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  • どこかの事件

    どこかの事件

    小説・文芸
    4.0
    1巻825円 (税込)
    平凡なサラリーマンが、ねごとで妻にもらした見知らぬ男への殺意。ねごとでの殺人計画はしだいに具体化していく。はたして、夢の中の出来事なのか、それとも本当は……。他人には信じてもらえない、不思議な事件はいつもどこかで起きている。日常的な時間や空間を超えて展開する非現実的現実世界をウイットあふれる語り口で描く、夢とサスペンスにみちたショートショート21編。
  • どこから行っても遠い町(新潮文庫)

    どこから行っても遠い町(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻737円 (税込)
    捨てたものではなかったです、あたしの人生――。男二人が奇妙な仲のよさで同居する魚屋の話、真夜中に差し向かいで紅茶をのむ主婦と姑、両親の不仲をみつめる小学生、そして裸足で男のもとへ駆けていった女……。それぞれの人生はゆるくつながり、わずかにかたちをかえながら、ふたたび続いていく。東京の小さな町を舞台に、平凡な日々の豊かさとあやうさを映し出す連作短篇小説。
  • ドストエフスキイの生活

    ドストエフスキイの生活

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    ペトラシェフスキイ事件連座、シベリヤ流謫、恋愛、結婚、賭博――不世出の文豪の魂に迫り、漂泊の人生を的確に捉えた不滅の労作。
  • ドッグ・メーカー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―(新潮文庫)

    ドッグ・メーカー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,045円 (税込)
    黒滝誠治警部補、非合法な手段を辞さず、数々の事件を解決してきた元凄腕刑事。現在は人事一課に所属している。ひと月前、赤坂署の悪徳刑事を内偵中の同僚が何者かに殺害された。黒滝は、希代の“寝業師”白幡警務部長、美しくも苛烈なキャリア相馬美貴の命を受け、捜査を開始する。その行く手は修羅道へと繋がっていた。猛毒を以て巨悪を倒す。最も危険な監察が警察小説の新たな扉を開く。
  • ドナウの旅人(上)

    ドナウの旅人

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻935~1,045円 (税込)
    夫を捨てて、突如出奔した母・絹子。「ドナウ河に沿って旅をしたい」という母からの手紙を受け取った麻沙子は、かつて五年の歳月を過ごした西ドイツへと飛ぶ。その思い出の地で、彼女は母が若い男と一緒であることを知った。再会したドイツの青年・シギィと共に、麻沙子は二人を追うのだが……。東西ヨーロッパを横切るドナウの流れに沿って、母と娘それぞれの愛と再生の旅が始まる。
  • ドバラダ門

    ドバラダ門

    小説・文芸
    -
    1巻935円 (税込)
    門を作った張本人、その名は山下啓次郎。おーまいごっど、オレのじいさんが建築家だと。ルーツ探しに旅行けば、出るぞ鹿児島、やっぱり西郷。山下清も乱入し、時空を越えた大騒ぎ。官軍、逆賊を叩っ斬れば、洋輔、ピアノを叩っ弾く。門を壊しちゃならねえと、反対門前コンサート。住民一気に盛り上がり、かつぎ出されたピアニスト――日本文壇をしゃばどびと震撼させた奇著を読め。
  • ドラマチック チルドレン

    ドラマチック チルドレン

    小説・文芸
    3.6
    1巻671円 (税込)
    富山市郊外にある『ピースフルハウス・はぐれ雲』。さまざまな問題を抱えた子どもを預かり、共同生活を通じて立ち直らせるための施設だ。ある日、主宰者の川又夫妻は中学3年の恵を迎え入れた。登校拒否、無断外泊、シンナーなどひと通り経験ずみの彼女は、古株の非行少女とすぐに激突。『はぐれ』には緊迫した空気が流れて……。悩み苦しむ少年少女の心理を作家の目で追う感動の記録。
  • ドリアン・グレイの肖像

    ドリアン・グレイの肖像

    小説・文芸
    3.9
    1巻825円 (税込)
    舞台はロンドンのサロンと阿片窟。美貌の青年モデル、ドリアンは快楽主義者ヘンリー卿の感化で背徳の生活を享楽するが、彼の重ねる罪悪はすべてその肖像に現われ、いつしか醜い姿に変り果て、慚愧と焦燥に耐えかねた彼は自分の肖像にナイフを突き刺す……。快楽主義を実践し、堕落と悪行の末に破滅する美青年とその画像との二重生活が奏でる耽美と異端の一大交響楽。
  • ドルチェ

    ドルチェ

    小説・文芸
    3.8
    1巻649円 (税込)
    元捜査一課の女刑事・魚住久江、42歳独身。ある理由から一課復帰を拒み、所轄で十年。今は練馬署強行犯係に勤務する。その日、一人の父親から、子供が死亡し母親は行方不明との通報があった。翌日、母親と名乗る女性が出頭したが(「袋(ブクロ)の金魚」)。女子大生が暴漢に襲われた。捜査線上には彼女と不倫関係の大学准教授の名も挙がり……(「ドルチェ」)。所轄を生きる、新・警察小説集第1弾。
  • 泥の銃弾(上)(新潮文庫)

    泥の銃弾(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻693~781円 (税込)
    都知事、狙撃――。新国立競技場で起きた事件は日本を震撼させた。誰が。なぜ。狂騒の中、日就新聞社会部の天宮理宇はチームを率いて真実を追うが、捜査は唐突に打ち切られる。「犯人はクルド人難民」その警察発表は国策として難民を受け入れた日本において、瞬く間に浸透した。結論ありきの手法に違和感を覚えた天宮は社を去るが……。この国の未来を予見する圧倒的エンターテインメント!
  • どんぐり民話館

    どんぐり民話館

    小説・文芸
    3.5
    1巻539円 (税込)
    引き抜かれたカカシのあとに生えた草の葉っぱ、雲母(うんも)のようにキラキラする竜のウロコ、字の書かれた小さな石ころ――そんな奇妙なものばかりがあるというどんぐり民話館。そのどんぐり民話館を探しに、都会から一人の青年がやってきたが……。いつまでも語りつがれる民話のような味わいで、さまざまな人生の喜怒哀楽を描いた31編。ショートショート1001編を達成した記念の作品集。
  • ドン松五郎の生活

    ドン松五郎の生活

    小説・文芸
    -
    1巻1,056円 (税込)
    “おれたち犬が仕合せになるには、まず人間が仕合せにならなくてはならぬ”。生れも育ちも葛飾江戸川べり、小説家松沢先生の飼犬ドン松五郎は、仲間と語らって、世直しに立ち上がった。彼らがまき起す珍妙無類な事件の数々……。革命家も神様も手こずった人間の強欲をとことんやっつけ、機知と諷刺で人間社会を翻弄する――漱石先生も脱帽の快作、井上ひさし版「吾輩は犬である」。
  • 中庭の出来事

    中庭の出来事

    小説・文芸
    3.6
    1巻935円 (税込)
    瀟洒なホテルの中庭で、気鋭の脚本家が謎の死を遂げた。容疑は、パーティ会場で発表予定だった『告白』の主演女優候補三人に掛かる。警察は女優三人に脚本家の変死をめぐる一人芝居『告白』を演じさせようとする――という設定の戯曲『中庭の出来事』を執筆中の劇作家がいて……。虚と実、内と外がめまぐるしく反転する眩惑の迷宮。芝居とミステリが見事に融合した山本周五郎賞受賞作。
  • 中原中也詩集(新潮文庫)

