文春文庫の検索結果

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  • 槍ヶ岳開山

    槍ヶ岳開山

    小説・文芸
    4.5
    1巻631円 (税込)
    百姓一揆にまきこまれ、過って妻のおはまを刺殺した岩松は、国を捨てて出家する。しかし、罪の償いにきびしい修行をみずから求めた彼を絶え間なく襲うのは、おはまへの未練と煩悩だった。いっぽう、清貧と無欲の極地で庶民救済に生きようとする彼を俗世へと駆りたてることに執念を燃やす奇妙な男がつきまとう。大飢饉や一揆、打ちこわしといった江戸後期の乱世に、妻殺しの呵責に苦しみつつ、未踏の岩峰・槍ヶ岳初登攀に成功した修行僧播隆の苛烈な生きざまを、雄渾に描く長篇伝記小説。
  • やわらかな足で人魚は

    やわらかな足で人魚は

    小説・文芸
    4.2
    1巻850円 (税込)
    一体どうしたら自分は人間になれるのだろう。 当たり前に愛される人間の子供に。 タワマンを舞台に電話詐欺の嘘によって結びつく偽物の母と息子。 “前科”のある中学教師と孤独な少女。 悲しみを抱えた二人が出会うとき、世界は色を変える。 『昨日壊れはじめた世界で』が話題沸騰のオール讀物新人賞作家の、痛々しいほど危うく美しい傑作短編集。 四六時中わけもなく淋しくて、悲しくて、心許ない。 まるで私たちの足元にはちゃんとした地面がないかのようだ。──「水に立つ人」 人魚姫が王子を刺せなかったなんて、やっぱりウソだ。いつの間に引っ張り出したのか、赤い万能ナイフは陽の手の中にあった──「やわらかな足で人魚は」 この短編集の五人の主人公たちは、皆、「どこにでもいるけれども、悲しみを抱えているとは傍目に分からない人たち」だ。 香月夕花の描く世界は、どこまでも儚く、残酷で、美しい。 満場一致でオール讀物新人賞を受賞したデビュー作「水に立つ人」と同名の短編集を改題し、「逃げていく緑の男」を追加して再構成。 解説:川本三郎 ※この電子書籍は2016年10月に文藝春秋より刊行された単行本『水に立つ人』の文庫版を底本としています。
  • 柔らかな犀の角

    柔らかな犀の角

    小説・文芸
    4.0
    1巻825円 (税込)
    週刊文春に7年にわたり連載された「私の読書日記」がこの一冊に! 老年へのギア・チェンジ、いまだ完了せず。生と死の摂理などちんぷんかんぷん。朝起きて虫になっていたとしても、ちっとも不思議じゃない……。斯界にあって特異な存在感を放ち続ける名優・山崎努が、出会った書物を通じて人生を観照する。思いつくまま気の向くまま、自然体の老境がなんとも心憎い名品エッセイ。
  • 柔らかな頬 上

    柔らかな頬

    小説・文芸
    3.7
    1~2巻710~740円 (税込)
    私は子供を捨ててもいいと思ったことがある――。 衝撃のラストが議論を呼んだ直木賞受賞作。 カスミには、家出して故郷の北海道を捨てた過去がある。 だが、皮肉にも北海道で幼い娘が失踪を遂げる。 じつは夫の友人・石山に招かれた別荘で、カスミと石山は家族の目を盗み、逢引きを重ねていたのだ。 罪悪感に苦しむカスミは一人、娘を探し続ける。 四年後、元刑事の内海が再捜査を申し出るまでは――。 解説・福田和也 ※この電子書籍は1999年4月に講談社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • やんちゃな時代

    やんちゃな時代

    小説・文芸
    4.0
    1巻523円 (税込)
    ずっと昔、パリのレストランで見た光景を思い出す。若い男が中年の美しい女性の手を、ずっと握り続け、しきりに話しかけていたっけ。あんなことはフランスだけでのことと思っていたら、身近でもっとすごいことが起こっていた。(「コイ、ヨ、コイ」より)仕事は立派なのに、なぜか中途半端な女に熱をあげる愚かな男たちに腹を立て、往年のアイドル同士が手を取り合う姿に人生の妙味を感じ、世間を騒がせる歌舞伎界プリンスの大事件を鋭く考察する。イケメンと美女・究極の美味――抜群のセンスと好奇心で時代の最先端シーンをまるごと味わう作家・林真理子の「週刊文春」連載傑作人気エッセイ!
  • 憂鬱たち

    憂鬱たち

    小説・文芸
    3.7
    1巻600円 (税込)
    憂鬱=快感! いらいらしている全ての人に 神田憂、ウツイ、カイズ。男女三人が組んずほぐれつする官能的なドタバタコメディ。現実とエロティックな妄想が交錯し暴走する! 神田憂は、今日こそ精神科に行かなければと思いながら、さまざまな事態に阻まれてどうしてもたどり着けない。彼女の周りに出没する年上の男性カイズさんと若者ウツイくんはいったい何者なのか? エロティックな思考が暴走し、現実が歪みはじめる。グルーヴ感のある文体が冴えわたる官能的ブラックコメディ。 単行本 2009年9月 文藝春秋刊 文庫版 2012年6月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 誘拐者

    誘拐者

    小説・文芸
    3.6
    1巻855円 (税込)
    叙述トリックの金字塔、「――者」シリーズ。「私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を追い、妻は出奔した。やがて子供は戻ってきたが、妻は行方をくらましたまま……。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。追跡、また追跡、逆転、また逆転。そして、その末に待ち受けるまさかの結末が貴方の脳髄を痺れさせる!
  • 夕暮れをすぎて

    夕暮れをすぎて

    巨匠キングが贈る不思議と感動の物語 ごく普通の人々の人生に訪れる不思議。切ない悲しみの待つ結末、あるいは血の凍るような恐怖。巨匠の才能を堪能できる最新短篇集
  • 木綿恋い記(上)

    木綿恋い記

    小説・文芸
    -
    1~2巻660円 (税込)
    万葉集にも歌われる別府の奥の由布岳の麓に生まれた娘に、砕石工夫だった父は由布(ゆう)と名付けた。その父は彼女が十歳のときダイナマイト事故であっけなく死に、病弱だった弟も幼くして世を去った。敗戦直後の貧しさから温泉旅館の芸者になった由布は、酔客に手込め同然に処女を奪われ、以後、客にからだを売るようになる。そんな由布を心配した母は、同郷のつてを頼って東京へ行きマッサージ師の勉強をするよう勧めた……。女性の生涯を描いて追随を許さない水上文学の白眉!
  • 勇士は還らず

    勇士は還らず

    小説・文芸
    3.5
    1巻927円 (税込)
    米国サンディエゴで日本人男性が殺害され、妻子と友人たちが現場に向かう。だが警察の取調べに妻はなぜか口をつぐむ。男性の遺留品には、1969年にサイゴンで起きた日本人爆死事件の切抜きが……。事件の背景には札幌の新設校に集った男女6人の過去が深く関わっていた。「政治の季節」の青春と今を繋ぐミステリー長編。
  • 祐介・字慰

    祐介・字慰

    小説・文芸
    3.6
    1巻652円 (税込)
    クリープハイプ尾崎世界観、慟哭の初小説! 「尾崎祐介」が「尾崎世界観」になるまで。 書下ろしのスピンオフ短篇「字慰(じい)」を文庫版で初収録。 「俺は俺を殴ってやろうと思ったけれど、どう殴っていいのかがわからない。」 スーパーでアルバイトをしながらいつかのスポットライトを夢見る売れないバンドマン。恋をした相手はピンサロ嬢。どうでもいいセックスや些細な暴力。逆走の果てに見つけたものは――。 人気ロックバンド「クリープハイプ」のフロントマン尾崎世界観、渾身の初小説。 「祐介」の世界からスピンオフした「字慰」は、著者最新の書き下ろし作品です。 解説は『コンビニ人間』が世界的高評価の芥川賞作家、村田沙耶香さん。 たったひとりのあなたを救う物語。
  • 夕陽ヵ丘三号館

    夕陽ヵ丘三号館

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    社宅で繰り広げられる、見栄の張り合い、情報戦! 一流会社勤務の夫の転勤に伴い、東京での社宅暮らしを始めた音子。喜びも束の間……。リアルな人間関係の葛藤が迫力の長篇小説
  • 幽霊暗殺者

    幽霊暗殺者

    小説・文芸
    4.7
    1巻460円 (税込)
    おなじみ捜査一課の宇野警部と、女子大生・永井夕子の名コンビが活躍する「幽霊」シリーズ第13弾。「子分にして下さい!」と駆け込んできた若い男に、ヤクザの親分は「あいつをやっつけりゃ…」と、バーのテレビに映っていた建設大臣に目をやった。気の弱い、心優しい青年は本当に大臣を撃てるのか? 若い恋人たちの必死さが切ない表題作ほか、時効寸前の殺人犯を懸賞金狙いで追う中年男を描いた「星をつかまえろ」など。普通の人々の哀歓が胸に迫るミステリー4篇。
  • ゆうれい居酒屋

