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Posted by ブクログ 2020年12月18日
丹那トンネルの工事の様子を描いた,ほぼノンフィクション.ほとんどプロジェクトX.主人公のいない,いわゆる「群像劇」である.なぜなら工事には16年間もの長い時間を要したから,さらには鉄道省の人々が役人であって,数年で配置換えになるからである.では事実が淡々とかかれているだけであるかというと,そうではな...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月11日
大正〜昭和にかけたトンネル工事の記録文学。
丹那トンネル(東海道本線・熱海−函南間)の工事を題材とした作品。
トンネル掘削による崩落事故の経過は、手に汗握る。
また、関東大震災にまつわる記録も混じっており、重要な記録である。
また、トンネル工事により、その真上にある村落の水の枯渇、村民と鉄道...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月22日
東海道線の三島~熱海間を結ぶ丹那トンネルは、全長7.8㎞。大正7年に着工され、当初の工期を大幅に超過し16年をかけて67名もの犠牲者を出しながら昭和8年に開通しました。本書は丹那トンネルの掘削工事にまつわる数々の事故や災害の実情を詳細に描いたノンフィクションです。
今では様々な重機と工法の発達で安全...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月04日
少し冗漫な感じもする。同じ作者の「高熱隧道」の方がまとまりよく一気に読ませる力があったように思う。
工事としては、旧丹那トンネルの方が期間も長くかかっているので当然大変だったのでしょうが、それを克明に記すのはある意味マンネリにもなる。
また、渇水による函南村の村民の苦難や怒りにも筆を向けているので...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月27日
大正七年四月一日起工。
昭和九年三月十日完成。
十五年十一ヵ月、延べ二百五十万人の作業員によって完成した丹那トンネル。
当初の甘い予測を遥かに上回る難工事。
付近の住民の非難。
自然災害。
それらを乗り越えて作り上げた大傑作”丹那トンネル”
著者の『高熱隧道』と共に読むと熱いトンネル屋の魂が感じられ...続きを読む
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