    中原中也詩集(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻605円 (税込)
    愛する者よ、無垢なる日々よ――。生と死のあわいを漂いながら、失われて二度とかえらぬものへの、あふれる惜別の想いを、ノスタルジックにうたい続けた、夭折の天才詩人、中也。哀切で甘美なことばが、胸をうつ調べとなって響きあい、はかない余韻が心に沁みる2冊の詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』に、詩集として編まれなかった作品も併せた140篇の詩篇を収録。(解説・吉田凞生)
  • ながい坂(上)

    ながい坂

    小説・文芸
    4.2
    1~2巻825円 (税込)
    徒士組という下級武士の子に生まれた小三郎は、八歳の時に偶然経験した屈辱的な事件に深く憤り、人間として目ざめる。学問と武芸にはげむことでその屈辱をはねかえそうとした小三郎は、成長して名を三浦主水正と改め、藩中でも異例の抜擢をうける。若き主君、飛騨守昌治が計画した大堰堤工事の責任者として、主水正は、さまざまな妨害にもめげず、工事の完成をめざす。
  • ながい旅

    ながい旅

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    藤田まこと主演の映画『明日への遺言』原作。戦争の悪は敗戦国だけが負うのか? B級戦犯として起訴された東海軍司令官・岡田資中将は軍事法廷で戦いぬく決意をした――。米空軍の残虐な無差別爆撃の実態を立証するため、同時に起訴された部下の生命を救うため、そして東海軍の最後の名誉を守るため……。信念を貫き通してスガモ・プリズンに消えた一人の日本人の、誇りにみちた生涯。
  • 長い橋(上)

    長い橋

    小説・文芸
    -
    1~2巻770円 (税込)
    暴走族、不純異性交遊、窃盗、そして売春…。保護司・田村雪枝が保護観察に当たることになった17歳の木崎すみれは、中学時代から数々の非行を重ねていた。ありのままの自分を曝けだし、無心になって更生を助ける雪枝の情熱が、すみれの頑なな心に触れたかに見えた直後、昔の不良仲間の事件に巻き込まれた彼女は、突如行方を絶った。その日から、雪枝の長い苦難の旅がはじまった。
  • 長崎乱楽坂

    長崎乱楽坂

    小説・文芸
    3.3
    1巻440円 (税込)
    風呂上りの火照った肌に鮮やかな刺青を躍らせた猛々しい男たちが、下穿き一つで集い、日々酒盛りに明け暮れる三村の家。人面獣心の荒くれどもの棲む大家族に育った幼い駿は、ある日、若い衆が女たちを連れ込んでは淫蕩にふける古びた離れの家の一隅に、幽霊がいるのに気づくのだった。湾の見える町に根を下ろす、昭和後期の地方侠家の栄光と没落のなかに、繊細な心の成長を追う力作長編。
  • 流れる(新潮文庫)

    流れる(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻737円 (税込)
    梨花は寮母、掃除婦、犬屋の女中まで経験してきた四十すぎの未亡人だが、教養もあり、気性もしっかりしている。没落しかかった芸者置屋に女中として住みこんだ彼女は、花柳界の風習や芸者たちの生態を台所の裏側からこまかく観察し、そこに起る事件に驚きの目を見張る……。華やかな生活の裏に流れる哀しさやはかなさ、浮き沈みの激しさを、繊細な感覚でとらえ、詩情豊かに描く。(解説・高橋義孝)
  • 泣き虫なまいき石川啄木

    泣き虫なまいき石川啄木

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    東京・本郷の床屋の二階に間借りをし、貧窮と病気に苦悶する石川啄木。唯一の慰みに創作を続ける啄木を、「実人生の白兵戦の真っ只中」へと追いやる生きる苦しみの数々――。妻と母の確執、禅僧気取りの父、妻の家出と浮気の疑い、親友金田一との訣別……。人生の修羅場で呻吟する啄木の凄絶な晩年を、笑いと感動溢れる戯曲に昇華した表題作の他、「日の浦姫物語」を収録した戯曲集。
  • 泣き虫ハァちゃん

    泣き虫ハァちゃん

    小説・文芸
    4.2
    1巻649円 (税込)
    ほんまに悲しいときは、男の子も、泣いてもええんよ──。城山家の、男ばかり六人兄弟の五番目のハァちゃん。感受性が豊かなあまり、幼稚園の先生が辞めると聞いては泣き、童謡に出てくるどんぐりの行方を案じては泣いてしまう。家族に見守られ、友人たちと野山を駆け巡って、力強く成長してゆく過程を瑞々しく描く。心理学者・河合隼雄の遺作となった、せつなく温かな自伝的小説。
  • なきむし姫

    なきむし姫

    小説・文芸
    3.6
    1巻605円 (税込)
    霜田アヤは、二児の母なのに大のなきむし。夫の哲也は、そんな頼りないアヤをいつも守ってくれていた。ところが哲也は一年間の単身赴任となって、アヤは期間限定のシングルマザーに。そこに現れたのは幼なじみの健。バツイチで娘を育てる健は、夫の不在や厄介なママ友に悩むアヤを何かと助けてくれて……。子供と一緒に育つママの奮闘を描く、共感度満点の愛すべきホームコメディ!
  • なごり歌

    なごり歌

    小説・文芸
    3.6
    1巻770円 (税込)
    昭和48年、小学校3年生の裕樹は県境に建つ虹ヶ本団地に越してきた。一人ぼっちの夏休みを持て余していたが、同じ歳のケンジと仲良くなる「遠くの友だち」。あなたの奥さまは、私の妻なんです――。お見合い9回の末やっと結婚にこぎつけた仁志が、突然現れた男にそう告げられる「秋に来た男」。あのころ、巨大団地は未来と希望の象徴だった。切なさと懐かしさが止まらない、連作短編集。
  • なぜ「星図」が開いていたか―初期ミステリ傑作集―(新潮文庫)

    なぜ「星図」が開いていたか―初期ミステリ傑作集―(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.7
    1巻825円 (税込)
    ミステリには「清張以前」と「清張以後」がある――。巨匠の凄みを凝縮した初期の傑作8編。心臓麻痺で突然死した教員の机に開かれた百科事典には「星図」の項が。その意味を探る表題作のほか、清張ミステリの出発点「張込み」、新人俳優に舞い込んだ映画出演の顚末を描く「顔」、九州某県の市長急死の謎を追う「市長死す」など、誰もが持ちうる後ろ暗さや焦りを克明に描く本格推理短編集!(解説・日下三蔵)
  • 謎と殺意の田沢湖線

    謎と殺意の田沢湖線

    小説・文芸
    5.0
    1巻671円 (税込)
    国立市の豪邸で殺害された夫妻は、秋田県・田沢湖近くの出身だった。彼らの生家は、すでにダムの底に沈んでいる。故郷を喪失した村人をめぐる悲劇に、十津川警部は何を感じたのか(表題作)。「かおりを見つけ出せ。さもないと東北本線を爆破する」脅迫状が警視庁に届く。犯人の真の目的とは(謎と絶望の東北本線)。大自然に抱かれた四つの鉄路を辿る傑作トラベルミステリー集。
  • 謎の毒親(新潮文庫)