    ゆうれい居酒屋

    小説・文芸
    4.0
    1~9巻710~790円 (税込)
    「食と酒」小説の名手が贈る、心温まる居酒屋の物語 新小岩の居酒屋・米屋は気の利いたつまみとおかみの人柄で悩みを抱えたお客も癒されるのだが、じつはとんでもない秘密があって……。
  • 幽霊園遊会

    幽霊園遊会

    小説・文芸
    3.7
    1巻447円 (税込)
    天下の警視庁捜査一課オニ警部、宇野喬一と自称「捜査一課顧問」の女子大生、永井夕子の名コンビ。本篇ではかずかずの華麗なパーティを舞台に大活躍。あるときは大富豪の誕生会に潜む暗殺者を、またあるときは高校の同窓会で夕子の同級生が遭った惨劇を、ふたりはときに袋小路に迷い込みながら、さわやかな推理で解決してゆく。おなじみ大食いで巨漢のよき相棒、原田刑事をまじえ、予測のつかないアップテンポな筆致で進む、大人気「幽霊シリーズ」第6弾。
  • 幽霊解放区

    幽霊解放区

    小説・文芸
    3.0
    1巻710円 (税込)
    大人気「幽霊」シリーズ第27弾! 宇野警部と恋人の永井夕子が旅先のレストランで食事をしていると、 ”死んだはずの男”から「予約」の電話が入った。 この男は、かつて地元商店街会長の16歳の娘が遺体で発見された際に、 店の主人の証言によって、殺人容疑で逮捕され、 現場検証の直後に、トラックにはねられ、即死していた。 果たして、「死者からの予約」はホンモノなのか――。 そして少女は、いったい誰に殺されたのか。 不穏な雰囲気が漂う街の謎に、宇野と夕子が迫る。 表題作のほか、「ふさがれた窓」「忘れな草を私に」「悪夢の来た道」 「悪魔の美しさ」「行列に消えて」「手から手へ、今」の計七篇を収録。 ※この電子書籍は2019年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 幽霊記念日

    幽霊記念日

    小説・文芸
    5.0
    1巻447円 (税込)
    年の差カップルにして名コンビの、女子大生・永井夕子とオニ警部・宇野喬一。いつも冴えた推理をみせる夕子も、本業は学生。だが、彼女が通う大学で事件が勃発! 英文学教授・水科恭子の息子を偲ぶ会の当日、その会場となった教室で幽霊さわぎが、そして女子学生が刺された。さらに“水科先生は講義中に殺されます”という怪電話も……絶好調の表題作ほか「幸い住むと、ポチが鳴く」「白鳥の歌を聞くとき」「裏の畑でミケが鳴く」を収録した、大好評シリーズ第7弾。
  • 幽霊教会

    幽霊教会

    小説・文芸
    3.0
    1巻468円 (税込)
    奇跡の少女・亜里沙を教祖とする新興宗教団体内で殺人事件発生。宇野警部と女子大生夕子の推理が冴える、ライト・ミステリー四篇
  • 幽霊協奏曲

    幽霊協奏曲

    小説・文芸
    -
    1巻690円 (税込)
    大人気、赤川次郎による「幽霊」シリーズ第26弾。 美しいピアニストとの恋に溺れ、翻弄された末、一人の男が命を絶った。 男の死体を前に、女は冷たく言い放った。 「どっちかを選ばなくてはならなかったんです。自分のためにすべてを捨ててなんて、 頼んでない。私は無関係です。」 二年後、男の弟が、コンサートマスターとして 女と共にチャイコフスキー「ロミオとジュリエット」舞台に立つことに。 因縁の二人が再会した場で、宇野警部と永井夕子は……。 表題作のほか、「後ろ姿の夜桜」「スキャンダル、スキャンダル!」「私の秘密はあなたの秘密」「夜は知っていた」「夕やけ小やけ」「闇に迷って」の計7篇を収録。 どの巻から読んでも楽しめるシリーズです。 ※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 幽霊結婚

    幽霊結婚

    小説・文芸
    5.0
    1巻458円 (税込)
    バーの裏口で殺された中年男。だが彼には記憶喪失の過去があり、残された年下の婚約者には死者からの電話が……。表題作ほか三篇
  • 幽霊劇場

    幽霊劇場

    小説・文芸
    4.0
    1巻427円 (税込)
    売れない若手女優・田村里沙と間違えられて、人が殺された。里沙の夫である演出家は大女優・吉川真帆を追いかけ回し、大女優は数多くの浮き名を流している。愛憎渦巻く芸能界で、殺したいほど里沙を恨んでいたのはいったい誰? 女子大生・永井夕子と、オニ警部・宇野喬一のご存知、名コンビは、事件解決のため、ある芝居を打つ。表題作ほか「同情、買います」「夢路、はるかに」「間の抜けた告白」を収録した、好評シリーズ第9弾。
  • 幽霊指揮者(コンダクター)

    幽霊指揮者(コンダクター)

    小説・文芸
    4.0
    1巻471円 (税込)
    演奏しようとすると、必ず事故が起こるという曰くつきの〈呪われた曲〉。作者もまた、若くして不審死を遂げていたと分かり、その謎に宇野警部と女子大生・夕子が挑むが…。呪いと推理、相反する二つの要素をつなぐ接点とは? 若い恋人の名推理に今回も警部は頭が上がらない。著者のクラシックファンぶりが随所で楽しめる、軽妙洒脱な5つのミステリー短篇。「幽霊」シリーズ第14弾。
  • 幽霊作家と古物商 黄昏に浮かんだ謎

    幽霊作家と古物商

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻770~790円 (税込)
    「ねえ、助け合ってみない? 僕たち。」 死後も小説を書き続ける作家・響は、自分の死因が分からないままこの世に留まっている。孤独な響のことが視えるのは、古道具屋「美蔵堂」の店主・類だけ。どこか謎めいた彼は、霊を引き寄せやすい体質で……。唯一無二の関係になった二人のもとには、今日も怪異が訪れる。曰くつきの青年達がおりなすホラー短編集、第一弾! ====主な登場人物==== 長月響(ながつき・きょう) 作家。自分の死因がわからない幽霊だが、今も執筆の仕事を続けている。 御蔵坂類(みくらざか・るい) 古道具屋「美蔵堂」の店主で、響の友人。霊感があり、響のことが視える。
  • 幽霊社員

    幽霊社員

    小説・文芸
    5.0
    1巻458円 (税込)
    社長夫人殺しの嫌疑をかけられた社長の愛人。彼女のアリバイを証明できるのは、顔も名前もわからない謎の“幽霊社員”だけだった
  • 幽霊健診日

    幽霊シリーズ

    小説・文芸
    5.0
    1巻790円 (税込)
    「幽霊」シリーズ、記念すべき30作目も宇野に大ピンチ!? 男やもめの敏腕刑事・宇野喬一は、女子大生の彼女・永井夕子とのディナーデート中に貧血で倒れてしまう。 運ばれた病院には、「当直の医師に恨まれている。殺される前に病院を変えてほしい!」と医者に詰め寄るカップルがいた。 翌日、案の定起こった殺人事件。だが、殺されたのは全く関係のないはずの女性医師で……。 悲しいピアノの旋律が呼び起こす、事件の真相とは。 人に追われる中学3年生の少女と寄宿制学校の謎を解く「壁を越えて」、絵の中に描かれた“死んだはずの女”を探す「展覧会の絵」など、ユーモアあふれる7編。 赤川次郎ミステリーの最先端を味わえる1冊! 〈収録作〉 幸福への設計図/展覧会の絵/お化け屋敷に雪が降る/壁を越えて/ 歪んだ散歩道/幽霊健診日/昨日、今日、あさって
  • 幽霊認証局

    幽霊シリーズ

    小説・文芸
    4.0
    1巻790円 (税込)
    不穏な空気に覆われる町で新たな悲劇が―― 大好評〈幽霊〉シリーズ第29弾! 宇野警部と永井夕子が訪れた静かな温泉町では、 いたるところに監視カメラが設置されていた。 かつて娘を誘拐された町長が、町民の安全を守るために始めたのだが、 町全体が不穏な空気に覆われるなか、 設置したはずのカメラが、新たな悲劇を生んでしまう――。 表題作のほか、「隣の芝生が枯れたとき」「失われたハネムーン」「死を運ぶサンタクロース」「他人の空似の顔と顔」「女ともだち」「タダより怖いものはない」の計七篇を収録。 単行本 2022年6月 文藝春秋刊 文庫版 2025年2月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 幽霊終着駅

