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Posted by ブクログ
池波正太郎は小説の他に数多くのエッセイも書いていますが、その中から食に関するエッセイを集めたのが本書です。「食の歳時記」と称して1月から12月までの各月の美味しいものや、東京の下町で過ごした子供時代のエピソード、はたまた小説における食事シーンについてなどが書かれています。
本書に登場する食べ物は、活字にも関わらず本当においしそうで、一編一編が短いので、夜のリラックスタイムに読むことが多いのですが、お腹がすいてしまうこともしばしば。
料理屋で食べるのもそうですが、自身で料理して食べることもあり、食へのこだわりが強く感じられました。
>人間は、生まれると同時に、確実に[死]へ向かって歩みはじめる。その[死]への道程をつつがなく歩みきるために、動物は食べねばならぬ。
これほどの矛盾があるだろうか。
戦前には旬のものを食べ、戦中戦後は食べることが困難だった時代を経たからこそ、言い切れるのだと思いました。
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