無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
池波正太郎の連作時代小説『新装版・殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)』を読みました。
池波正太郎の作品は昨年11月に読んだ『散歩のとき何か食べたくなって』以来ですね。
-----story-------------
仕掛人・藤枝梅安非情の世界に棲む男
生かしておけないやつらを闇へ葬る仕掛人。
梅安シリーズ第1弾!
品川台町に住む鍼医師・藤枝梅安。表の顔は名医だが、その実、金次第で「世の中に生かしておいては、ためにならぬやつ」を闇から闇へ葬る仕掛人であった。
冷酷な仕掛人でありながらも、人間味溢れる梅安と相棒の彦次郎の活躍を痛快に描く。
「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並び称される傑作シリーズ第1弾。
-----------------------
1973年(昭和48年)に刊行された作品……鍼医者・藤枝梅安の暗殺稼業「仕掛人」としての活躍を描く、仕掛人・藤枝梅安シリーズの第1作、、、
本シリーズは5年前に読んだ『新装版・梅安針供養 仕掛人・藤枝梅安(四)』以来で2作品目ですね。
■おんなごろし
■殺しの四人
■秋風二人旅
■後は知らない
■梅安晦日蕎麦
■あとがき
■解説 大村彦次郎
この世に生きていては毒になる奴を消す……それが殺しの定法だ、、、
ハリの名医が表看板だが、極悪人の殺しを請負って、闇から闇へと葬る非情な裏稼業……吹矢の名手彦次郎を相棒に、仕掛人・藤枝梅安必殺の殺し針が急所に突きささる。
梅安・彦次郎コンビの人間味を追究しつつ、闇の活躍を痛快に描いた短篇連作。
面白かったですねー 人間味あふれる非情な殺し屋の描き方がとても巧いと思いますね……『あとがき』の中で池波正太郎が語っている「人間は、よいことをしながら悪いことをし、悪いことをしながらよいことをしている」という言葉が梅安のことを的確に表していると感じました、、、
また、シリーズ第1作ということで、梅安や彦次郎の過去や仕掛人となった経緯、仕掛け(殺人請負のシステム)が丁寧に描かれていて、シリーズ全体を理解するのにも良い作品でした……他の作品も読みたいのですが、なかなか程度の良い古書が見つからないんですよね。
どの作品も愉しめましたが、、、
梅安が仕掛けで殺した女性は、梅安が幼いときに別れた実の妹だったという設定が、いかにも非情な殺し屋の世界をうかがわせる『おんなごろし』と、
旅の途中で彦次郎の積年の恨みの相手を偶然見つけるが、梅安の勘で実は本当の相手はその弟だとわかり、彦次郎と梅安が協力して彦次郎の恨むを晴らす『秋風二人旅』が特に印象に残りました。
「世の中に生かしておいては、ためにならぬやつ」がいれば、仕掛けのルールから外れることもある というところも共感できて良いですね……庶民の日常感覚に触れてくるような料理の話題などが織り込まれているのも良いですね、、、
ぜひぜひ、仕掛人・藤枝梅安シリーズの他の作品も読んでみたいですね。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
少年・青年マンガ
小説・文芸
試し読み