    幽霊シリーズ

    小説・文芸
    -
    1巻719円 (税込)
    深夜の駅に「頭」の忘れ物!? 大好評〈幽霊〉シリーズ、第28弾。 深夜の駅、終電車の棚に忘れられた風呂敷包み。 中から出てきたのは、なんと人間の頭!? 朝、宇野警部と永井夕子が駆けつけたところ、「頭」の持ち主が現れる。 某女優そっくりのこの「頭」が、悲しい過去をもつある親子の関係を 変えることに――。 ほかに「袋小路を照らせ」「雪女の従妹」「正方形の裏切り」「叔母捨て山」「真面目人間、ここにあり」「ゆく年くる年」など、全7篇。 ※この電子書籍は2020年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 幽霊審査員

    幽霊審査員

    小説・文芸
    -
    1巻652円 (税込)
    なんと宇野警部が、大晦日の国民的テレビ番組「赤白歌合戦」の審査員に! 大好評「幽霊」シリーズ第25弾。 ケガをした警視総監の代役をつとめることになった宇野は、慣れないタキシードを着せられ、メークまでされて審査員席で大奮闘。 恋人で女子大生の夕子は、「ずるい!」とうらやましがりつつも、「何か起こる」と予言する。果たして、本番が始まり、秒刻みの進行で大騒ぎの舞台裏で、事件が……。 表題作のほか、「犯罪買います」「哀愁列車」「愛と憎しみの果て」「意地っ張りの季節」「もういいかい」「過去のある勲章」の全7篇。 「世の中が変わっても、常に変らないものを描き続けていきたい」と仰る赤川さん。人が殺されても、男女が争っても、どこか温かい感情が流れる赤川作品の真骨頂です。 殺伐とした現実を見据えながらも、すがすがしい読後感を残す7篇。
  • 幽霊相続人

    幽霊相続人

    小説・文芸
    3.0
    1巻513円 (税込)
    高校の同窓会に現れた、離婚歴3回、妊娠中の若い恋人同伴の大富豪。彼に届いた殺人予告と、3人の元妻の登場で、会場は大混乱! 女子大生永井夕子と宇野警部が活躍する「幽霊シリーズ」第19弾。「幻の相続人」ほか、「噂をすれば思い出す」「いざ歌え、歓喜の歌」「立ち聞き、また聞き、盗み聞き」など全6篇を収録。
  • 幽霊注意報

    幽霊注意報

    小説・文芸
    3.0
    1巻499円 (税込)
    駅のタクシー乗場で突如弾丸に襲われた母娘。現場に居合わせた宇野と夕子は、すぐに犯人が割れるだろうと予測したが、母親を予期せぬスキャンダルが襲い、事態は思いがけない方向へ…(「裏切った弾丸」)。心霊スポットを紹介するロケ現場で、1人のお笑いタレントが毒を盛られた疑いで急死。妻は自分が夫を恨んでいたことを告白、またロケの際はかならず手づくり弁当を持たせていたことも明かした…(「幽霊注意報」)。日常に潜む悪意――赤川マジックは今作も絶好調! 大人気「幽霊」シリーズ第23弾。
  • 幽霊晩餐会

    幽霊晩餐会

    小説・文芸
    3.0
    1巻502円 (税込)
    都内屈指の高級フランス料理店から、まるで心当りのないディナーの招待を受けた宇野警部と恋人の夕子。訝(いぶか)りながらも店を訪ねてみたところ…2人を出迎えたシェフが唐突に打ち明けた。「今夜、誰かが私を殺そうとしているのです」。おなじみ幽霊コンビが豪華フルコースを堪能しながら犯人を暴く表題作ほか、ユーモア溢れる全7篇。息もつかせぬ展開のはてに人生のほろ苦さ、人の優しさが見えてくる! 大人気幽霊シリーズ第22弾。
  • 幽霊物件案内

    幽霊物件案内

    小説・文芸
    3.7
    1巻850円 (税込)
    名著復活! 日常生活のすぐ隣に潜む恐怖 あなたが普段なにげなく利用している家、マンション、旅館、学校、会社、喫茶店、飲み屋、レストラン、カラオケボックス、病院などに恐怖の〈幽霊物件〉はありませんか? 怪奇探偵が蒐集したいわくつきの幽霊物件をご紹介。 日常生活の隣に潜むもう一つの世界にご案内します。 【特典1】テレビでも話題沸騰! 「夏川ミサエの話」全話収録 【特典2】入手困難『東京近郊怪奇スポット』から最怖10話 解説=三津田信三 ◆ ◆ ◆ 単行本 2000年6月 同朋舎刊『幽霊物件案内 怪奇探偵のマル秘情報ファイル』 文庫 2025年6月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。文庫化にあたり、新たに以下の作品を収録しています。 夏川ミサエの話……『心霊ウワサの現場』1997年7月 長崎出版刊 その後の夏川ミサエの話……書き下ろし 「東京近郊怪奇スポット」十選……『東京近郊怪奇スポット』1996年7月 長崎出版刊
  • 幽霊散歩道(プロムナード)

    幽霊散歩道(プロムナード)

    小説・文芸
    5.0
    1巻447円 (税込)
    女子大生の恋人・永井夕子に強引に誘われて、テレビドラマのエキストラに出演することになったオニ警部・宇野喬一。ところが撮影中のスタジオ内で主演女優が殺された。更に女優と噂のあったタレントの首吊り死体が! これは無理心中か、それとも殺人事件なのか?(表題作)そのほか、営業中のデパート、保育参観日の幼稚園、そして雨宿りさせてもらった豪邸で…事件はいつでも待ったなし。名コンビの推理が冴えわたる、“幽霊シリーズ”好評の第8弾。
  • 幽霊包囲網

    幽霊包囲網

    小説・文芸
    3.2
    1巻481円 (税込)
    入院中の青年を、銃を持った町民達が狙っている。最愛の人を殺されて、それでも復讐は許されないのか……? 軽妙な語り口の裏に、現代の世相を見つめる優しい目が潜む。デビュー作「幽霊列車」以来、鋭い推理とアツアツぶりは変わらない、宇野警部と永井夕子の名コンビ。世代を越えて読みつがれる、幽霊シリーズ第18弾。
  • 幽霊法廷

    幽霊法廷

    小説・文芸
    3.0
    1巻555円 (税込)
    貿易会社の社長と刑事が殺された。現場に居合せた宇野警部は、意図に反して、犯人を射殺してしまう。やむを得なかったとはいえ苦悩する宇野の元に「犯人の死で隠された事件の真相を見付けよ」という謎の電話が! おなじみ女子大生夕子と解明に乗り出すが、夕子に見合い話が持ち上がり……。幽霊シリーズ第20弾は、初の長篇小説
  • 幽霊待合室

    幽霊待合室

    小説・文芸
    3.0
    1巻513円 (税込)
    事故で列車が止まってしまい、田舎の駅で夜を明かすことになった宇野警部と夕子。その駅待合室で夕子が偶然目にしたのは、なんと死んだはずの叔父! 驚くままに翌朝を迎えると、別の乗客が殺されていて、叔父らしき男は事情聴取を受けることになるのだが──。本作もユーモアたっぷりに推理が冴える、大人気シリーズ第21弾。
  • 幽霊列車

    幽霊列車

    小説・文芸
    3.7
    1巻559円 (税込)
    山間の温泉町へ向う列車から八人の乗客が蒸発してしまった。前代未聞の難事件に取り組んだ中年警部は行く先々で推理マニアの女子大生に出っくわす。捜査の邪魔だとカッカしていたオニ警部殿はいつの間にかこの美女にカッカ。そして二人はいつしか名コンビになる。著者のデビュー作であり、〈幽霊シリーズ〉第一弾となった表題作ほか、二人が出会った10の殺人、5つの事件、「裏切られた誘拐」「凍りついた太陽」「ところにより、雨」「善人村の村祭」を収録。
  • 雪に花散る奥州路

    雪に花散る奥州路

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    股旅小説ブームの先駆をなした笹沢左保の時代小説。その街道シリーズから四作を収めた。「雪に花散る奥州路」の二本桐の武吉、「狂女が唄う信州路」の抜かずの丈八、「木ッ端が燃えた上州路」の三下の勢五郎、「峠に哭いた甲州路」の天神の新十郎。昔の街道を舞台に、いずれも個性豊かでニヒルな渡世人を主人公にして、推理的手法を駆使して物語を展開、非情な男の世界を描く。時代小説界に旋風をまき起こした「笹沢股旅もの」の真骨頂がもっともよく現れている……。
  • 雪の香り

