寮美千子の作品一覧
「寮美千子」の「空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)」「名前で呼ばれたこともなかったから―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
本日奈良監獄ミュージアムに行ってきました。
この作品集については以前から知っていて読みたいと思っていたのですが、この機会に読むことができました。
ミュージアムに行ったことで、刑務所は更生施設というイメージが強くなった。社会でやっていけるように再教育する。
そんな更生、教育の目的で詩作の授業も設けられているわけなのだけど、
この作品集を見ていると、伝えたい、伝えられない、そんな思いが言葉を生み出すのだなと感じます。
親に対する詩が非常に多く、少年たちにとって親はかけがえのないものだと伝える。
やさしい親、厳しい親だけではなく、自分には親がいないこと、その切なさを詩に乗せる作品もあった。
特に、優しさについての詩が印象に残る。
思いを包み込んでやるだけが全てではない。
思い切りぶつかっていくこともときには大きな優しさになるのかも。
罪を憎んで人を憎まずというが、犯した罪の前に、彼らの人間性を見つめてみると、こんなに繊細な部分があるんだなと、人間の多面的な部分をよく見つめないといけないなという気持ちがわいてくる。
詩を書いた少年たちが、この授業をどう受け止めているのか、とても興味がある。