ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
1pt
品川台町に住む鍼医師・藤枝梅安。表の顔は名医だが、その実、金次第で「世の中に生かしておいては、ためにならぬやつ」を闇から闇へ葬る仕掛人であった。冷酷な仕掛人でありながらも、人間味溢れる梅安と相棒の彦次郎の活躍を痛快に描く。「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並び称される傑作シリーズ第1弾。
アプリ試し読みはこちら
「仕掛人・藤枝梅安2」
2023年4月7日公開 出演:豊川悦司、片岡愛之助、菅野美穂
「仕掛人・藤枝梅安」
2023年2月3日公開 出演:豊川悦司、片岡愛之助、菅野美穂
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~7件目 / 7件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
梅安・彦次郎の仕掛人コンビの活躍をハードボイルドタッチで描く。 シンプルな描写で流れるように表現される殺しの技が華麗だった。 人は善いことをしながら悪いことをし、また悪いことをしながら善いことをする生き物である。なんと深い言葉なのだろう。
2023.11.20 藤枝梅安シリーズは初めて読んだ。 改めて池波先生の小説の読みやすさを痛感する。藤枝梅安シリーズに限らないが、池波小説の描写の評価できる部分のひとつとして季節、天候の描写が自然な形でおりこまれていることをこの年になって読むから感じている。 食べ物、食事のシーンの巧みさについてはよ...続きを読むく触れられるが、天候も含め、「生き生きとした」表現として2023年の今でも学ぶこと多い。
池波正太郎さんの、作品を勧められて、読みました。 面白いです。 梅安と彦次郎のバディものです。 「殺し屋」ではあるのですが、それでも温かみがあります。 梅安自身、鍼医者でありながら殺し屋でもあることに、悩んだり、迷ったりでも、辞めることも出来ない。 そんな梅安を、支えるおもんさんとの、恋模様もキュン...続きを読むキュンします(笑) 2巻、3巻サクサクいけちゃいます。 池波正太郎さんの、作品、もっともっと読んでみたくなりました!
ちょうど映画を見てとても面白かったので、原作をと思い読んでみました。人気なのか、1巻が書店に置いておらずに苦労して探し出し、購入。 やはり池波作品は、私にはハマる。面白かったです。映画は少し構成が違いますが、映画も世界観を崩さずに映像化している感じでした。小説の方は割とあっさりしている感じで、映画の...続きを読む方が梅安さんの心情がもう少し深く描かれているような感じを受けました。梅安さんと彦さんの関係性も、付かず離れずでいい関係で、素敵です。 この作品もシリーズを揃えて、読みたいと思います。
最近読み直したが、やはり面白かった。 きびきびとした疾走感のある文章につられて、勢いよく読み進んでしまう。 私にとってメインのストーリーとは別に魅力的なのは彦さんの一人前料理だった。 独り暮らしを始めたばかりで料理に慣れていない頃でも小説の手順で材料をそろえてそれらしいものを作ることができ、しかも美...続きを読む味しく家計にも優しい。 他の小説を読んで真似してみたらどうなるかな、と考えたことも無いので、やっぱり彦さんは(池波さんは)すごいと思った。
何十年ぶりかで再読。著者自身があとがきで述べているように、人間は良いことも悪いこともしながら生きている。それを体現した魅力的な登場人物。各短編の中に見える人生が味わい深い。著者の作品の一番の魅力は季節感のある酒と小料理のシーンだろう。そのシーンを読みたいがためにこの本を読んでいるところがある。次巻以...続きを読む降も食事のシーンが楽しみだ。
1960年「錯乱」で直木賞受賞の池波正太郎さん、剣客商売、鬼平犯科帳と並ぶ傑作シリーズ、仕掛人・藤枝梅安にとりかかりますw。(鬼平と並行して)「殺しの四人」仕掛人・藤枝梅安(一)、2001.4発行、5話。品川台町に住む六尺近い鍼医師兼仕掛人・藤枝梅安35歳とその相棒楊枝職人兼仕掛人・彦次郎43歳の物...続きを読む語。鬼平犯科帳よりテンポがいい感じがします。
『日曜日の歴史学』で教材となっていた梅安シリーズを読む。時代考証からすると、梅安の住居がやや江戸の端にあることに難があるようだが、そんなことを微塵も感じさせない著者の筆致はさすが。初めは冷酷な仕掛人として梅安を描いているが、回が進むにつれて人情味のあるものに変わってきた。