    雪の香り

    小説・文芸
    3.7
    1巻896円 (税込)
    話題作『罪の声』著者による傑作純愛ミステリー 学生時代、冬の日に出会った恋人・雪乃。 12年前に姿を消した彼女を、いま警察が追っている。 新聞記者になった私は密かに調査を開始した。 彼女は何をしたのか。 京都の四季を背景に描かれる若き日の恋と、隠された秘密をめぐる現在の日々。 純愛ミステリーの傑作登場! 解説 ザ・ギース 尾関高文
  • 雪のチングルマ

    雪のチングルマ

    小説・文芸
    3.4
    1巻702円 (税込)
    新田次郎、山岳短篇集の代表作! 童歌(わらべうた)をうたうと必ず雪崩で死ぬ、という怪談に抗いながらも囚われた若者の苦悩と悲劇を描いた表題作。アラスカ現地に取材した異色の傑作「真夜中の太陽」。実感をこめて富士のおそろしさを表現しきった「春富士遭難」。スキーヤーの身勝手さを衝く「コブシの花の咲く頃」など全6篇を収録。著者円熟期の傑作山岳小説集。
  • 雪ひらく

    雪ひらく

    小説・文芸
    3.9
    1巻519円 (税込)
    恋に落ちたら、相手に配偶者がいようがいまいが、恋心が止まらなくなる姉。その一生は奔放すぎた。彼女を“美しく風変わりな淫売”とよんだ妹が、心をこめて姉の人生を振り返る「最後の男」。家で洋裁の仕事をしながら、ひっそりと愛人の訪れを待つ美枝子の「仄暗い部屋」。失恋して帰ってきた故郷で、あらたな出会いの予感が…表題作「雪ひらく」。前へ前へ、恋にだけはとびきり大胆に突き進む女たち。その奥に秘められた官能の炎を描きつくす傑作短篇集。
  • 行方不明者

    行方不明者

    小説・文芸
    3.3
    1巻733円 (税込)
    一家惨殺事件、通り魔殺人、身元不明死体……憎悪の連鎖を止めるのは誰か!? 折原マジックが冴える、大人気「――者」シリーズ! 埼玉県蓮田(はすだ)市、黒沼の畔(ほとり)に建つ2つの名家で起きた一家惨殺事件と失踪事件。ライターの五十嵐みどりは取材を通じて4人家族の闇を浮き彫りにしていく。一方、戸田市では謎の連続通り魔事件が発生。売れない推理作家の「僕」は、小説の取材にと容疑者の尾行を開始する。2つの事件が交錯する驚愕のサスペンス。
  • ゆけ、おりょう

    ゆけ、おりょう

    小説・文芸
    3.6
    1巻815円 (税込)
    「世話のやける弟」がいつしか時代の英雄になってしまった――。 坂本龍馬の妻・おりょうの目を通して描かれる、幕末の名場面! 幕末の京都で出会った「世話のやける弟」のような男・坂本龍馬と結婚したおりょうは、夫を呼び捨てにし、酒を浴びるほど飲み、勝海舟にも食ってかかる「妻らしからぬ」振る舞いで周囲をへきえきさせる。 ついには龍馬の周囲から、「龍馬のために離婚してください」とまで迫られる始末。 しかしおりょうは、寺田屋で間一髪龍馬の命を救い、日本で初のハネムーンを敢行。 薩摩へ、軍艦に乗って長崎へ、馬関へ――。 激動の世の中を楽しげに泳ぐうち、いつしか薩長同盟・版籍奉還の立て役者として時代の英雄になってゆく夫。 そして、龍馬亡きあとの20年を彼女はどう生きたのか。 型にはまらない生き生きとした夫婦の姿、意地っ張りで責任感が強く、龍馬に惚れながらも自立した魂が輝く「門井版おりょう」。 現代の女性に響く物語! 解説・小日向えり(歴女) ※この電子書籍は2016年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 柚子の花咲く

    柚子の花咲く

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,001円 (税込)
    先生の死は、不面目なものだったのか? ひとはなぜ傷つけあうのだろう。 どうしてなのですか。先生──。 一人の武士の遺骸が河岸で発見された。 殺されたのは村塾の教師・梶与五郎。 村塾とは、武士、町人、農民が一緒に勉強する、郷学と言われる場。 与五郎は貧しい子どもに自分の弁当を与えて、いつも自分はお腹を鳴らしているような男だった。 しかし、無惨な遺体で発見された後、なぜか急に梶にまつわる悪い噂がささやかれるようになり、汚名を着せられてしまう。 恩師の死は、本当に不面目なものだったのか? かつての教え子、日坂藩士の筒井恭平は、死の真相を探るべく鵜ノ島藩に決死の潜入を試みる。 胸震わせる傑作時代小説! 解説・江上剛 「先生がよく言っておられたことを覚えているか」 「なんだ」 「桃栗三年、柿八年──」 「柚子は九年で花が咲く、か」 「梨の大馬鹿十八年とも言われたぞ」          ──本文より 単行本   2010年6月 朝日新聞出版刊  一次文庫 2013年10月 朝日文庫刊 この電子書籍は2026年6月刊 文春文庫版を底本としています。
  • 油断!

    油断!

    小説・文芸
    3.0
    1巻550円 (税込)
    ある日、突然、中東からの石油が断たれた! エネルギー源の多くを石油に頼り、その石油のほとんどを輸入に頼る日本は、なすすべもなく崩壊してゆく……。日本のたどる道を生々しく描写してセンセーションを巻き起こした本書は、現実の政府プロジェクトによる調査レポートの結果を踏まえて書かれている。今でもわが国のエネルギー供給構造は当時と変わらず、石油が政治的にも地域的にも著しく偏在した資源であることにも変わりはない。……欠乏の恐怖は依然として身近にある。
  • ユニクロ潜入一年

    ユニクロ潜入一年

    小説・文芸
    4.1
    1巻880円 (税込)
    離婚して名前まで変えて挑んだ潜入ルポの傑作! 柳井社長の「うちの会社で働いてどういう企業なのかぜひ体験してもらいたい」という言葉を自分への招待状と受け止め潜入を決意する。 Amazon、ヤマト、佐川急便……数々の過酷な潜入取材をしてきた著者が次に選んだのは、 自分の本を名誉毀損で訴えたユニクロだった。 「(批判する人には)うちの会社で働いてもらってどういう企業なのかぜひ体験してもらいたい」 柳井社長の言葉は自分への挑戦状だ。 合法的に名前を変え、潜入した現場で見たものは。 解説・鎌田慧 ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ユニクロ帝国の光と影

    ユニクロ帝国の光と影

    ユニクロ側が出版社に対し2億2000万円の損害賠償を求め提訴した衝撃の書!(一審判決は原告の請求棄却) 大型旗艦店を続々開き、世界に覇を唱えるユニクロ。総崩れの日本企業の中で、唯一気を吐いているように見える。しかし、これまで創業者・柳井正氏率いる同社の経営を精査したメディアはなく、その実体は謎に包まれていた。なぜ、執行役員が次々と辞めていくのか? なぜ、業績を回復させたにもかかわらず玉塚元一社長は追い出されたのか。なぜ、中国の協力工場について秘密にするのか? 誕生の地山口県宇部から、ユニクロ躍進の秘密を握る中国へ、そしてライバルZARAの心臓部スペインへ。グローバルな取材によって著者があぶり出した、「柳井正」と「ユニクロ」の真の姿。
  • ユニット

    ユニット

    小説・文芸
    3.8
    1巻785円 (税込)
    17歳の少年に妻を陵辱され、殺された男、真鍋。警察官である夫の家庭内暴力に苦しみ、家を飛び出した女、祐子。やがて二人は同じ職場で働くことになる。ある日、犯人の少年の出所を知った真鍋は復讐を決意。一方、祐子には夫の執拗な追跡の手が迫っていた――。少年犯罪と復讐権、さらには家族のあり方を問う、テレビドラマ化もされた傑作長篇!
  • 指輪をはめたい

    指輪をはめたい

    小説・文芸
    3.4
    1巻550円 (税込)
    2年前に捨てられた元彼女を見返すため、絶対に30歳までに結婚してやる! と誓っていた僕。給料3ヶ月分の指輪も買った。誕生日も近い。でも、スケートリンクで転んで頭を打って、気づいたら、肝心の“プロポーズの相手”を覚えていなかった。密かに同時進行中の3人の彼女のうち、僕の意中の相手は誰なんだ? それぞれにデートしてみたら思い出せるだろうか。大人になりきれない29歳・オトコの結婚観をチクリと描きだすビタースイートな恋愛小説。
  • 夢うつつ

