空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)

空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

受刑者たちが、そっと心の奥にしまっていた葛藤、悔恨、優しさ……。童話作家に導かれ、彼らの閉ざされた思いが「言葉」となって溢れ出た時、奇跡のような詩が生まれた。美しい煉瓦建築の奈良少年刑務所の中で、受刑者が魔法にかかったように変わって行く。彼らは、一度も耕されたことのない荒地だった――「刑務所の教室」で受刑者に寄り添い続ける作家が選んだ、感動の57編。

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空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月15日

    自分の将来の夢を明確にしてくれた本。
    号泣。自分と重なる所もあって共感したり、自分でも気づいたなかった自分の気持ちが少しわかった気がする。
    本来救われる立場の人間が犯罪者になるこの世の中に嫌悪感。誰もが幸せな世界になればいいのに

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    Posted by ブクログ 2023年06月18日

    私は1番最初の詩が好きで心に残りました。自分の苦しみを友達にも分かってもらえる嬉しさが伝わって来ました。

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    Posted by ブクログ 2023年06月15日

    彼らがこの世に生を受けた瞬間は真っ白で真っ直ぐな赤子。真っ直ぐさを歪めてしまうのは社会や家庭だ。少年たちは少しの場づくりや、他人からの肯定によりその真っ直ぐさを取り戻していく。そして、これ以上の被害者を出さないために、少年自身のほかに彼らを取り巻く社会や家庭側も変わる必要がある。

    涵養プログラムを...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月07日

    奈良少年刑務所は、一度見に行ったことがある。
    それはそれは素晴らしい門構えで、
    刑務所と言われなければ歴史的建造物にしか
    見えない美しさ。

    その刑務所の中で過ごす700名あまりの
    青少年たち。
    罪を起こしたことは、被害者の方たちを思うと
    決して許されることではない。
    しかし、そんな加害者たちの育っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月19日

    同じテーマで違う切り口の本があるので、続けて読むと感動が薄れるところはあるものの、やはり心の深い所を揺さぶられる本だった。解説のない詩は背景を色々想像してしまう。
    自分の気持ちを言葉に変えるという作業が、詩という媒体を使ってこんなにも効果があるというのに(効果を出すためにはここの教官のように背景を知...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月02日

    ☆くも 空が青いから白を選んだのです
    ☆言い訳にするな あの日 あの一歩を踏み出さなかったことを いまをがんばらない言い訳にするな オレ これからは いまを生きていく自分でありたい
    ☆言葉 言葉は 人と人をつなぐ ひと言だけで 明るくなり ひと言だけで 暗くなる 言葉は魔法 正しく使えば たがいに楽...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月04日

    自分の想像以上に、その人の外見や肩書きなど目につきやすいものだけで、その人がどのような人なのか決めつけてしまっていることが多いのかもしれないと感じました。

    関わらなければわからないことがあるということを常に忘れず、目の前に人と真摯に向き合っていきたいと思いました。

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    Posted by ブクログ 2022年02月28日

    20220228011
    文学のアール・ブリュット。タイトルにもなっている「空が青いから白をえらんだのです」が心に響く。

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    Posted by ブクログ 2021年10月16日

    このような感性と、表現と。生半可にはたどり着けない境地だけれども、せめて、想像してみようとする姿勢はもっていたい。決して安易に理解できた気になるものではないかもしれないけれども。

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    Posted by ブクログ 2021年08月11日

    犯罪者と聞くと心も荒んだ印象を持ってしまう。
    しかし、本書の出てくる詩の一つ一つが心のこもった作品であった。
    作品には「色」や「母」など様々なことを題材にしたものがあり、そのどれもがストレートな言葉で表現されていた。
    犯罪者一人一人の背景に生まれてきてからの環境が影響しており、生まれたばかりの赤ん坊...続きを読む

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