    謎の毒親(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.1
    1巻737円 (税込)
    命の危険はなかった。けれどいちばん恐ろしい場所は〈我が家〉でした――。母の一周忌があった週末、光世は数十年ぶりに文容堂書店を訪れた。大学時代に通ったその書店には、当時と同じ店番の男性が。帰宅後、光世は店にいつも貼られていた「城北新報」宛に手紙を書く。幼い頃から繰り返された、両親の理解不能な罵倒、無視、接触について――。親という難題を抱える全ての人へ贈る相談小説。
  • なつかしい芸人たち

    なつかしい芸人たち

    小説・文芸
    4.0
    1巻550円 (税込)
    学校をサボって浅草六区に通い詰めた幼少の頃から、映画・テレビの普及した今日まで、著者が心ひかれ、熱い視線を注ぎ続けた、忘れがたい芸人たち。かれらは、独特の芸と異才で人気を博したが、どこか危ういはみ出し者でもあった。エノケン、ターキー、金語楼など名だたるスターはもとより、青バットの大下、ヒゲの伊之助から、トニー谷、左卜全、渥美清まで、奇人・変人が総登場。
  • 夏草冬濤(上)

    夏草冬濤

    小説・文芸
    4.3
    1~2巻880~935円 (税込)
    伊豆湯ヶ島の小学校を終えた洪作は、ひとり三島の伯母の家に下宿して沼津の中学に通うことになった。やがて上級の不良がかった文学グループと交わるようになり、彼らの知恵や才気、放埓な行動に惹かれていく――。
  • 夏の終り(新潮文庫)

    夏の終り(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    妻子ある不遇な作家との八年に及ぶ愛の生活に疲れ果て、年下の男との激しい愛欲にも満たされぬ女、知子……彼女は泥沼のような生活にあえぎ、女の業に苦悩しながら、一途に独自の愛を生きてゆく。新鮮な感覚と大胆な手法を駆使した、女流文学賞受賞作の「夏の終り」をはじめとする「あふれるもの」「みれん」「花冷え」「雉子」の連作5篇を収録。著者の原点となった私小説集である。
  • 夏の夜の夢・あらし

    夏の夜の夢・あらし

    妖精の王とその后の喧嘩に巻き込まれ、さらに茶目な小妖精パックが惚れ草を誤用したために、思いがけない食い違いの生じた恋人たち。妖精と人間が展開する詩情豊かな幻想喜劇『夏の夜の夢』。ほかに、奸悪な弟に領地を奪われ、娘ミランダと共に絶海の孤島に漂着したミラノ公プロスペローは、魔法の力を究め弟の船を難破させたが……シェイクスピア最後の傑作『あらし』を収める。
  • 夏をなくした少年たち(新潮文庫)

    夏をなくした少年たち(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.0
    1巻737円 (税込)
    その男の死体が発見されたのは8月21日だった。「そうか、結局死んだのか」梨木刑事の記憶は少年時代に戻る。深い後悔が僕らのすべてを引き裂いた、あの夏の花火大会の夜に。僕らは置き去りにしたのだ――幼い少女を暗闇の山中に。刑事は故郷に戻り、かつての仲間と22年ぶりに再会し、事件の真相を解き明かす。胸を締め付ける瑞々しい情景描写が選考会で絶賛された新潮ミステリー大賞受賞作。(解説・大森望)
  • 731―石井四郎と細菌戦部隊の闇を暴く―(新潮文庫)

    731―石井四郎と細菌戦部隊の闇を暴く―(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    3.9
    1巻990円 (税込)
    731部隊の闇は戦後も続いていた。太平洋戦争中に生体解剖やペスト菌による非人道的な実験を行った細菌戦部隊。残虐な行為に手を染めながら、なぜ彼らは戦犯とならずに済んだのか。そこには隊長・石井四郎とGHQの驚くべき駆け引きがあった。戦後50余年を経て発見された石井の直筆ノート2冊から隠された真実を読み解く。国内外の圧倒的な取材から浮上した新しい戦後史。
  • 七瀬ふたたび(新潮文庫)

    七瀬ふたたび(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.1
    1巻693円 (税込)
    生まれながらに人の心を読むことができる超能力者、美しきテレパス火田七瀬は、人に超能力者だと悟られるのを恐れて、お手伝いの仕事をやめ、旅に出る。その夜汽車の中で、生まれてはじめて同じテレパシーの能力を持った子供ノリオと出会う。その後、次々と異なる超能力の持ち主とめぐり会った七瀬は、彼らと共に、超能力者を抹殺しようとたくらむ暗黒組織と壮絶なバトルを繰り広げる!
  • 7番街の殺人(新潮文庫)

    7番街の殺人(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.0
    1巻781円 (税込)
    駆け出しの舞台役者・三枝彩乃は公演の稽古に励む毎日だったが、ある晩、母が急病で倒れてしまう。手術は成功したものの、今度は父が不倫相手と出奔。入院費と生活費を稼ぐべく女優・中原真知子の付人として働き始めた彩乃は連続ドラマの撮影に同行する。予定のロケ地が工事で使えず、新たに撮影場所に決まったのは、21年前に祖母が殺害された団地だった――。一気読み必至の青春ミステリー!(解説・大矢博子)
  • なにを食べたらいいの?(新潮文庫)

    なにを食べたらいいの?(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    3.9
    1巻539円 (税込)
    では、どうやって食べ物を選べばいいのですか? ベストセラー『食品の裏側』の著者のもとに最も多く寄せられる質問です。みなさんのそんな悩みに応えるため、この本は書かれました。手軽で「おいし」くて長持ち。三拍子そろった商品はなぜ危険なのか。スーパーやお店では、どんな基準で買えばいいのか。添加物そして食の安全の専門家が、あなたに、やさしく丁寧に伝えます――。
  • 名札のない荷物

    名札のない荷物

    小説・文芸
    -
    1巻528円 (税込)
    《荷物 一個 内容 死体》トルストイの遺体にひっそりと付けられた荷札をめぐる随想。信長暗殺に臨んで御神籤を三回引いた明智光秀の心中劇とマクベスの葛藤の姿。そしてエイズについての率直な発言。創作の為に書き留められた日記とメモと紀行文からは、記録を超えた玄妙な香りさえ立ち昇る。イメージの飛躍としたたかな小説構造を両立させた清張文学を読み解く最後の記録作品。
  • 名前で呼ばれたこともなかったから―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)

    名前で呼ばれたこともなかったから―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.7
    1巻649円 (税込)
    彼らはみな、加害者である前に被害者であった――。貧困、育児放棄、虐待、発達障害によるいじめ、厳しすぎるしつけ。過酷な環境で過ごし、犯罪に走った少年たち。そんな彼らの固く閉ざされた心の扉が「物語の教室」を通して少しずつ開かれ、心の内に秘めた思いが詩となって溢れ出す。受刑者に寄り添い向き合ってきた作家が編んだ奇跡の詩集、待望の第二弾。『世界はもっと美しくなる』改題。
  • ナマケモノはなぜ「怠け者」なのか―最新生物学の「ウソ」と「ホント」―(新潮文庫)

    ナマケモノはなぜ「怠け者」なのか―最新生物学の「ウソ」と「ホント」―(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻605円 (税込)
    不老不死は可能なの? 外来生物はやっぱり悪者? 女心と秋の空は本当に変わりやすいの? 分子の世界から地球の生態系まで、いま生物学は日進月歩。定説を覆す新しい発見が次々発表されている。その最新成果と未だ解けぬ難問のありかを、池田センセイが愉快に説く。文庫本一冊に森羅万象100テーマを収めた、生物学エッセイ登場! 『生物学の「ウソ」と「ホント」最新生物学88の謎』改題。
  • なまみこ物語

