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Posted by ブクログ
ジャンルとしたら『恋愛ミステリー』というところ。
主人公は新聞記者。むかし京都の大学に通ってるときに、ふとしたことから同じ歳の女性と知り合い、意気投合し同棲を始める。しかし、彼女は突然いなくなってしまった。
その後、新聞記者となった自分が追っている事件の容疑者にその彼女の名前を見つける…自分と会っていなかった時間、彼女は何処で何をしていたのか?(塩田武士さんは元新聞記者で警察回りの担当をし、このような経験をしたのが、小説のヒントになったらしい)
この2人の若い頃のデートシーンなどのセリフが関西弁のやり取りで非常に微笑ましく、面白い。屈託の無い冗談ばかり。だからこそ、現在の状況が切ない。
また舞台が京都で、その四季を背景に描かれるのがちょっといい。若き日の恋を回想しながら、だんだん彼女の隠された秘密がわかってくる驚き…なかなか深い。
若い頃にした恋愛で、いまは一切の連絡先も知らない…その相手の消息があるキッカケでわかり、自分と付き合っていた頃の別な過去があった…これだけでも僕にはめちゃくちゃ興味深く思えたなあ。
Posted by ブクログ
純愛ミステリーとは書いてあるけど、純愛要素の方が強そう。
相変わらずの関西弁の!
しかも、上賀茂神社とか、北大路とか知ってるとこ多いし、親近感が半端ない!
その近所の大学行ってたから、懐かしい〜
こんな男まさりな女の人結構好きですよ〜強がりの…
色んな経緯あるんやけど、犯罪は感心しないのは確か。
でも、お父ちゃんが、あんな事したら、罪悪感が凄いから、言われるがままになってしまいそう…
この辺ではありそうな男女の会話がええ感じやけど、なんだかんだ言っても、主人公が一番純愛やな。
こんなに、ずっと待てるかな…
私なら、あちこちで(^◇^;)
Posted by ブクログ
ぐわわ、せつない。こんなラブストーリーも描けるのか、塩田武士。本作の雪乃はノルウェイの森の緑に次ぐ俺のライフタイムベストヒロインに入るよ。しかも主人公の名前が恭平。主人公が雪乃の事を好きでたまらなくて、いちいち自分の持つ愛情に気づいたり、細かく傷ついたり、共感できる心理描写が良すぎた。雪乃がめちゃくちゃ奔放に振る舞ってたのも、犯罪者たちに身を寄せて生きるしかなかった彼女が初めてさらけ出せる相手に会ったからなんだと考えると、胸が締め付けられる。たった数ヶ月で失った彼女と12年ぶりに会って、また暮らして、いついなくなるのか怖くて、ってのも読んでてハラハラせつなかった。過去と現在の同じ月を並べて同じ章としてるのも良かった。懐広いなー塩田武士。せつなかったー。
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