彼女が知らない隣人たち

彼女が知らない隣人たち

968円 (税込)

4pt

3.2

地方都市で暮らす三上咏子は、縫製工場でパートとして働きながら、高校生の翔琉と小学生の紗希、夫の丈史と平凡な毎日を送っていた。ある日の夕方、駅近くの商業施設から白い煙が上がるのを目撃。近くの塾に通う息子が気になり電話を掛けるが、「誰かが爆弾を仕掛けたテロだ」と興奮して語る様子に違和感を覚える。翌日、今度は市立図書館でも同様の事件が発生。いったいなぜこの町で、こんなことが? 咏子は今まで気にも留めなかった、周囲の異変に気がついていく・・・・・・。

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彼女が知らない隣人たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    解説の町田そのこも書いているが、忘れてはいけない心持ちというものをみた気がする。
    自分も、どうしても恐怖感が拭えない対象があるが、その感情は、広めるものではないし、静かに自分自身で背負うものだと改めて感じた。
    投げかけの状態でお話しは終わるので、モヤモヤしてしまう読後の方もいるとは思うが、現実も同じ

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の鬱屈した雰囲気が思い出される作品だった。どうしようもない鬱憤をSNSで匿名攻撃したり、冷静な判断ができない世の中…。
    日常だったら気にならない小さなことから事件へと発展していく。

    --------------------
    ●主人公は普通のパート主婦。
    家ではコミュニケーションが取れなくな

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ


    ふと気づくと
    確かに自分の地元にも、通勤途中にも
    町中にも色々な国の人が多くいます
    ほんとに日本は旅行者の方も含めて
    様々な国の方が増えたなと
    思います
    デリケートな問題になってしまうので
    詳しくは書きませんが様々な事が
    問いかけれた話でした

    0
    2025年04月28日

    Posted by ブクログ

    身近なことのはずなのに、自分事として捉えることが難しいものが多い。見えなければ無いものとして生きて行くことに罪悪感を覚えてしまったら、この世の中の何と生き難いことか。

    0
    2025年04月03日

    Posted by ブクログ

    知らないことは怖い。
    ただ、知った後でも怖いこともある。
    知ることと、わかろうとすることや、考えることは違う。
    膨大な距離が存在する。

    自分ではどうしようもできない大きなことの主語は大きく、主語の構成も複雑。
    だから、主語を形作るひとつひとつのバックグラウンドを実名で表されないと、知ろうとされづら

    0
    2025年02月01日

    Posted by ブクログ

    主人公(主婦)と家族、職場の同僚、ママ友との関係が身近に発生したテロによって変化していく。
    息子や同僚の外国人、難民支援活動家とのやりとりが今まで身近に感じていなかった世界を広げていく。
    ミステリーとまではいかないが、当たり前を当たり前のままに感じている社会には色んな見方や考え偏見が存在する。それを

    0
    2025年01月02日

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