    夢うつつ

    小説・文芸
    3.0
    1巻580円 (税込)
    霧で視界が遮られる中、邦彦はタクシーで自宅へ戻ろうとする。けれどその運転手は死んだはずの幼馴染で(「どっちだ?」)――「どんな慎ましやかな、地味な生であったとしても物語の宝庫となりうる」というあさのあつこが、新たに試みた意欲作。日常生活の一場面を綴ったエッセイから一転、現実と空想が交錯する物語が展開される、6つの連作短篇集。ファンタジックで哀しく愛おしい作品群は必読!
  • 夢で逢えたら

    夢で逢えたら

    小説・文芸
    4.0
    1巻850円 (税込)
    女芸人×女子アナ、痛快シスターフッド小説! テレビ業界のお約束も、社会の理不尽も、笑ってぶっ壊せ!! 女芸人コンビ「Hi!カロリー」の真亜子は、容姿いじりに疲れた相方の引退で、ピン芸人となる。 だれかれ構わず手当たり次第にかみつく芸風でブレイクし、 フリーアナの佑里香とともに、新番組のメインに大抜擢される。 だが、「女子アナ」の型に違和感を持っていた佑里香が生放送で、ある“事件”をやらかして――!? 文庫オリジナル。
  • 夢の香り

    夢の香り

    小説・文芸
    -
    1巻102円 (税込)
    35歳の季理子は、中学生のころ夢で嗅いだ“男のにおい”が未だに忘れられない。それはどこか懐かしい、いくつものにおいが混ざり合った複雑なハーモニーだった。年を重ね、デートの誘いも減ってきたある日、海外紛争地帯に長期取材に赴く元同僚の壮行会のため、友人たちと集まった。あ、この男の香りは、あの夢のにすごく似ている……けれど、100%同じではない……。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • 夢の封印

    夢の封印

    小説・文芸
    -
    1巻509円 (税込)
    会社の上司ともう7年越しの愛人関係を続けている紘子。その関係は安定していたが、ブラジルからやって来た取引先の男と仕事で何気ない会話を交わすうち、微妙に気持ちが動いて……感情と恋の一瞬の移ろいをあざやかに描いた表題作。そのほか、きまじめな女性介護ヘルパーが“生”と“性”が切り離せないことを悟る「月待ち」など、生きることの根源である官能と性をくっきりと描いた、忘れがたい読後感をのこす7篇の短篇集。
  • 夢見る帝国図書館

    夢見る帝国図書館

    小説・文芸
    4.2
    1巻880円 (税込)
    「図書館を愛した」喜和子さんと、「図書館が愛した」人々の物語 上野公園のベンチで偶然、出会った喜和子さんは、 作家のわたしに「図書館が主人公の小説」を書いてほしいと持ち掛けてきた。 ふたりの穏やかな交流が始まり、 やがて喜和子さんは 終戦直後の幼かった日々を上野で過ごした記憶が語るのだが……。 日本で初めての国立図書館の物語と、戦後を生きた女性の物語が 共鳴しながら紡がれる、紫式部文学賞受賞作。 解説・京極夏彦 個性的でキュートな喜和子さんの物語と、 波乱万丈な国立図書館の物語が共鳴しながら紡がれる、 唯一無二の小説です。 軽妙洒脱に語られる図書館の物語パートと、 戦後を生きた喜和子さんの切なくも愛おしい記憶。 そのなんともいえないハーモニー……。 京極夏彦さんが解説で「小説でしか為しえない技法で、 小説という装置を用いる以外に行きつけない場所に連れて行ってくれる、 そうした小説なのである」とお書きになったのを読んで、 「まさに!」と膝を打ちました。 読書の喜びを存分に味わっていただける作品です! ※この電子書籍は2019年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 夢をまことに(上)

    夢をまことに

    小説・文芸
    4.3
    1~2巻652円 (税込)
    江戸時代に空を飛ぼうとした男がいた! 近江国友の鉄砲鍛冶の一貫斎は旺盛な好奇心から、失敗を重ねながらも反射望遠鏡を日本で最初に作り上げる。 「日本のダ・ヴィンチ」と呼ばれた男、稀代の発明家の生涯。 直木賞作家、山本兼一さんの遺作が文庫で登場。 近江国友村の鉄砲鍛冶である一貫斎は村の訴訟に巻き込まれ江戸に出ることになった。 太平の世に鉄砲の注文は減り、村は景気が悪く寂れた状況にあった。 江戸に出た一貫斎は持ち前の好奇心で交友を広げ、オランダ渡りの新式鉄砲の修繕を依頼される。 見事に鉄砲を直した一貫斎は独自の工夫によって改良型まで作ってしまう。
  • 愉楽の園

    愉楽の園

    小説・文芸
    3.8
    1巻691円 (税込)
    「きょう、女占い師が言ったわ。私に恋をしてる人がいるって……私もその人に恋をしてるそうよ。どちらも強い真剣な恋だって」水の都バンコクの運河のほとりで恋におちた男と女。めくるめく陶酔の果てに、ふたりはどこへ連れ去られていくのか。恋愛小説に新しい局面をひらいた、宮本文学の代表作。
  • ゆれる

    ゆれる

    小説・文芸
    3.9
    1巻621円 (税込)
    「ディア・ドクター」「夢売るふたり」「永い言い訳」など、 濃密な人間関係を題材に作品を生み出し続けてきた映画監督・西川美和氏の小説処女作 田舎を嫌って都会に出た奔放な弟・猛と、田舎に残り実家を継いだ実直な兄。 対照的な二人の関係が、幼馴染みの女性の死をきっかけに、大きく揺らぎはじめる……。 2006年に公開され数々の映画賞を受賞した同名映画を監督自らが初めて小説化。 文学の世界でも第20回三島由紀夫賞の候補になるなど、大きな評価を受けた。解説・梯久美子
  • 湯を沸かすほどの熱い愛

    湯を沸かすほどの熱い愛

    小説・文芸
    3.9
    1巻601円 (税込)
    宮沢りえ、杉咲花ら出演の感動映画。監督自ら書下ろし 銭湯「幸の湯」の女将さん・双葉に余命宣告が。幸野家には双葉が亡くなる前に絶対にかたをつけておかなくてはならない秘密があった。
  • トランプがローリングストーンズでやってきた USA語録4

    USA語録

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻764円 (税込)
    世界のバカはアメリカをめざす! 過激で“使えない”新語・失言がてんこ盛り! サブカルから政治まで、マッドなアメリカがほとばしる 「週刊文春」連載「言霊USA」をまとめた人気シリーズ、文庫化第4弾。 アメリカ在住映画評論家の町山智浩氏が、いまアメリカで起きているおバカな出来事、日本では考えられないハチャメチャなニュースを、現地で流行ったスラング、失言、名言をもとに面白おかしく、かつ歴史的な背景も絡めながら解説。 鋭い毒舌、切れ味抜群のギャグが、よりいっそう過激に炸裂!澤井健氏のイラストも完全収録。 今回は2015年3月からの一年間の掲載分をまとめている。大統領候補に名乗りを挙げたトランプの姿がようやくチラホラと現れ始めるが、町山氏もまだこの頃はトランプを本気で大統領になるとは思っていなかった。しかし、そうしたマッドな事態が起こりうる予兆は、この頃すでにアメリカを満たしつつあったのだ。 フランスのテロ、スターウォーズの新作映画(『フォースの覚醒』)や移民排斥問題など、ホットな話題が満載。また、ショーン・ペンのメキシコ麻薬王訪問の舞台裏や、知る人ぞ知るテキサスの「おっぱいレストラン」、ハッパでキメながら大統領選に立候補宣言したカニエ・ウェストなど、サブカルから政治まで、筆者の幅広い持ち味、ユーモアが存分に詰まった、ファン必読の一冊。
  • マリファナも銃もバカもOKの国 USA語録3

    USA語録

    ビジネス・実用
    -
    1巻764円 (税込)
    「ハッパ(マリファナ)のためにカウボーイとヒッピーが握手する、そんなバカげたことが起こるからアメリカという国は面白い」。「イスラム国」もハリウッド女優のヌード写真流出事件も、政治からサブカルまで、アメリカの「今」をメッタ斬り。「週刊文春」人気連載の文庫版第3弾、澤井健のイラストも完全収録。解説・津田大介
  • アメリカ人もキラキラ★ネームがお好き USA語録2

    USA語録

    ビジネス・実用
    2.0
    1巻815円 (税込)
    週刊文春大人気連載シリーズ第2弾! M・ロムニーは、たった二つの失言で、20億ドルを注ぎ込んだ大統領選をしくじった。言葉を制する者はアメリカを制す。言葉を知ればアメリカがわかる。マンスプレイン、ドーマ、メサイア……日々、かの国で生まれる新語・名言・迷言を現地から毎週レポート。解説 モーリー・ロバートソン ※本書は、単行本『知ってても偉くないUSA語録』を文庫化にあたって改題したものです。
  • 夜明けのM