    なまみこ物語

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    たぐいなきみやびの陰に、摂関政治の忌わしい相剋を露呈した平安朝。一条帝のもとに中宮として入内し、帝の狂おしいばかりの愛を得ながら、なお悲運の生涯を辿らねばならなかった定子。その、はかない宿命を物語りつつ、関白・道長の野望実現のため、策動させられる生神子姉妹の、あやなす悲劇を鮮明に描き上げた「なまみこ物語」。ほかに「歌のふるさと」「ますらお」を併録する。
  • 生麦事件(上)

    生麦事件

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻649~693円 (税込)
    文久2(1862)年9月14日、横浜郊外の生麦村でその事件は起こった。薩摩藩主島津久光の大名行列に騎馬のイギリス人四人が遭遇し、このうち一名を薩摩藩士が斬殺したのである。イギリス、幕府、薩摩藩三者の思惑が複雑に絡む賠償交渉は難航を窮めた──。幕末に起きた前代未聞の事件を軸に、明治維新に至る激動の六年を、追随を許さぬ圧倒的なダイナミズムで描いた歴史小説の最高峰。
  • 生麦事件(上下)合本版(新潮文庫)

    生麦事件(上下)合本版(新潮文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻1,342円 (税込)
    文久2(1862)年9月14日、横浜郊外の生麦村でその事件は起こった。薩摩藩主島津久光の大名行列に騎馬のイギリス人四人が遭遇し、このうち一名を薩摩藩士が斬殺したのである。イギリス、幕府、薩摩藩三者の思惑が複雑に絡む賠償交渉は難航を窮めた――。幕末に起きた前代未聞の事件を軸に、明治維新に至る激動の六年を、追随を許さぬ圧倒的なダイナミズムで描いた歴史小説の最高峰。 ※当電子版は新潮文庫版『生麦事件』上下巻をまとめた合本版です。
  • なみだ蟹のムーンライト・チアーズ

    なみだ蟹のムーンライト・チアーズ

    小説・文芸
    -
    1巻671円 (税込)
    心をしばる薬指のかわりに、すべてを断ち切る真っ赤なはさみがほしい。たとえみずから傷つこうとも……。大学卒業後、アナウンサーを目指して東京へ向かうセンリ。神戸を離れられないうしお。発車のベルが鳴り、シンデレラ・エクスプレスがいま、静かに走りはじめた―。デビュー作「夢食い魚のブルー・グッドバイ」に続く待望の第二作。書下ろし「鏡の森で 月夜の晩に」を併録。
  • 波の音が消えるまで―第1部 風浪編―(新潮文庫)

    波の音が消えるまで

    小説・文芸
    4.3
    1~3巻693~825円 (税込)
    サーフィンの夢を諦め、バリ島から香港を経由し、流木のようにマカオに流れ着いた伊津航平。そこで青年を待ち受けていたのはカジノの王「バカラ」だった。失った何かを手繰り寄せるようにバカラにのめり込んでいく航平。偶然の勝ちは必要ない、絶対の勝ちを手に入れるんだ――。同じくバカラの魔力に魅入られた老人・劉の言葉に導かれ、青年の運命は静かに、しかし激しく動き出すのだった。
  • 波の音が消えるまで(第1部~第3部)合本版(新潮文庫)

    波の音が消えるまで(第1部~第3部)合本版(新潮文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻2,299円 (税込)
    サーフィンの夢を諦め、バリ島から香港を経由し、流木のようにマカオに流れ着いた伊津航平。そこで青年を待ち受けていたのはカジノの王「バカラ」だった。失った何かを手繰り寄せるようにバカラにのめり込んでいく航平。偶然の勝ちは必要ない、絶対の勝ちを手に入れるんだ――。同じくバカラの魔力に魅入られた老人・劉の言葉に導かれ、青年の運命は静かに、しかし激しく動き出すのだった。 ※当電子版は新潮文庫版『波の音が消えるまで』第1部~第3部をまとめた合本版です。
  • なめらかで熱くて甘苦しくて(新潮文庫)

    なめらかで熱くて甘苦しくて(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.5
    1巻506円 (税込)
    少女の想像の中の奇妙なセックス、女の自由をいまも奪う幻の手首の紐、母の乳房から情欲を吸いだす貪欲な嬰児と、はるか千年を越えて女を口説く男たち。やがて洪水は現実から非現実へとあふれだし、「それ」を宿す人々を呑み込んでいく……。水/土/空気/火の四つの元素、そして世界の名をもつ魅惑的な物語がときはなつ生命の迸りと、愛し、産み、老いていく女たちの愛おしい人生。
  • ならぬ堪忍

    ならぬ堪忍

    小説・文芸
    3.6
    1巻660円 (税込)
    城代家老の“御意討ち”を命じられた新八郎は、直(じか)に不正を糺すが、逆に率直な説明を受け、初めて真実を知る。世間の風聞などは信を置くに足らぬと説いた著者の人間観が現れる『宗近新八郎』。藩の“家宝”が象徴する武家の権威を否定して“人間第一主義”を強調する『浪人走馬灯』。生命を賭けるに値する真の“堪忍”とは何かを問う『ならぬ堪忍』など戦前の短編全13作を収める。
  • なりそこない王子

    なりそこない王子

    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    乞食王子、白雪姫と七人の小人、はだかの王さま、赤頭巾ちゃん、シンデレラ、そしてピーターパン……。おとぎ話の主人公たち総出演の愉快なパロディ「なりそこない王子」をはじめ、深夜の道路を走る霊柩車が拾った死体をめぐるてんやわんやの騒動を描く「死体ばんざい」など、時間と空間を超えて、現実と非現実のはざまでくりひろげられる12編の不思議なショートショートを収録。
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)
    完結

    ナルニア国物語

    古い屋敷を探検していた四人きょうだいの末っ子ルーシーは衣装だんすから別世界ナルニアに迷い込む。そこは白い魔女が支配する常冬の国だった。「人間の世界から来た四人の王と女王により魔女は滅ぼされる」という伝説のためルーシーらは追われる身となるが――。ナルニアは光を取り戻すことができるのか。美しい挿画と読みやすい新訳で堪能するファンタジーの最高峰。いま冒険の扉が開かれる。(解説・鴻巣友季子)
  • なるほど! 赤ちゃん学―ここまでわかった赤ちゃんの不思議―

    なるほど! 赤ちゃん学―ここまでわかった赤ちゃんの不思議―

    赤ちゃんは、学習の天才! 「自分」と「他人」をいつから区別してる? 寝かしつけに効果的な歌い方とは? どうやって言葉を覚えるの? 赤ちゃんにできて、ロボットにはできないことって? 2000人の乳幼児と接した研究者たちが明かす、赤ちゃんの知られざる能力とは。子どもを知れば、育児・保育・教育がもっと楽しくなる! 進化しつづける、〈赤ちゃん学〉の世界へようこそ――。
  • 南紀新宮・徐福伝説の殺人

    南紀新宮・徐福伝説の殺人

    小説・文芸
    4.0
    1巻539円 (税込)
    二千年以上も昔、秦の始皇帝の命を受け、不老不死の薬を求めて旅立った徐福。在野の徐福研究家である観光会社の社長が、東京のホテルの一室で殺害された。十津川警部は、現場から姿を消した、徐福研究の第一人者で大学准教授の木村修を追って、「特急ワイドビュー南紀」で、徐福上陸伝説の残る南紀新宮へ向かう。古代の伝説に隠された秘密に十津川警部が挑む、長編トラベルミステリー。
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

