夜明けのブランデー

夜明けのブランデー

565円 (税込)

2pt

4.0

「試写室を出ると夕闇がたちこめている。すぐさま、京橋の〔与志乃〕へ行く。」──60代の池波正太郎が「週刊文春」に連載した“正太郎絵日記”。著者直筆のイラストとともに、映画や演劇、愛用の万年筆に帽子、食日記や酒、旅行のことなど、洒脱な文章で穏やかな老熟の日々が綴られる。何げない日常が、まるで小さな物語のようにも感じられるショート・エッセイと、それを彩る絵筆の妙とを二つ一緒に楽しめる、趣き深い画文集。

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夜明けのブランデー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年04月22日

    何十回目かの読み直し

    「朝のうちに、今日はこれをやろうときめたことは必ずやってしまう。何といっても、私の一日はこの三時間にかかっている。この三時間にすることを朝から考えつづけている。」

    何回も読んだこの文章

    「時間術大全」のハイライトだと気づく

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    Posted by ブクログ 2017年02月18日

    時代小説の大御所が描く日常は、なんだかモダンな昭和60年の東京。著者によるイラストもラフなんだけど味わい深い。この本を肴にブランデーをチビチビやるのが一番良いみたいだ。夜明け前でなくとも。

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    Posted by ブクログ 2021年02月11日

    人生の師、池波正太郎先生のエッセイ集。週刊文春連載のものらしい。先生が60歳を越えたあたりに執筆したものらしく、同じような年齢となっている事に不思議な感動を覚えた。

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    Posted by ブクログ 2019年03月09日

    『夜明けのブランデー』は、『江戸前 通の歳時記』や『日曜日の万年筆』によく書かれていた子供の頃や青年の頃の思い出話よりも”今”のことが多いです。
    当時ハマっていた気学のこと、フランス旅行のこと、絵画のこと、様々な映画(洋画)のこと、気管支炎を患い入院したことなどなと。

    池波正太郎先生は、還暦過ぎに...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年06月09日

    意外とすっと読めた。仕事ができる人だから,他人に厳しいんだろうなとも思った。書いている時期にもよるのかも?

    0

    Posted by ブクログ 2011年08月03日

    元の単行本も、最初の文庫も読みました。22年ぶりに三度読みました。仕事帰りにたまたま立ち寄った新古書店の店先で見つけました。改版されて出たばかりだったのですね。解説の池内紀氏が書かれているように、これはまさしく「絵日記」です。

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