矛盾を描く物語。 けっして、ヒーローではないし、人を殺した理由も、仇を返り討ちにするのも、ある意味でクズな主人公。そして、女性に対する蔑視。 にもかかわらす、後半徐々に漢気が出てきたり、慈悲のある常識的、冷静でリーズナブルな差配を示したりもする。 彦さんの方はまだ理解ができるが、梅安は理解の外だ。 ...続きを読む しかしまあ、そこは池波正太郎の術中にどっぷりはまっている。 人間は、よいことをしながら悪いことをし、悪いことをしながら良いことをしている というテーマを描いたという池波氏。まさにその、状況に直面して混乱している自分がいるようだ。 理解できないが、理解できないままうけとめて、寄り添えるか、コミュニケーションできるか。それが人間理解の一助になるかもしれぬ。 単純な勧善懲悪ではないリアリティ。 こうした幅のある物語が受け入れられたのは、成熟した大人が多かったかもしれないし、または、戦時中に戦争に行って人を殺した経験のある人たちが、平穏な日常を生きることの矛盾を昇華する一助になっていたからかも知れない。 にしても、流石に昔の本で、今の基準では不適切な表現や展開が多々あるが、編集部の『読者各位のご賢察をお願いします』という言葉が全てだと思った。 ジェネレーションギャップで、ハラスメントだ何だと騒ぐのは、結局はご賢察できない自分の愚かしさを露呈しているだけなのかもしれぬ。
最初の「おんなごろし」が、何度読んでも、映画で観ても、そしてaudibleで聴いても秀逸。北斗誓一朗読 6時間24分。ちょいと長い劇場鑑賞気分。 商家の1度目の女房を殺したのも梅安ならば、2度目の女房を殺すのも梅安である。しかも、1度目の「起こし(殺人依頼者)」は2度目の女房だった。そして、2度目...続きを読むの女房はなんと、4歳の時に生き別れた梅安の実の妹だった。くらくらするような筋書きではあるが、梅安は淡々と暗殺の依頼をこなす。暗殺者(アサシン)として、元締めの言いなりになっているわけでもない。1度目の女房殺しが「この世に生かしておいてはためにならぬやつ」だけを殺すという梅安の信条に反していたのが判明したあとに、彦次郎には「次からはあの元締めからの依頼は受けない」と言っている。 生き別れになって、どうしようもない母親に連れて行かれた妹が、どんな闇の中を潜り抜けて来たのか、ある程度想像はしたろうけど、一目ですっかり闇に染まった妹を観たあとは、眠るように逝かせることを選ぶ梅安。もう本来は大長編にすべき(実際、映画版では半分以上が「おんなごろし」だった)内容なのだが、短編なのである。この1作で、池上は海外では既に確立されているアサシン主人公を、時代小説に持ってくることに成功し、もはや時代小説でこれ以上の暗殺者はいなくなってしまった。 梅安は藤枝が郷、母親に捨てられたあとは鍼医者津山悦堂の元、京都で修行した。いま35歳。10年ほど暗殺業。井筒のおもんといい仲。 相棒の彦次郎は馬込の出。43歳。20年も仕掛けをしている。 「彦さん、今年は死なかったねえ」 「来年は、どうなることやら」 作者もこれほどのシリーズにすることは考えていなかったらしい。 だから、短編集の最終章は、掟破りの元締め殺し、一旦受けた殺しを止める、また2000石の旗本殺し等々、やっている。現代ならばすぐ足がついて彼らは組織の掟で直ぐに殺される、または公儀によって誅殺されるところであるが、なぜか生き延びる。おそらく作者は、あれほどのことをしたら、明るみになることがわかっていて、なお、可哀想な娘と朴訥な武士を助けるのが梅安たちなのだ、と考えたのだろう。しかし、案に反して仕掛人梅安シリーズは、その年の「小説現代」の読者賞を獲って仕舞う。蓋し、作者冥利に尽きる評判を得た。 梅安シリーズが、常に死の匂いを纏っているのはそういうわけだろう。実際、池波正太郎の小説の絶筆は梅安シリーズだった。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
仕掛人・藤枝梅安
新刊情報をお知らせします。
池波正太郎
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「歴史・時代」無料一覧へ
「歴史・時代」ランキングの一覧へ
剣客商売(一~十六、番外編) 合本版
雲霧仁左衛門 (1)
雲霧仁左衛門(前後)合本版(新潮文庫)
仕掛人 藤枝梅安 (1)
鬼平犯科帳(一)
仕掛暮らし
鬼平犯科帳「血頭の丹兵衛」【文春e-Books】
試し読み
真田太平記 Episode0
「池波正太郎」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一) ページトップヘ