    なんとなくな日々(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻506円 (税込)
    春の宵には、誰もいない台所で冷蔵庫の小さな鳴き声に耳を澄まし、あたたかな冬の日には、暮れに買い置いた蜜柑の「ゆるみ」に気づく。読書、おしゃべり、たまの遠出。日々流れゆく出来事の断片に、思わぬふくよかさを探りあてるやわらかいことばの連なりに、読む歓びが満ちあふれます。ゆるやかにめぐる四季のなか、じんわりしみるおかしみとゆたかに広がる思いを綴る傑作エッセイ集。
  • 肉体の悪魔

    肉体の悪魔

    小説・文芸
    3.9
    1巻506円 (税込)
    第一次大戦のさなか、戦争のため放縦と無力におちいった少年と人妻との恋愛悲劇を、ダイヤモンドのように硬質で陰翳深い文体によって描く。ほかに、ラディゲ独特のエスプリが遺憾なく発揮された戯曲『ペリカン家の人々』、コント『ドニーズ』を収める。
  • 肉体の門・肉体の悪魔

    肉体の門・肉体の悪魔

    小説・文芸
    -
    1巻385円 (税込)
    敗戦直後の上野の焼けビルの地下で互いを見張るように共同生活を営む娼婦たち。彼女らは、金を取らずに男と寝た仲間には私刑を加えるというという鉄の掟を守っていた。ある日、警察に追われた男が彼女たちの地下室に逃げ込んできて、生活をともにすることになり、娼婦たちの間には緊張感が走った……。表題2作ほか「女盗記」「霧」「『街の天使』系譜」「男禁制」「鳩の街草話」を収録。
  • ニコライ遭難

    ニコライ遭難

    小説・文芸
    3.9
    1巻781円 (税込)
    明治24年5月、国賓のロシア皇太子を警護の巡査が襲った。この非常事態に、近代国家への道を歩み始めた日本が震撼する。極東進出を目論むロシアに対し、当時日本は余りにも脆弱であった――。皇太子ニコライへの官民を挙げての歓待ぶり、犯人津田三蔵の処分を巡る政府有力者と司法の軋轢、津田の死の実態など、新資料を得て未曾有の国難・大津事件に揺れる世相を活写する歴史長編。
  • にごりえ・たけくらべ

    にごりえ・たけくらべ

    小説・文芸
    4.0
    1巻407円 (税込)
    落ちぶれた愛人の源七とも自由に逢えず、自暴自棄の日を送る銘酒屋のお力を通して、社会の底辺で悶える女を描いた『にごりえ』。今を盛りの遊女を姉に持つ14歳の美登利と、ゆくゆくは僧侶になる定めの信如との思春期の淡く密かな恋を描いた『たけくらべ』。他に『十三夜』『大つごもり』等、明治文壇を彩る天才女流作家一葉の、人生への哀歓と美しい夢を織り込んだ短編全8編を収録する。
  • 西陣の女

    西陣の女

    小説・文芸
    4.5
    1巻660円 (税込)
    露ぶかい山繭の村、奥信濃の有明から、京都の西陣に奉公に上り、美しい風光の中で、雅やかな西陣の女へと磨かれてゆく刈田紋。つづれ職人・松吉と密かに愛し合い、心惹かれながらも、日本画壇の長老・今畑冬葉の後妻となった紋は、夫の死後、何処へともなく失踪する……。愛憎に絡まれた哀しい女人の物語を、伝統美あふれる西陣つづれ織の世界を背景に、情感豊かに描く長編小説。
  • 西日本鉄道殺人事件(新潮文庫)

    西日本鉄道殺人事件(新潮文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻649円 (税込)
    福岡から大牟田に向かう9000系西鉄特急の車内で、91歳の町工場元社長が殺された。老人は、60年前、その三連覇に熱狂した西鉄ライオンズゆかりの聖地を巡り、大牟田で九州新幹線に乗り換え、鹿児島に向かう旅の途中だった。事件解決の鍵は、老人が「人生最後の旅」で目指した、「最も悲しみと怒りが強い場所」にあるのか? 終わりなき戦後の闇に十津川警部が挑む、好評の「地方鉄道」シリーズ。
  • ニシノユキヒコの恋と冒険

    ニシノユキヒコの恋と冒険

    小説・文芸
    3.9
    1巻539円 (税込)
    ニシノくん、幸彦、西野君、ユキヒコ……。姿よしセックスよし。女には一も二もなく優しく、懲りることを知らない。だけど最後には必ず去られてしまう。とめどないこの世に真実の愛を探してさまよった、男一匹ニシノユキヒコの恋とかなしみの道行きを、交情あった十人の女が思い語る。はてしなくしょうもないニシノの生きようが、切なく胸にせまる、傑作連作集。
  • 虹いくたび(新潮文庫)

    虹いくたび(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.6
    1巻649円 (税込)
    建築家水原のそれぞれ母の違う三人の娘、自殺した母の悲劇と戦争に恋人を奪われた心の傷(いた)みのために次々と年下の美少年を愛する姉百子、京都の芸者の子である妹若子、全く性格の違う姉や妹をはらはらと見守る優しい麻子。大徳寺、都踊、四条から桂離宮――雅(みやび)やかな京風俗を背景に、琵琶の湖面に浮かんだ虹のはかなさ美しさにも似た三姉妹の愛と生命(いのち)の哀しみを詩情豊かに描く名作。(解説・北条誠、田中慎弥)
  • 二十世紀と格闘した先人たち―一九〇〇年 アジア・アメリカの興隆―

    二十世紀と格闘した先人たち―一九〇〇年 アジア・アメリカの興隆―

    ビジネス・実用
    -
    1巻693円 (税込)
    二十世紀初頭、アジア太平洋で「アメリカの世紀」が始まる。日本は近代化の道をひた走り、ガンディー、孫文、魯迅などアジアの巨星は解放と独立を目指した。新渡戸稲造、鈴木大拙、津田梅子……激動の世紀を懸命に生きた先人の足跡を追い、今を生きる智慧と歴史の潮流を問う一冊。新潮選書『二十世紀から何を学ぶか〈下〉一九〇〇年への旅 アメリカの世紀、アジアの自尊』改題。※新潮文庫に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
  • 虹と修羅

    虹と修羅

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    敗戦直後、宗像滋子は子宮癌の手術を受け、女の機能を喪失する。再発を恐れる彼女に、打算で結婚した夫と、学業も投げやりにして歌舞伎役者になろうとする娘との、神経を磨り減らす生活が重くのしかかる。そんな日々の中、彼女は昔の恋人との交際に慰められ、小説を書くことに情熱を燃やすが……。一人の女性の理性と情念の相剋。『朱を奪うもの』『傷ある翼』に続く三部作の終局。
  • 二十四時間

    二十四時間

    小説・文芸
    3.1
    1巻539円 (税込)
    幼なじみの“よっちゃん”は、会う度に違った。私立の詰め襟中学生、暴走族の高校生、恋する浪人生。でもその内面はいつも温かで……(「二十二時」)。子供の頃、雪の積もった帰り道を歩いた。方向感覚を失って、“遠く”という“悲しく寂しい場所”に迷い込んでしまった(「十七時」)。人生のそれぞれの風景を鮮やかに切り取った、私小説の味わいを残す、切なく懐かしい二十四の記憶。
  • 二十歳の原点シリーズ(全3巻)合本版(新潮文庫)

