日本原爆開発秘録

日本原爆開発秘録

715円 (税込)

3pt

3.7

戦時下で秘密裡に進められていた「ニ号研究」「F号研究」という日本の原爆製造計画。戦局の挽回を期し、軍部が命じて科学者の叡智を集めた研究の全貌とは……。昭和史研究の第一人者が、膨大な資料と関係者への貴重なインタビューをもとに、戦後、原発立国へと舵を切った日本の「原子力前史」を繙き、現代との因果を詳らかにする。『日本の原爆─その開発と挫折の道程』改題。

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日本原爆開発秘録 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦中の挿話に加えて、本書は原子力利用の推移や、近年の原発事故の問題にも筆者の筆は及んでいる。

    共感を覚えたのは…「スリーマイル、チェルノブイリ、フクシマ」は判るとして、「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ」には大きな違和感を覚えるという、巻末近くに挙げられた話題だった…原子力の制御が困難で「事故が起こっ

    0
    2015年06月27日

    Posted by ブクログ

    『原爆を盗め!』とあわせて読むと面白い。
    日本での原爆開発についてのノンフィクションだが、仕事のやり方が変わっていないことに驚いた。
    分断された部署(陸軍、海軍、さらにはその中でも情報が共有されていない部署がある)の張り合いによるリソースの無駄遣い。
    簡単にできると思う上層部とどうせできないので自分

    0
    2015年05月28日

    Posted by ブクログ

    唯一の被爆国日本も行っていた原爆開発。理論、技術、資源、国力全ての点に於いてアメリカに及ばなかったため、ついに作ることは出来なかったが、それは加害者にならなかっただけであり、その可能性はあったということである。
    筆者は原爆開発に携わった科学者たちに対して、そもそも原爆は作れないとわかっていて研究して

    0
    2017年09月26日

    Posted by ブクログ

    『あの戦争は何だったのか』の保坂氏の本をもっと読みたくて買った。
    まず、驚かされるのは、本書は膨大な資料と、取材に基づいている。その意味で、かなり説得力のある書になっている。
    太平洋戦争当時、日本も原爆の開発が行われていた。東大の仁科教授を中心に行われていた「二号」研究がその一つだが、本当に原爆が開

    0
    2016年09月13日

    Posted by ブクログ

    マンハッタン計画の元となったウラニウムに関する諮問委員会がアインシュタインの申し出を受けたルーズベルト大統領により作られたのが1939年10月、ドイツがポーランドに侵攻したのが9月1日で第二次大戦は既に始まっていたことになる。ウランに中性子をぶつけると核分裂が起こることが実験的に確認されたのが193

    0
    2015年05月27日

    Posted by ブクログ

    戦時下の日本で極秘裏に進められていた原爆製造計画を描いたドキュメンタリー。陸軍と理化学研究所が進めていた『ニ号研究』と海軍が進めていた『F号研究』。どちらも欧米の研究に比べれば遥かにレベルは劣るが、後の『原発立国』へと繋がる礎となったのは間違いない。

    本書の中で原爆製造計画と福島第一原発事故の両者

    0
    2015年05月02日

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