寮美千子の作品一覧
「寮美千子」の「空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)」「名前で呼ばれたこともなかったから―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「寮美千子」の「空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)」「名前で呼ばれたこともなかったから―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
この、題になっているたった一行の詩。
読み取り方は人それぞれ。でも、これを書いた少年のこと(環境や現在置かれている立場、生い立ち)を知ったら。
この1行を書けるのは、この少年しかいない、と思う。
いったい、青い空に浮かぶ雲を見てどれだけの人がその色の意味を考えるだろう。
罪を犯してこんなところにいる少年たち。でも果たしてそれが罪であることを彼らは知らずに育ったんじゃないか。何が良くて何が悪いのか。
どうして、いつもおなかがすいているのか。おかあさん、って殴るひとじゃないのか。
決して彼らを弁護するためにこの詩集が出たわけではないし、被害者がこれを読んだらどう思うだろうか、と考えずにはいら
Posted by ブクログ
奈良少年刑務所詩集第二弾
ここにあるのは封じ込めていた愛への渇望。
☆愛を欲しい自分 愛を与えたい自分に 気がついたから これからは 「与えてもらえる人になるため 人に与えていきたい」って思う
☆刑務所の監房の扉の内側にはドアノブがありません。自分で扉を開けるということが一切ないからです。
☆詩の力 詩とは、心の襟を正さなければ書けない神聖な言葉。自分の魂の本質がバレてしまいそうな言葉だ。詩は心の結晶。だからこそ受け止めてもらったという実感が強くなるのでは。
☆根源的自信=基本的自尊感情
☆子どもは何を教えられたかではなく、どう接されたかから学ぶ
☆ぼくは 家族の愛を知らずに育った だから 家