    二十歳の原点シリーズ(全3巻)合本版(新潮文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻1,881円 (税込)
    独りであること、未熟であることを認識の基点に、青春を駆けぬけていった一女子大生の愛と死のノート。学園紛争の嵐の中で、自己を確立しようと格闘しながらも、理想を砕かれ、愛に破れ、予期せぬうちにキャンパスの孤独者となり、自ら生命を絶っていった痛切な魂の証言。明るさとニヒリズムが交錯した混沌状態の中にあふれる清冽な詩精神が、読む者の胸を打たずにはおかない。 ※当電子版は新潮文庫版『二十歳の原点』『二十歳の原点序章』『二十歳の原点ノート』をまとめた合本版です。
  • 二十歳の原点序章

    二十歳の原点序章

    小説・文芸
    4.0
    1巻638円 (税込)
    高校三年生の秋から、受験、親もとを離れての京都での学生生活を通し、美しい山野への憧れ、歴史に対する興味、社会の矛盾への怒りなど、二十歳の凄烈な死にいたる青春の夢と激情を、絶えず何かを求め、戸惑い悩む未熟な孤独の心で記したノート。
  • 二十歳の原点ノート

    二十歳の原点ノート

    小説・文芸
    4.0
    1巻594円 (税込)
    自己、家族、友だちについて語る断面からは、明るく多感で利発な少女の素顔がうかがえる。高校へ進学し、バスケットクラブと受験勉強の両立に苦悩しながら、精一杯に努力し真剣に生きた姿は、同じ悩みを知る多くの人々の心に深く刻まれるであろう。
  • 二十世紀旗手(新潮文庫)

    二十世紀旗手(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.5
    1巻649円 (税込)
    麻薬中毒と自殺未遂の地獄の日々、小市民のモラルと既成の小説概念のいっさいを否定し破壊せんとした前期作品集。“二十世紀旗手"という選ばれた自負と「生れて、すみません」という廃残意識に引き裂かれた現代人の心情をモザイク的構成のうちに定着させた表題作、後年「人間失格」に集約される精神病院入院の体験を綴った『HUMAN LOST』ほか『虚構の春』『創生期』など7編を収録。文体の途中からの変更、助詞の極端な省略、文章の断片による構成、演説体・オペラ風・日記風などの文体の駆使、等々、手練手管の限りを尽くす。(解説・奥野健男)
  • 偽原始人

    偽原始人

    小説・文芸
    4.5
    1巻748円 (税込)
    塾も家庭教師もクソ喰らえ。教育ママの横暴には、もう我慢できない! 大好きな容子先生が、鬼婆どもに追いつめられて自殺をはかったと知るや、小学生三人組は遂に反乱を起した。暗殺計画、家出、誘拐、トム・ソーヤーも顔まけの奇想天外な造反あの手この手。だが、その行末や如何に……? 現代社会の虚飾を剥ぎとり、鈍感な大人たちを慄えあがらせるスリリングな長編冒険小説。
  • 贋食物誌

    贋食物誌

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    鮨屋でトロをたくさん食べるのはなぜその店に気の毒であるのか、別府温泉の城下がれいがいかに美味であるか、落花生と南京豆とピーナッツは同じものか異なるものか、等々。たべものを話の枕に、男女の問題、少年期の回想、交友、お酒、セックス、ギャンブルその他、豊富な人生経験を自在に語る洒脱なエッセイ。
  • ニセモノの妻(新潮文庫)

    ニセモノの妻(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.5
    1巻605円 (税込)
    「もしかして、私、ニセモノなんじゃない?」妻と思ってきた女の衝撃的な一言で始まったホンモノの妻捜し。けれど僕はいったい誰を愛してきたのだろう(「ニセモノの妻」)。ある日、仲睦まじい夫婦の妻だけが時間のひずみに囚われてしまった。共に明日を迎えられない彼女のために夫がとった行動は――(「断層」)。その他、非日常に巻き込まれた4組の夫婦の、不思議で時に切なく温かな短編集。(解説・中江有里)
  • 日常生活の冒険

    日常生活の冒険

    小説・文芸
    3.9
    1巻770円 (税込)
    たぐい稀なモラリストにして性の修験者斎木犀吉――彼は十八歳でナセル義勇軍に志願したのを手始めに、このおよそ冒険の可能性なき現代をあくまで冒険的に生き、最後は火星の共和国かと思われるほど遠い見知らぬ場所で、不意の自殺を遂げた。二十世紀後半を生きる青年にとって冒険的であるとは、どういうことなのであろうか? 友人の若い小説家が物語る、パセティックな青春小説。
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

    日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.5
    1巻781円 (税込)
    お茶を習い始めて二十五年。就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。失恋、父の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった。がんじがらめの決まりごとの向こうに、やがて見えてきた自由。「ここにいるだけでよい」という心の安息。雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる……季節を五感で味わう歓びとともに、「いま、生きている!」その感動を鮮やかに綴る。(解説・柳家小三治)
  • 日日平安

    日日平安

    小説・文芸
    4.5
    1巻825円 (税込)
    織田裕二主演の映画『椿三十郎』の原作「日日平安」を収録。無一文の浪人・菅田は、“切腹のマネ”をして通りすがりの男に飯を乞うがあえなく失敗……。しかし、この通りすがりの男、なにやら騒動を抱えている。聞くと、仲間9人で悪徳政治を行う家老らへの斬り込みを企てていた。これはいいツルだ……!! 菅田は仲間入りを志願。狙うはもちろん礼金! だったのだが……。無一文の空腹浪人の活躍をユーモラスに描く表題作をはじめ、ヒューマニズムあふれる名作全11編。「粋」が伝わってくる、時代小説初心者にもオススメの一冊!
  • 日曜日の万年筆

    日曜日の万年筆

    小説・文芸
    4.0
    1巻737円 (税込)
    池波正太郎のエッセイには――男の本音がある、人生がある、生きる楽しみを享受する男のリズムがある。作家への道を拓いた幼き日の観劇の一日、手と躰で物を造る感覚を養った旋盤工時代、行きづまった小説の結末を見いだしてくれた飼い猫ネネの話、映画のこと、衣食住について、現代人の見失ったもの、仕事の裏ばなしなど……。手練の切れ味を見せる“とっておきの51話”。
  • 日蝕・一月物語

    日蝕・一月物語

    小説・文芸
    3.8
    1巻825円 (税込)
    錬金術の秘蹟、金色に輝く両性具有者(アンドロギュノス)、崩れゆく中世キリスト教世界を貫く異界の光……。華麗な筆致と壮大な文学的探求で、芥川賞を当時最年少受賞した衝撃のデビュー作「日蝕」。明治三十年の奈良十津川村。蛇毒を逃れ、運命の女に魅入られた青年詩人の胡蝶の夢の如き一瞬を、典雅な文体で描く「一月物語」。閉塞する現代文学を揺るがした二作品を収録し、平成の文学的事件を刻む。
  • 新田義貞(上)

