夏の終り(新潮文庫)

夏の終り(新潮文庫)

作者名 :
通常価格 506円 (460円+税)
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作品内容

妻子ある不遇な作家との八年に及ぶ愛の生活に疲れ果て、年下の男との激しい愛欲にも満たされぬ女、知子……彼女は泥沼のような生活にあえぎ、女の業に苦悩しながら、一途に独自の愛を生きてゆく。新鮮な感覚と大胆な手法を駆使した、女流文学賞受賞作の「夏の終り」をはじめとする「あふれるもの」「みれん」「花冷え」「雉子」の連作5篇を収録。著者の原点となった私小説集である。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2021年12月02日
サイズ(目安)
1MB

夏の終り(新潮文庫) のユーザーレビュー

感情タグBEST3

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    Posted by ブクログ 2021年12月12日

    瀬戸内寂聴さんの訃報に接して初めてその波瀾万丈な人生を知り、作品が気になって読んでみた。

    倫理的にみるとどうしようもなくダメダメだけど、文章から情景が浮かんでくるような、其々の気持ちが痛い程伝わってくる、美しい小説だった。惹き込まれたぁ〜

    私も、男性に転がり込まれた生活を、別れを決意しそれを告げ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年05月08日

    8年間妻子ある男との不倫に疲れてきた主人公。
    最初は作者の力に圧倒されたが、少しずつ読み進めると主人公のもとに夫と別れる原因の男と再開し、その男とも関係を持つようになるが、語り口はどこかあっさりとしている。

    最後はどちらの男とも別れることになる。
    きっと中途半端ではダメなのだということに気がついた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年05月04日

    ここまで正確に書き連ねられる冷静さが、
    美しくはかなく、彼女を頑強にする。

    習慣による常識の逸脱や、
    それによって発される異様な存在感。

    これを読むことで、私も整理された。

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    Posted by ブクログ 2013年06月11日

    映画化されるのを知り読みました。四角関係と言う本来なら重く暗い結末が訪れるかと思いきやカラッとした読後感でした。良識ある人から見ればかなり逸脱した生活を送る彼等ではあるが、それ故、自分の気持ちに偽りなく生きて行こうとする心の葛藤がじりじり感じられる作品でした。

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    Posted by ブクログ 2022年05月16日

    お亡くなりになられたときに私の好きな多くの作家さんが本気で悼み、悲しみから抜け出せずにいるお姿を拝見し、著者の初期の代表作を読んでみたくなりました。
    実は、著者の半生はTVで見ただけ、作品は源氏物語とエッセイしか読んだことがなく、小説を読むのは初めてです。

    本書は私小説で、主人公が、妻子ある男と8...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月10日

    寂聴さんのエッセイを読み、小説も読んでみたいと思い読んでみることに。私小説ということで、あの明るいお茶目な寂聴さんと重ね合わせなが読み、過去にこんな波瀾万丈なことがあったのかぁ…と驚いた。不倫、駆け落ち?という、いわば非人道的な出来事であるにも関わらず、じつにみずみずしく書かれていた。そこに嫌悪感は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月13日

    いくつもの章に別れた話かと思っていたら、
    連作短編だったようだ。

    最後の一編以外は、登場人物も同じで
    少しずつ「こと」が進展してゆく。
    どうしようもない邪恋に悩む袋小路の
    人々の苦しい叫びが聴こえるような話だけれど
    美しい日本語で描かれていることで
    ひやりと冷たい風が、ものがたりの
    湿り気のあるけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月13日

    読書会の課題図書。
    瀬戸内寂聴さんのことはテレビでたまに見かけるぐらいしか知らないし、本も初めて読んだのだが、とても「女性」を感じた。

    「恋」が「愛」に変わっていく様や、「習慣」が想像以上に人を支配し安住させている様や、それらをスパッと断ち切ることのできない様や、恋の終りの冷静なすがすがしさや、そ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年07月28日

    実際、そばにいるときよりも離れている方が恋しいし、こっちといればあっちが恋しいとなるのは当たり前のことなのに、どうしても私たちはこれをこういうものだと割り切れない愚かさがある。二人の男に挟まれていることに優越感なんてないし、ただただ不安と申し訳なさが覆いかぶさってくるだけ、でもそんな苦しみの中で一人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月13日

     読み終えて、わんわん泣きたくなった。矛盾するし儘ならないし辛いし疲れるし傷つき傷つけるのにどうしても誰かを好きになってしまう女の業に、共感とも同族嫌悪ともつかない複雑な気持ちになる。綺麗で流れるような文章で書かれているけど、むせかえるような濃い雰囲気。「色恋なんか二人の責任だ、どっちだって加害者で...続きを読む

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