    夜明けのM

    小説・文芸
    3.8
    1巻700円 (税込)
    パリ、ネパール、マカオと世界中を飛び回り、ラグビーW杯を生観戦。 イケメン政治家の結婚を斬り、ビットコインの300倍の値上がりを夢見る…… だが今回のハイライトは、何と言っても天皇陛下即位の礼への参列。 新時代の夜明けに、マリコが見たものは何か?  【ボーナス・トラック豪華3本立て収録!】 特別エッセイ「美智子皇后の『奇跡』」 週刊誌エッセイ連載史上最多回数記念インタビュー 対談「瀬戸内寂聴先生に教わったこと」(×柴門ふみ(漫画家)) ※この電子書籍は2020年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 夜明けのブランデー

    夜明けのブランデー

    小説・文芸
    4.0
    1巻565円 (税込)
    「試写室を出ると夕闇がたちこめている。すぐさま、京橋の〔与志乃〕へ行く。」──60代の池波正太郎が「週刊文春」に連載した“正太郎絵日記”。著者直筆のイラストとともに、映画や演劇、愛用の万年筆に帽子、食日記や酒、旅行のことなど、洒脱な文章で穏やかな老熟の日々が綴られる。何げない日常が、まるで小さな物語のようにも感じられるショート・エッセイと、それを彩る絵筆の妙とを二つ一緒に楽しめる、趣き深い画文集。
  • 夜明けの星

    夜明けの星

    小説・文芸
    3.8
    1巻611円 (税込)
    越後の国を出て十六年、江戸の町で父の仇敵を探し続ける浪人・堀辰蔵。飢えて疲れきった辰蔵はある日ささいなことで逆上し、見知らぬ煙管師の頸すじに斬りつけてしまう。父と仲良くふたり暮しだった煙管師の娘・お道は、これで天涯孤独の身となった。近隣の人々に見守られ、気丈に生きていくお道と、仇討ち転じて闇の世界の仕掛人となった辰蔵の凄絶な半生。折にふれ、奇妙にもつれ合うお道と辰蔵の運命を、池波正太郎が円熟の筆で描いた名作。
  • 夜明けの雷鳴 医師 高松凌雲

    夜明けの雷鳴 医師 高松凌雲

    小説・文芸
    4.0
    1巻774円 (税込)
    医療は平等なり。近代医療の父の高潔な生涯 パリで神聖なる医学の精神を学んだ医師・高松凌雲は、帰国後、旧幕臣として箱館戦争に参加する。近代医療の父を描いた幕末歴史長篇。
  • 夜明け前に会いたい

    夜明け前に会いたい

    小説・文芸
    3.8
    1巻662円 (税込)
    金沢で生まれ育ち、もと芸者の母と二人暮らしの希和子二十四歳。 新進の友禅作家・瀬尾との穏やかな恋が始まったかに思えた東京出張の夜、思いがけない事実に打ちのめされた希和子は最終の新幹線に飛び乗った――。 純粋な恋がもたらす歓びと哀しみ、親子の情愛が雪の古都を舞台に美しく描かれる長編恋愛小説。
  • 酔いどれ卵とワイン

    酔いどれ卵とワイン

    小説・文芸
    3.8
    1巻740円 (税込)
    チーズ、中華カレー、ビール!やっぱり美味しい人気エッセイ最新刊 トーストの秘策に中華カレー名店、ウクライナの絵本の食べ物…美味しい工夫と食へのアンテナはさらにパワーアップ!大人気エッセイ。
  • 妖異幻怪 陰陽師・安倍晴明トリビュート

    妖異幻怪 陰陽師・安倍晴明トリビュート

    大人気シリーズ「陰陽師」のアンソロジー。 夢枕獏による「陰陽師」短編2本と、「オール讀物」の「陰陽師」特集に掲載された新進気鋭の作家4名による短編を収録しています。舞台は平安時代にとどまらず、室町時代・戦国時代の陰陽師まで登場。時と場所が変わっても色褪せない、「陰陽師」の魅力が詰まった一冊です。(解説・細谷正充) 収録作品 ・露子姫が見つけた不思議な烏毛虫は、食べれば食べるほど大きくなり…(夢枕獏「むしめづる姫」) ・信子姫に仕える、耳のいい女房。彼女は右耳には虫が棲んでいて…(蝉谷めぐ実「耳穴の虫」) ・鳥辺野で騒ぎを起こす少年は、博雅の腕を欲していた。その理由は?(谷津矢車「博雅、鳥辺野で葉二を奏でること」) ・足利義教の時代。法師陰陽師の兄弟が、蘆屋道満の式神に出会う(上田早夕里「井戸と、一つ火」) ・戦国大名・細川幽斎とキリシタン陰陽師が、「連歌」をもって妖に挑む(武川佑「遠輪廻」) ・晴明たちが出会った不思議な少年は、唐の国からやってきた「??(なた)」だった(夢枕獏「??(なた)太子」)
  • 妖怪と歩く ドキュメント・水木しげる

    妖怪と歩く

    小説・文芸
    3.0
    1巻509円 (税込)
    大ヒット作『ゲゲゲの鬼太郎』を描いた漫画家。ラバウル島の戦闘で負傷し、隻腕となった水木上等兵。意外にも別荘評論家の水木さん。アシスタントや一族を養う経営者。世界中の妖怪を研究したいと情熱を迸らせる大正生まれ。「水木しげるという人はいつどこにいても自分の心を楽しませるものを即座に見つけだすことができる、だから幸せ」。アメリカへ、故郷・境港へ、パプアニューギニアへ、二年間の密着取材で、手塚治虫と並ぶ巨匠の実像を描く傑作ノンフィクション!
  • 陽子の一日

    陽子の一日

    小説・文芸
    4.0
    1巻641円 (税込)
    ある女医の澄明な物語 還暦を迎えた女医・陽子のもとに届いた元同僚・黒田の「病歴要約」。ある春の一日に起きた出来事に人生の機微が滲む傑作小説。
  • 養生所見廻り同心 神代新吾事件覚  指切り

    養生所見廻り同心 神代新吾事件覚

    小説・文芸
    3.3
    1~5巻680~722円 (税込)
    書き下ろし時代小説、神代新吾事件覚シリーズ第1弾! 北町奉行所小石川養生所見廻り同心、神代新吾。南蛮一品流捕縛術を修行する、若く、未熟だが、熱い心を持つ同心である。新吾が、幼馴染みの養生所医師小川良哲、臨時廻り同心白縫半兵衛、手妻の浅吉らと共に、様々な事件にぶつかり、悩みながらも成長していく姿を描く。
  • 幼年

    幼年

    東京の街が、まだ東京であったころ……。東京屈指の繁華街として大きく変貌した渋谷を再訪し、著者の幼年期をはぐくんだ大正初年の渋谷界隈の地理、風物、時代の感触を、精緻な記憶力と端正な文体で再現する異色自叙伝。優しく厳しかった母の追懐、思い出深い小学校生活、時間の経つのを忘れた幼な友達との遊び、数回にわたる引っ越し、そしてヰタ・セクスアリスまでを、のびやかだった渋谷の変遷を背景に旧友との再会をまじえて、回想する。本書は懐しき大正年間の東京案内でもある。
  • 用もないのに

    用もないのに

    小説・文芸
    3.6
    1巻510円 (税込)
    小説・伊良部シリーズでお馴染み、奥田英朗の爆笑旅エッセイ。担当編集者にそそのかされ、まずは北京五輪の星野ジャパンを生観戦。松井移籍初年のNY、楽天イーグルス地元開幕戦の仙台…愛する野球とあらばどこまでも。珍道中は続き、念願だったフジロック参戦で豪雨の洗礼。灼熱の愛知万博。娯楽の域を超えた富士急ハイランドの絶叫マシン「ええじゃないか」。讃岐うどん食べ歩きのはずがお遍路苦行ルポ…100%脱線するユル~い大人の遠足隊。笑えます!
  • 余寒の雪

    余寒の雪

    小説・文芸
    3.9
    1巻719円 (税込)
    修行を積み、女剣士として立つ日を夢みる知佐 子持ちの町方役人の後添えにと望まれた女剣士が、幼子との交流を通じ成長する姿を描いた表題作他 市井の人々の機微を写しとる六篇 ※この電子書籍は2000年9月に実業之日本社より刊行された単行本の文春文庫版をを底本としています。
  • 夜が明けたら