    新田義貞

    小説・文芸
    -
    1~2巻770円 (税込)
    ともに源氏の嫡流でありながら、かたや足利氏の女(むすめ)を室(しつ)としてむかえる園田庄と、無位無冠の新田庄とは、上野国で代々、水争いを続けていた。元弘2年(1322年)新田家8代の小太郎義貞は、京都大番役の役目をはたして帰郷の折、鎌倉に立ち寄り足利氏の面々を訪れる。足利尊氏や楠正成の陰に隠れながら、源氏再興の夢を賭けた悲運の武将の生涯を活写する。山岳小説の名手が書き上げた傑作時代小説(全2冊)。
  • 「日中韓」外交戦争

    「日中韓」外交戦争

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻693円 (税込)
    自国権益の拡大、領土領海の拡張のため、なりふり構わぬ攻勢を仕掛けてくる中国。大統領自らが世界中で反日宣伝を繰り広げ、「恨(ハン)」を露わにする韓国。深い同盟関係があるにも拘わらず中国に配慮しすぎる米国。日本を取り巻く外交情勢は風雲急を告げている。いかなる圧力にも屈せず、日本の平和と安定を保つために何をなすべきか。東アジア情勢を読み解く渾身の外交ノンフィクション。
  • ニッチを探して

    ニッチを探して

    小説・文芸
    3.1
    1巻737円 (税込)
    背任の疑いをかけられた大手銀行員・藤原道長は、妻と娘を置いて失踪した。人目を避けた所持金ゼロの逃亡は、ネットカフェから段ボールハウス、路上を巡り、道長は空腹と孤独を抱え、格差の底へと堕ちてゆく。一方、横領の真の首謀者たる銀行幹部たちは、事件の露見を怖れ、冷酷な刺客を放つ――。逆転の時は訪れるのか。東京の裏地図を舞台に巨額資金を巡る攻防戦の幕が開く!
  • ニッポン居酒屋放浪記 立志篇

    ニッポン居酒屋放浪記

    小説・文芸
    4.3
    1~3巻638~671円 (税込)
    日本中の居酒屋を飲み歩くという志を、ひとたび立てたからには後には引けぬ―。大阪で焼いたタコの湯気にのぼせつつ杯を重ね、新潟で枝豆を肴に地酒を飲み比べ、小倉でフグや鯖を熱燗とともに味わい…地元に息づく市井の酒場、失われゆく古きよき居酒屋を求めて、今日も流浪の旅は続く。各地で出会った酒と肴と人の醍醐味を語り尽くす極上の居酒屋探訪記の第一弾、ついに登場。
  • 日本亭主図鑑

    日本亭主図鑑

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    亭主図鑑といいながら、女性のことしか書いてないのは、詐術か奇略か謎々か……? 機知縦横の井上ひさしが、男が一生連れ添わねばならぬ女という不気味な同志へ贈る痛快痛恨のメッセージ。女性の生態について怒り心頭に発し、ありとあらゆる口舌筆法を使って、亭主の置かれている悲劇的状況を明らかにする。大笑いして読むか、神妙に自己反省するかは、読み手のあなた次第!
  • 二都物語

    二都物語

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    フランスの暴政を嫌って渡英した亡命貴族のチャールズ・ダーネイ、人生に絶望した放蕩無頼の弁護士シドニー・カートン。二人の青年はともに、無実の罪で長年バスティーユに投獄されていたマネット医師の娘ルーシーに思いを寄せる。折りしも、パリでは革命の炎が燃え上がろうとしていた。時代の荒波に翻弄される三人の運命やいかに? 壮大な歴史ロマン、永遠の名作を新訳で贈る。
  • 二百十日・野分(新潮文庫)

    二百十日・野分(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻506円 (税込)
    “豆腐屋主義”の圭さんと奔放な性格の碌さん。江戸っ子二人の軽妙な会話を通じて、金持が幅をきかす社会を痛烈に批判する『二百十日』。理想主義が高じて失職した元中学教師の文筆家・白井道也と二人の青年・高橋と中野。学問、金、恋、人生の葛藤を描く『野分』。漱石の思想や哲学をもっとも鮮やかに体現する二作品。(解説・紅野敏郎)
  • 日本が犯した七つの大罪

    日本が犯した七つの大罪

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻814円 (税込)
    あやまちに満ちた日朝交渉、欺瞞だらけの道路公団民営化、危機的な日中関係、国民の利益に全く結びつかない住基ネット……。国際社会における脆弱さと裏腹に、自国民を番号で縛ることだけに躍起になっているこの国はいったいどこへ向かうのか? 櫻井よしこが徹底した取材で、政府と行政機関が抱える問題を追及し、真の日本再生の方途を探る。
  • 日本原爆開発秘録

    日本原爆開発秘録

    ビジネス・実用
    3.7
    1巻715円 (税込)
    戦時下で秘密裡に進められていた「ニ号研究」「F号研究」という日本の原爆製造計画。戦局の挽回を期し、軍部が命じて科学者の叡智を集めた研究の全貌とは……。昭和史研究の第一人者が、膨大な資料と関係者への貴重なインタビューをもとに、戦後、原発立国へと舵を切った日本の「原子力前史」を繙き、現代との因果を詳らかにする。『日本の原爆─その開発と挫折の道程』改題。
  • 日本語 根ほり葉ほり

    日本語 根ほり葉ほり

    小説・文芸
    -
    1巻385円 (税込)
    語源も分からない「けじめ」をつけろと言われても……?「そこをなんとか」のそことはどこ? なんとかとは何?「厳粛に受けとめて」「前向きに善処する」と言えばそれで一件落着? 物事を認識するために最も重要であるはずの言葉を軽視し、深く定義もせずに流通させ、言葉のバブル化を招いている現代日本人への警告の書。毎日使っている日本語を通して、日本人が見えてくる――。
  • 日本語八ツ当り

    日本語八ツ当り

    小説・文芸
    5.0
    1巻385円 (税込)
    賢人会議、オバさんしてる、だってェ――。言葉遣いは好みの問題、目くじら立てるのは野暮だと知ってはいるけれど、野暮を承知で言わせてほしい。こんな日本語、勘弁してよ。新聞記事や広告コピー、役人の文章や若者の言葉……。意味不明な言語、大人になりきれない幼児化した物言い、思い上がった低劣卑俗な造語を次々に槍玉にあげ、乱れきった日本語を一刀両断する痛快エッセイ。
  • 日本の危機

    日本の危機

    ビジネス・実用
    3.5
    1~2巻770~814円 (税込)
    税制の歪み、教育現場の荒廃、人権を弄ぶ人権派の大罪、メディアの無軌道…。桜井よしこは日本社会の危機的状況を指弾する。各方面から激しい攻撃を受けつつも、彼女の信念には揺るぐところがない。なぜなら本書はすべて、丹念な取材に基づき集積された現場の声によって構成されたものだからだ。そして彼女は確信した。日本の「真の危機」はそれを自覚していないことだと―。
  • 日本の決断

    日本の決断

    ビジネス・実用
    -
    1巻649円 (税込)
    国際政治は急激に変化しつつある。歪んだ歴史認識を掲げ反日に燃える韓国。無法を繰り返す拉致国家・北朝鮮。軍事独裁国家へ邁進する異形の大国・中国……。国益を懸けた戦いは、自主独立の精神を欠いた国家には酷な結果をもたらしがちだ。このままでは日本の未来は危うい。喫緊の国家的問題に、我々はいかなる決断を下すべきか。この国の進むべき針路を、明快かつ的確に指し示す。
  • 日本の聖域 アンタッチャブル(新潮文庫)

