ニセモノの妻(新潮文庫)

ニセモノの妻(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

「もしかして、私、ニセモノなんじゃない?」妻と思ってきた女の衝撃的な一言で始まったホンモノの妻捜し。けれど僕はいったい誰を愛してきたのだろう(「ニセモノの妻」)。ある日、仲睦まじい夫婦の妻だけが時間のひずみに囚われてしまった。共に明日を迎えられない彼女のために夫がとった行動は――(「断層」)。その他、非日常に巻き込まれた4組の夫婦の、不思議で時に切なく温かな短編集。(解説・中江有里)

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ニセモノの妻(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年07月01日

    三崎ワールド全開(^ ^;

    基本、すべて荒唐無稽な話なので
    「SF」に分類はしてみましたが...(^ ^;
    これはもう「三崎亜紀というジャンル」としか(^ ^;

    よくもまぁ、こういう変なことを思い付くもんだ(^ ^;
    いや、思い付くだけならできるかも知れんが、
    それを掘り下げて突き詰めて異世界を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月31日

     「もしかして、私、ニセモノなんじゃない?」
     ある日突然、妻は私に疑問を投げかけた。
     見た目、癖、記憶、そして遺伝子までも全く同じニセモノが突然出現する「突発性真偽体分離症」は、ニセモノがホンモノに抱く劣等感だけが違いを分ける。
     ホンモノを探さなくては。
     ニセモノの妻は全力でホンモノを探そう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月23日

    三崎亜記のニセモノの妻を読みました。
    不条理な事件に巻き込まれてしまう人々を描いた短編集でした。

    印象に残ったのは「断層」という短編でした。
    突然、住んでいる場所に断層と呼ばれる異変が起きて妻がその断層に飲み込まれてしまいます。
    夫はその妻との接触を続けていくのですが、タイムリミットが来て妻は失わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月09日

    4編からなる短編集。どれも荒唐無稽な物語ながら,結末が知りたくなり止まらず一気読み。面白い!!中でも表題作が一番好き。
    あらすじ(背表紙より)
    「もしかして、私、ニセモノなんじゃない?」妻と思ってきた女の衝撃的な一言で始まったホンモノの妻捜し。けれど僕はいったい誰を愛してきたのだろう(「ニセモノの妻...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月17日

    ファンタジーとはならないけど、ビミョーな何かが起こる世界。これは読む人を選ぶ本かなぁ?と思います。人によって面白いと思ったり違ったり…自分にはちょっと合わないかも?と思いました。

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    Posted by ブクログ 2021年03月04日

    今回も三崎さん独特の不思議な世界観が満載です。

    購入したマンション「ルミナス野分浜」はとても静かで人の気配が全く感じられない 駐車場にはたくさんの車が止まっているが灯りが灯っているのは我が家だけと言うホラー的な要素を含んだ「終の筈の住処」

    ホンモノの妻捜しを始める奇妙な物語の「ニセモノの妻」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月10日

    ファンタジーほどまで飛ばない
    日常をズラす三崎ワードの短編集

    「終の筈の住処」
    「ニセモノの妻」
    「坂」「断層」の四篇

    「終の〜」実は、これに似たような現象
    (同建物内で周辺に一切居住者が居なくなる)に遭遇し、なんだか怖さが強まる。
    なにより主人公の職場の先輩の立ち位置が怖かった。
    「静かな戦争...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月22日

    いつも不思議な世界を見せてくれる三崎氏ですが、表題作のような人間そのものが変わってしまう作品はあまり記憶に無い。
    断層もややその雰囲気があるし、ちょっと怖くなる一方で切なくもなるので、いつもの作風の方が好みかな。

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    Posted by ブクログ 2020年07月20日

    表題作のニセモノの妻、がやっぱり一番おもしろかった。姿形も記憶でさえも何もかも同じもう一人の自分、、それってもはやニセモノって言えるんかな?ある日突然自分の妻がニセモノに変わってても私も気づかんやろうなと思う。自己申告がなければ。だって記憶もDNAも同じやから確かめる術がない。そんなぞっとする状況が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月10日

    あっという間に読み進めていける本。
    最後の断層がバカップル丸出しだけど、幸せな夫婦の切ない話。
    あり得ない日常だけど、全部の作品が夫婦のあり方を書いていて考えさせられる。
    となり町戦争は受け入れられなかったけど、これは面白かった。

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