿迷宮』です。『螺鈿迷宮』で提示された謎が、本作で解き明かされます。しかし、それは同時に新たな謎の始まりでもあります。桜宮サーガは、まだまだ終わらない。そう確信させてくれる作品です。
最後に
『輝天炎上』は、医療ミステリー、社会派ドラマ、そして人間ドラマの要素が融合した、まさに海堂尊さんの集大成とも言える作品です。桜宮サーガファンはもちろん、医療ミステリー好き、そして社会派ドラマ好きにもおすすめします。
ぜひ、本作を手に取り、桜宮サーガの壮大な物語を体験してください。
Posted by ブクログ
落第医学生の天馬と優秀な冷泉美雪が繰り広げる医学界での行動を克明に追った物語だが、彼らの活動と旧態依然の体を示す病院に絡む桜宮一族と東城大学の争いが焦点だ.天馬たちは死因究明をテーマにレポートをまとめようと多くの教授たちとの面談を重ねるが、AI(死後画像診断autopsy imaging)センターの設立がかれらの行動に影響を与えるようになった.解剖の実施とAIの兼ね合いが複雑な問題を呈しており、AIセンターの将来構想が不透明になってきた.多くの医師・教授が登場するがそれぞれ個性派が多く、ストーリー展開上どの人がキィーマンなのかを見極めるのが難しかった.桜宮一族の小百合とすみれが暗躍するの楽しめたが、全体の流れが最後までよく把握できなかった.
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