    夜が明けたら

    小説・文芸
    4.0
    1巻660円 (税込)
    家族団欒の夜、ちょっとした地震が起こった。被害は停電だけかと思われたが、トランジスタラジオが鳴らない。車を動かそうとしたら、バッテリーがあがっている。そのうちいつもの生活に戻るだろうと高をくくっていた人々が、冬の寒空のもと、ようやく異変に気づく……。表題作ほか、山で迷った男が驚天動地のもののけに追われる「葎生(むぐらふ)の宿」、若者のささいな不謹慎が引き起こす悲劇「禁忌」ほか、トリックを超えた奇抜なしかけをちりばめた逸品揃いの一冊。
  • 予言村の転校生

    予言村の転校生

    市役所の職員だった父の育雄が故郷の村長に当選し、中学二年生の湯木奈央は「こよみ村」に移り住む。村には秘密の書「予言暦」なるものがあるという。元アイドルの溝江アンナ、その息子・麒麟、〈村八分〉松浦、父の政敵・十文字など、個性的な村民たちと共に奈央は様々な不思議な体験をする――。村の四季を背景に、ほんのり怖いけれど癒される青春ファンタジー。
  • 予言村の同窓会

    予言村の同窓会

    人の心のかなしみが“不思議”を生み出すのかもしれない 不思議が不思議のままあり続ける「こよみ村」の中学同窓会で物騒な事件が出来した! ドンパチありUFOありの、青春ファンタジー。
  • 横浜大戦争

    横浜大戦争

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻880~950円 (税込)
    横浜の神々のバトルロワイアル!? 第4回神奈川本大賞受賞の超絶エンターテインメント長篇登場。 ランドマークタワーの68階で、横浜の大神が「横浜大戦争」の幕開けを宣言。 横浜の“中心”を決めるべく、それぞれの区を司る“土地神”たちが、くんずほぐれつの戦いを繰りひろげる。 大洋ホエールズのユニフォームを着ている保土ケ谷の神を主人公に、戸塚・泉・栄の三姉妹。 それぞれ身勝手な鶴見や金沢や港南、港北・緑・青葉・都筑の擬似家族。 横浜中心部を司る中・西の姉弟などななど。 舞台は旧ドリームランド、山下埠頭、こどもの国などに展開し、驚くべき結末が待っている……。 巻末にはイラストによる「神々名鑑」も。 前代未聞にして空前絶後のエンタテイメント長編。 ※この電子書籍は2017年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 横浜元町洋菓子譚 春といちごのホームメイド

    横浜元町洋菓子譚 春といちごのホームメイド

    小説・文芸
    3.7
    1巻800円 (税込)
    甘酸っぱくてちょっとビターな連作短編集! 「ホテルクラシカル猫番館」「若旦那さんの『をかし』な甘味手帖」シリーズで大人気の著者が、文春文庫に初登場! 祖父の洋菓子店を引き継ぎ、パティシエとして店を守ってきた花丘春。 経営が厳しくなり、激務がたたって体を壊してしまう。 これから来るクリスマス期を乗り切れるか悩んでいたところに、かつて共に修業した有沢壱悟が突然現れる。 よく似た顔立ちの女の子・璃々花を連れて…。 ショートケーキ・バタークリームケーキ・いちごのタルト・ シュークリーム・コーヒーゼリー… 様々な思い出がつまった、懐かしの洋菓子が続々登場。 山手にあるあのホテルもちらっと出てくるかも…!? 横浜の元町を舞台に、人々を笑顔にするケーキ作りに 奮闘する春と、 何やら事情を抱えた壱悟と璃々花が織りなす、 甘酸っぱくてちょっとビターな連作短篇集。
  • ヨコモレ通信

    ヨコモレ通信

    小説・文芸
    4.0
    1巻569円 (税込)
    人気コラムニスト&漫画家、辛酸なめ子の「週刊文春」好評連載を一気にお届け! ヌーブラ、ヨン様、セレブYOGA、上智ミスコン、江原啓之、眉サロン…流行スポットやセレビッチの赤面モノな実態に容赦なく迫る、猛毒御免のゆる系イラストルポ。「メモ取らないで!」と店員に追いかけ回され、AKB風男性にフケをかけられるのは当たり前。数々の受難に遭いながら、闖入者・なめ子が現場で見たものとは!? 世間をシニカルに斬りつつ、絶妙な甘辛ミックスの仕上がり♪
  • 夜去り川

    夜去り川

    小説・文芸
    -
    1巻754円 (税込)
    黒船が来航したその年。喜平次はわけあって素性を隠し、渡良瀬川のほとりで渡し船の船頭となっていた。村人たちに頼られる存在となりつつあった喜平次だが、一体彼の目的――背負わされた宿命とは何なのか。舞台は幕末でも、「シミタツ節」と呼ばれたリリシズムと格調高い文体は健在。時代の転換期、武士としての誇りを失いかけた男が、己の進むべき道を見極める姿を描く、傑作時代長篇。
  • 義経(上)

    義経

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻850円 (税込)
    みなもとのよしつね――その名はつねに悲劇的な響きで語られる。源氏の棟梁の子に生まれながら、鞍馬山に預けられ、その後、関東奥羽を転々とした暗い少年時代……幾多の輝かしい武功をたて、突如英雄の座に駆け昇りはしたものの兄の頼朝に逐われて非業の最期を迎えてしまう。数奇なその生涯を生々と描き出した傑作長篇小説。
  • 四畳半色の濡衣

    四畳半色の濡衣

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    〈……方丈より一尺せまき九尺四方すなわち四畳半はいにしえより色のにぎわい。香りゆかしき閨のうち、いくよの夢は宝舟、立てし帆柱いとめでたきありさま、つたなき筆に写して、雨の振袖しっぽりと、濡色みするよしなしごと書きつづらんと、珍腐山人しるす……〉雑誌「面白半分」編集長として伝・永井荷風作の名作「四畳半襖下張」を再録し、刑法一七五条わいせつ文書販売人の判決を受けた著者が、憤然、筆のかぎりを尽くして男女の営みを活写し、わいせつとは何かを世に問う問題作。
  • 余談ばっかり  司馬遼太郎作品の周辺から

    余談ばっかり 司馬遼太郎作品の周辺から

    小説・文芸
    4.0
    1巻611円 (税込)
    状況さえ許せば、「理屈」抜きの面白い話をつくりたくていつもうずうずしていた人なのだ――30年間、担当編集者として名作誕生の現場に寄り添った著者が、深い敬愛とユーモアを込めて“司馬さん”を綴る。国民作家の意外な癖とは? 感嘆すべき人間力とは? 日露戦争、新選組、戦国大名などなど歴史余話も楽しい洒脱なコラム111篇!
  • よちよち文藝部

    よちよち文藝部

    少女・女性マンガ
    3.4
    1巻800円 (税込)
    国内から世界まで、文豪と名作の魅力を取材と綿密な妄想で語り倒す「よちよち文藝部」。 読んでなくても知ったかぶれる大爆笑の一冊。 この1冊があれば日本の文豪も世界の文豪もどんとこい! ※この電子書籍は2012年10月に文藝春秋より刊行された単行本『よちよち文藝部』と、2019年12月に文藝春秋より刊行された単行本『よちよち文藝部 世界文學篇』の2冊を収録した文庫版を底本としています。
  • 酔って候

    酔って候

    小説・文芸
    4.1
    1巻740円 (税込)
    幕末の混迷期、なすすべを知らない三百諸侯のなかで、自らの才質をたのみ、また世間の期待を集めた賢侯たちがいた。土佐の山内容堂、薩摩の島津久光、伊予宇和島の伊達宗城、肥前の鍋島閑叟。「藩主なるがゆえに歴史の風当りをもっともはげしく受け、それを受けることによって痛烈な喜劇を演じさせられた」(「あとがき」より)彼らを題材に、著者ならではの視点で幕末を探る短篇連作。
  • 世に棲む日日(一)

    世に棲む日日

    小説・文芸
    4.1
    1~4巻710円 (税込)
    2015年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の主人公は久坂玄瑞の妻、文(ふみ)。文の兄であり玄瑞の師である吉田松陰こそ、『世に棲む日日』前半の中心人物です。「人間が人間に影響をあたえるということは、人間のどういう部分によるものかを、松陰において考えてみたかった。そして後半は、影響の受け手のひとりである高杉晋作という若者について書いた」(「文庫版あとがき」より) 嘉永六(1853)年、ペリー率いる黒船が浦賀沖に姿を現して以来、攘夷か開国か、勤王か佐幕かをめぐり、国内には激しい政治闘争の嵐が吹き荒れていた。この時期、骨肉の抗争を経て倒幕への主動力となった長州藩には、その思想的原点に立つ松下村塾主宰・吉田松陰と、後継者たる高杉晋作がいた――。維新前夜の青春群像を活写した怒濤の歴史長編、ここに開幕。
  • 世にも危険な医療の世界史

