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長い“眠り”から目覚め、未来医学探究センターに独りきりで暮らす少年・佐々木アツシ。彼は正体を隠し騒がしい学園生活を送る一方、深夜には秘密の業務を行っていた。それは、センターで眠る“女神”を見守ること。だがやがて過酷な運命が次々とアツシを襲い、ある重大な決断を迫られる。懊悩の末、彼が選んだ“未来”とは――? 先端医療の歪みに挑む少年の成長を瑞々しく描き、生き方に迷うすべての人に勇気を与える、青春ミステリ長編!
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【電子書籍・共通あとがき】
【著作解説】電子版あとがき『アクアマリンの神殿』
付録1【海堂尊・全著作リスト】
付録2【作品相関図】
付録3【桜宮年表】
付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】
付録5【「桜宮サーガ」構造】
付録6【「海堂ラボ」登場人物リスト】
付録7【関連小文索引】
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Posted by ブクログ
佐々木アツシ君の中学から高校の数年の物語。
読みながら思い出すと、彼には親がいない。少年期から思春期がない。身体的欠損もある。普通の友人がない。
馬鹿馬鹿しい学生生活や彼が守る人に向けての選択も彼の通過儀礼として描かれたのではないだろうか。
【引用】
女子という単語には甘美な響きがあるけれど、そこに〝生意気な〟という形容詞をひとつ加えただけで、印象も評価も逆転する。(中略)
そう、麻生夏美は正真正銘、正統派の美少女だった。(中略)
〝美少女〟という属性が効力を発揮するのは、日常会話で絶対に使われることのないけれど、入試英語では必須のフレーズ「彼は一目で恋に落ちた」というは慣用表現の一部である〝アット・ファースト・グランス〟が当てはまる、ごく短時間のことだけだ。
このふたつの設定を合わせると、麻生夏美のクラス内評価は次の一文でこと足りる。
ー 黙っていれば最高なのに。
海堂先生がノッて書いているのが分かるけれど、この饒舌性が苦手な人もいるだろう。そして相変わらず箴言、名フレーズのオンパレードの海堂ワールド。
前半はボクシング漫画風、中間は文化祭を舞台にした学園青春もの。そして終盤は謎解きと決断。謎は無理に話を難しくしている感もチョッと感じたけれど、読後の感想はスッキリしている。
田口先生の不定愁訴外来から学長室に向かう非常階段。「〝腹黒ホットロード〟なんて陰口を云う人が後をたちません。」細かいギャグがニンマリしてしまう。桜宮サーガがいつまでも続いて欲しいと思う。
その後のスーパー高校生アツシについては、「医学のたまご」にある。本書を読まれた方は是非。
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小説・文芸
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