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Posted by ブクログ
池波正太郎の連作時代小説『新装版・梅安影法師 仕掛人・藤枝梅安(六)』を読みました。
『新装版・梅安乱れ雲 仕掛人・藤枝梅安(五)』に続き、池波正太郎の作品です。
-----story-------------
白子屋残党との息づまる闘いの日々、鍼医師として人を救い、仕掛人として命をうばう。
その矛盾が弱点に!!
巨悪・白子屋菊右衛門は倒したが、いまだ残党に狙われる梅安。
彦次郎と小杉十五郎は、鍼医師として人助けに励む彼を陰で支えていた。
しかし復讐者たちは、意表をついた方法で梅安に襲いかかってきた。
なじみの料理屋「井筒」のおもんとの愛もじっくりと描かれる、仕掛人・藤枝梅安シリーズ、円熟の長編。
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1987年(昭和62年)に刊行された作品……鍼医者・藤枝梅安の暗殺稼業「仕掛人」としての活躍を描く、仕掛人・藤枝梅安シリーズの第6作です。
■殺気の闇
■三人の仕掛人
■稲妻
■春雷
■逆襲
■菱屋の黒饅頭
■解説 怖かった。でも、やさしかった 北原亞以子
時代小説の醍醐味がここに凝集! 「梅安……。あの恐ろしい男を地獄へ」。鵜の森の伊三蔵はじっと考えた。愈々(いよいよ)痛快第6集、、、
仕掛人対仕掛人……ふたたび藤枝梅安危うし! 白子屋の元締から梅安殺害を依頼され失敗した鵜の森の伊三蔵……その直後に白子屋が梅安に殺され、跡目を継ぐ駒吉が放った刺客が2人、更には4名の暗殺者が迫る。
白子屋残党との対決は、序盤から緊張が張りつめ、梅安の凄みが際立ちましたね……石墨の半五郎、三浦十蔵、笹屋伊八(山城屋伊八)、そして前作で梅安を仕掛けるのに失敗した鵜ノ森の伊三蔵、次々と送り込まれる仕掛人を、彦次郎や小杉十五郎の協力を得ながら梅安が静かに確実に返り討ちにしていく展開は読んでいて心地良かったですね、、、
さらに本作では、幕府の奥御右筆を務める駒井助右衛門周之から毒薬を求められ、それを断ったことから命を狙われることになった啓養堂主人の片山清助も逆境から救うことに成功……梅安の冷静さと技の冴えが、物語全体に静かな迫力を与えていましたね。
本シリーズは短篇も愉しめるのですが、やっぱり長篇の方が面白いですねー 愉しめました。
Posted by ブクログ
▼「殺気の闇」「三人の仕掛人」「稲妻」「春雷」「逆襲」「菱屋の黒饅頭」
▼このあたり、もう完全に「連作短編」ではありません。要は流れで、「白子屋殺害」してしまった梅安が、狙われる。当然狙われる。殺し屋がじゃんじゃかやってくる。もう構造は完全に「カムイ外伝」。
▼なんだけど、カムイと違って梅安は「針医者」でもあるので、そしてその使命を全うしたいので、逃亡しない。当然、居場所がばれてるんだから次々に襲い掛かってくる殺し屋たち。
▼カムイ外伝と違うのは、やっぱり疑似恋愛ホモソーシャル的なバディ仲間が複数居ることですね。もはやその人間関係を描くことが主題なんではないか、というような。
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