    世にも危険な医療の世界史

    爆笑と恐怖が交互に襲い来る強烈な歴史書 梅毒には水銀風呂! 夜泣きする子にはアヘン! 水難事故にはタバコ浣腸! かつて人類の常識だった残念すぎる医療の全てがここに。 〈最終的には次の簡単な問いを自問するといいだろう。その治療法には、信頼できるエビデンスがあると思うか? 副作用が出ても構わないか? それから忘れてはならない問いがもう一つ──治療費にいくらまで払えるか?  実のところ、この本は何でも治ることを売りにした最悪の治療法の歴史を、簡潔にまとめたものだ。言うまでもなく、「最悪の治療法」は今後も生み出されるだろう。〉(「はじめに」より) ※この電子書籍は2019年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 米澤屋書店

    米澤屋書店

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    人気ミステリ作家の頭に詰まっているのは? 魅力的な謎を次々と生み出す米澤穂信。その頭の中にあるものは? 彼を形作った本たちを一挙公開。素顔が垣間見える脚註も大幅加筆! 読者を夢中にさせる“謎”を次々と生み出し、新作のたびにミステリーランキングを賑わせる米澤穂信。彼の頭の中には、何が詰まっているのか? 学生時代から現在まで、米澤が呼んできた本をめぐるエッセイや書評、対談を一堂に集めた、本好き必読の書。本音満載の、本人による脚注を文庫化で大幅加筆、巻末に直木賞受賞エッセイも収録。 単行本 2021年11月 文藝春秋刊 文庫版 2024年11月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • よみがえる変態

    よみがえる変態

    小説・文芸
    4.4
    1巻660円 (税込)
    とある人間が死の淵から帰ってきた。 ――ただいま!! エロも哲学も垣根なく綴った、突然の病からよみがえるまでの怒涛の3年間。 アルバム制作やライブ、ドラマ撮影に執筆。 やりたかったことは次々と仕事になったが、片時も休まる暇がない。 自分がなりたいと思う姿を追いかけるほどに消耗していく中、 突然の病に襲われた。 ……まだ死ねない。 これから飛び上がるほど嬉しいことが起こるはずなんだ。 死の淵から蘇った3年間をエロも哲学も垣根なしに綴る。
  • 甦るロシア帝国

    甦るロシア帝国

    小説・文芸
    4.3
    1巻800円 (税込)
    帝国を解体させたイデオロギーがわかる! 若き外交官として崩壊前夜のソ連に着任し、抱いた恐れ――ロシアはいずれ甦り、怪物のような帝国になる。その現状を大幅増補!
  • 読むための日本国憲法

    読むための日本国憲法

    集団的自衛権、憲法改正など「日本国憲法」をめぐる話題が連日報じられているが、興味はあっても、憲法そのものは読んだことがない方も多いのでは? 本書は現役の政治部記者が、すべての条文を現実の私たちの生活に即して丁寧に解説し、そのポイントをワンフレーズでズバリと指摘。一日一条読むだけでも、約三ヵ月で完全理解。まるで物語を読むように「日本国憲法」がどんどん読める! 新聞連載時に大反響を呼んだ、幻の好企画が待望の電子化!
  • 余命1年のスタリオン(上)

    余命1年のスタリオン

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻621円 (税込)
    命が尽きるまでに、世界に何が残せるだろう 芸能界に颯爽とデビューし、種馬(スタリオン)王子の異名をもつ小早川当馬。公私ともに絶好調の中がん宣告を受けるのだが……。
  • 大盛り! さだおの丸かじり 酒とつまみと丼と

    よりぬき丸かじり

    小説・文芸
    5.0
    1~2巻1,100~1,200円 (税込)
    タコからサクランボまで、丸かじり42冊をよりぬきで 「うまい、まずい」無しでここまで書ける? 累計360万部の大人気食べ物エッセイ「丸かじり」シリーズ傑作選。前人未踏の面白さ。 食べ物エッセイの金字塔・丸かじりシリーズ。1994年刊行の『タコの丸かじり』から最新刊『サクランボの丸かじり』まで、計42巻か ら選りかじった文庫傑作選。「下から目線」でスルドク見抜くのは、誰もが見慣れた食卓にある、誰も気づかないこの世の真理なのだ。 解説再録・逢坂剛/椎名誠/ラズウェル細木/平松洋子/荻原浩
  • 夜がはじまるとき

    夜がはじまるとき

    これぞ物語の愉しみ! 巨匠の才能のすべてがここに 死の床にある父を見舞った私が出会った少女。彼女の持つ不思議な力とは……静かな感動を呼ぶ「アヤーナ」他全6篇収録の短篇集
  • 夜に忍びこむもの

    夜に忍びこむもの

    小説・文芸
    2.3
    1巻611円 (税込)
    42歳の実業家・滝沢秀樹は、愛人の雑誌編集者・東子(とうこ)と密会を重ねていたある日、突然妊娠を告げられる。うろたえる秀樹を尻目に、平然と出産の準備をすすめる東子。それどころか、マタニティードレス姿の写真を自宅に送りつけるなど、嫌がらせとも思える不気味な行動をみせ始めた。抜きさしならない事態に焦る秀樹だったが、彼女の周辺を探るうち衝撃的な秘密を知ることに…。すれ違う男と女の思惑からあぶり出される“現代の病巣”とは。渡辺不倫文学の傑作!
  • 夜に星を放つ

    夜に星を放つ

    小説・文芸
    3.7
    1巻770円 (税込)
    直木賞受賞! やさしく煌めく傑作短編集 コロナ禍のさなか、閉塞感と、婚活アプリで出会った恋人との進展しない関係に悩む綾。 月に一度、綾の早世した双子の妹の恋人だった村瀬と話すことで気持ちを保っている。 重い喪失感を共有する二人が、夜空を見上げた先には――(真夜中のアボカド) どうしようもないことに対面した時、 人は呆然と夜空を見上げる。 いつか再び、誰かと心を通わせることができるだろうか――。 5つの優しい物語が光を紡ぐ 第167回直木賞受賞作。 【目次】 真夜中のアボカド 銀紙色のアンタレス 真珠星スピカ 湿りの海 星の随に 解説・ カツセマサヒコ 単行本 2022年5月 文藝春秋刊 文庫版 2025年2月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 夜の署長

    夜の署長

    小説・文芸
    3.3
    1~3巻660~719円 (税込)
    夜間犯罪発生率日本一の歌舞伎町を抱える新宿署には、 “夜の署長”と呼ばれる伝説の刑事がいた――。 「随監」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞し、 同作を含むシリーズで警察小説の旗手となった著者が、 新宿署を舞台にさらに“熱い”刑事たちを描く。 多くの通行人が行きかう中、歌舞伎町の路上で女性がホスト風の男たちに拉致された。 緊急配備がかけられほどなく犯人は逮捕、女性も保護される。 実はその女性はホストにはまり、それが夫にばれて家出をし、 さらに店にツケをためていたためホストに追い込みをかけられていたのだ。 事件の構図は単純なものと思われたが、 “夜の署長”の異名を持つ刑事課強行犯第五係統括係長の下妻警部補はなぜか、 3か月前に起きた歌舞伎町のラブホテルでのデリヘル嬢殺人事件の現場と資料をあたっていた。 東大法学部卒でキャリアの新米警部補・野上は、 拉致未遂事件を早々に終わらせようとする上層部に反し、 下妻とともに3ヶ月前の事件との関連を洗いなおす。 するとデリヘル嬢殺しと拉致未遂事件に思わぬ接点が……(「未練」)。 ほか4編収録。 警視庁捜査一課の刑事だった下妻が、なぜ忘れ去られたように異動することなく新宿署に居続けるのか。 彼の過去には何があったのか。 新米刑事の野上は、いくつかの事件を通じ、下妻の凄みを知ることになる――。 解説・村上貴史
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

    夜の底は柔らかな幻

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻682円 (税込)
    恩田ワールド全開のスペクタクル巨編! 国家権力の及ばぬ〈途鎖国〉。特殊能力を持つ在色者たちがこの地の山深く集うとき、創造と破壊、歓喜と惨劇の幕が切って落とされる!
  • 夜の谷を行く

    夜の谷を行く

    小説・文芸
    3.9
    1巻730円 (税込)
    女たちが夢見た「革命」とは? 連合赤軍事件をめぐるもう一つの真実に光をあてた傑作長篇。 山岳ベースで行われた連合赤軍の「総括」と称する凄惨なリンチにより、十二人の仲間が次々に死んだ。 アジトから逃げ出し、警察に逮捕されたメンバーの西田啓子は五年間の服役を終え、人目を忍んで慎ましく暮らしていた。 しかし、ある日突然、元同志の熊谷から連絡が入り、決別したはずの過去に直面させられる。 解説・大谷恭子 ※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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