    日本の聖域 アンタッチャブル(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    3.5
    1巻649円 (税込)
    弱者のために、病める人のために、子どもたちのために、正義のために――。この国には、メディアが口をつぐみ、触れることが許されない黒々とした聖域が至る所に存在する。美名を隠れ蓑にして肥え太る者たちの正体とは? 25の組織や制度のタブーに挑む。新聞テレビのニュースだけでは飽き足らない読者に贈る、会員制情報誌の名物連載第二弾。『日本の聖域 偽装の国』改題。
  • 日本の聖域 クライシス(新潮文庫)

    日本の聖域 クライシス(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    3.5
    1巻605円 (税込)
    世界中でその効果と安全性の認められている子宮頸癌ワクチンの接種が、日本ではほぼ止まったままなのはなぜか。宗教法人への課税を阻む勢力の正体は? 新国立競技場問題を迷走させた文科省の作為とは――。事実を歪曲し、権力にとって不都合な真実には沈黙する大メディアの報道では分からない諸問題の実相を明らかにする。書店では買えない会員制情報誌の名物連載第四弾。
  • 日本の聖域 ザ・コロナ(新潮文庫)

    日本の聖域 ザ・コロナ(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻693円 (税込)
    世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。人命を脅かす疫病を前に、己の利のみ追及し甘い蜜を吸う輩が存在する。感染症対策そっちのけでワクチン利権拡大に勤しむ国立感染症研究所。人流減しか提言できない専門家会議の実態。カネを独占するため異常に抑制されたPCR検査……。国民生活に密接する国の中枢で何が行われているのか? 25の組織や制度の裏面に迫り報じられない実情を暴く。(解説・柳田邦男)
  • 日本の聖域 ザ・タブー

    日本の聖域 ザ・タブー

    ビジネス・実用
    3.4
    1巻649円 (税込)
    「知る権利」が危うい。国際NGO「国境なき記者団」が発表する「報道の自由度ランキング」での、日本の順位は下がり続けている。大手メディアに蔓延する萎縮、忖度、自主規制――。彼らが避けて触れない「闇」は、政界、官界、財界、学界などに絡み合って存在する。それら25の組織や制度にメスを入れる、会員制情報誌の名物連載第三弾。『日本の聖域 この国を蝕むタブー』改題。
  • 日本の聖域(新潮文庫)

    日本の聖域(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    3.5
    1巻693円 (税込)
    国民は知らない。自分たちの財産を食いつぶす輩がいることを。新聞やテレビには報じられない闇があることを。しがらみにまみれ、権力、利権、欲望渦巻く日本の病巣──。中央官庁、司法、医療、教育など、国民生活に密接するこの国の中枢で何が行われているのか? 26の組織や制度のアンタッチャブルな裏面に迫り、その知られざる素顔を暴く。会員制情報誌「選択」の長期名物連載。
  • 日本の聖域 シークレット(新潮文庫)

    日本の聖域 シークレット(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    3.7
    1巻649円 (税込)
    「報道しない自由」を謳歌する大メディア。その内向きな姿勢が深刻になる中、国民の知る権利に開いた「穴」を埋める役割が、より重要になっている。「がん告知」の闇、診療報酬支払基金、慶應大学医学部、安倍首相「私邸」、創価学会「婦人部」、神社本庁……。新聞やテレビが触らない、この国の秘密の領域に鋭く斬りこむ24の深層レポート! 会員制情報誌の名物シリーズ第五弾。
  • 日本の試練

    日本の試練

    ビジネス・実用
    -
    1巻770円 (税込)
    中国漁船が日本の領海を侵犯し、海上保安庁の巡視船に体当りする事件が発生した。明白な国際法違反であるにも拘わらず、日本政府は漁船船長を結局、釈放してしまった。狡猾な軍事外交手段を弄しアジアの覇権を狙う中国。愚の一言に尽きる我が為政者の判断。今なお残る、未曾有の大震災による深い傷痕――。直面する試練に打ち克つため我々国民は何をなすべきか。力強き国家再生論。
  • 日本の父へ

    日本の父へ

    ビジネス・実用
    -
    1巻440円 (税込)
    父親はわが子の教育の傍観者であってはならず、直接参加しなければならない。――在日四十余年、日本の教育現場をつぶさに見つめてきた元・栄光学園理事長が、自信を喪失した日本の父親たちと、これから親になる若者たちに語る家庭教育論。ありし日の父を回想した「父ありき」、教育者としての実体験を盛り込んだ「おやじさまざま」、結婚する若者に贈る「明日の父に」の三章からなる。
  • 日本の敵(新潮文庫)

    日本の敵(新潮文庫)

    日本は今、歴史戦を挑まれている。闘いの主戦場を国連に広げ、不条理な非難を浴びせ続ける相手の主軸は中国である。だが、忘れてはならない。慰安婦問題をはじめ、わが国の名誉を汚す歴史非難の原因を作ったのは日本人だったということを。敵は内にも外にもいるのだ。私たちは、果敢に、粘り強く、真実を示し続けなければならない。主張する勇気と知性を身につけ、勁(つよ)き国家を創る術を説く。
  • 「日本の伝統」の正体(新潮文庫)

    「日本の伝統」の正体(新潮文庫)

    その伝統、本当に昔からあった? お正月の定番「初詣」も「重箱おせち」も、実は私鉄や百貨店のキャンペーンから生まれた新しい文化。喪服は黒、土下座が謝罪のポーズになったのも実はごく最近。行事・風習・食生活……日常のいたるところに潜む、一見それらしい“昔からのしきたり”や“和の心”の裏側には、面白エピソードが盛りだくさん。楽しく学べるベストセラーに大幅増補して文庫化。
  • 日本の未来(新潮文庫)

    日本の未来(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    -
    1巻649円 (税込)
    終戦70年の夏、安倍晋三首相は内閣総理大臣談話を発表した。これを著者は政治文書として高く評価する。首相は、謝罪外交に終止符を打ち、日本国民の犠牲と、戦火を交えた国々で失われた命を悼み、21世紀の価値観を説いた。いま、世界は「新冷戦」の中にある。中国が新しい秩序を形成しようと米国に挑戦しているのだ。米中の狭間で、責任ある自立した国へと変わること。その決意が未来を拓く。
  • 日本百名山

    日本百名山

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,100円 (税込)
    それぞれに旧い歴史をもち、文学に謳われ、独白の風格をそなえてそびえたつ日本の名峰百座。――著者は、長い年月をかけて、北は北海道の利尻岳から南は屋久島の宮ノ浦岳にいたるまで、それらすべての山頂を極めつくして、本書を綴った。日本人の生活に深く結ばれ、私たちの精神的風土の形成に大きな影響を与えてきた山々の個性を、短い文章のうちに、見事に際立たせた名著。 ※当電子版には文庫版収録の写真・絵地図は掲載しておりません。
  • 日本防衛秘録―自衛隊は日本を守れるか―

    日本防衛秘録―自衛隊は日本を守れるか―

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻781円 (税込)
    防衛省トップとして最前線で指揮を執ってきた著者が解き明かす国家防衛、その真実。日本列島の軍事的価値、中国軍の狡猾な目論み、在日米軍の戦略、北朝鮮のミサイル開発など、激変する安全保障環境の未来を占う啓発の書。冷徹な地政学とリアリズムに裏づけられた知見から、領土・領海をめぐる議論に一石を投じる。国民には見えにくかった自衛隊員24万人の真の姿も明らかになる。

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