ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
バブル崩壊前夜に買ってしまった分譲団地。20年近く経つ今もローンを抱え、織部頼子は節約に必死だ。その上、老朽化による建替え問題に振り回される日々。一方、娘の琴里(ことり)は27歳フリーター。ある日、友人の三起子にイケメン資産家の彼氏を紹介される。が、彼女は失踪し、いつしか琴里が彼と婚約することに。織部家、まさかの人生大逆転?! 一気読み必至の傑作社会派エンタメ長編。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
日常の生活の話からサスペンスの話になり、思わず本を放ってしまう程急展開な流れに驚き、引きつけられた。 3人目の朋美は、薫の特徴を上手く利用してある意味賢いなぁと思った。 捨てる神あれば拾う神あり?
面白かった!続きが気になって気になってあっという間に読み終えました。 同じ団地に住み管理の為の話し合いをもっても、購入時期、価格、家族構成、年齢などが異なる世帯が一緒になって一つの結論を出すのはいかに難しいかを痛感しました。 マンションの建設ラッシュ、特にタワマンが多く新規分譲されている今を思うと、...続きを読む団地とはまた違う立て替え問題が予想され、どういう問題が起きるかを想像してしまいます。 黛と琴里、同級生の考え方を見ていると、親の執着する対象に子供たちの考えも影響されるのかなと感じた。
今や負債となったバブル期に購入した団地をどうするか悩む母と、教育ローンを抱え仕事が決まらず悩む娘のデュアルストーリー。親子ともども、自分の欲しいものをしっかり認識したこと(特に娘)、家族に最低限の資産があったことで乗り切れた話、だと思う。自分自身が欲しいものは何か、それを手に入れるためにはどうしたら...続きを読むいいか、どの部分は諦め、もしくは割り切るのか、を決めることが重要だと思った。
マイホームの問題、特に郊外のニュータウンの購入型集合住宅にスポットをあてたドラマ。人生で一番大きな買い物であろう住宅購入の闇を提示してくれる展開。バブル崩壊前に建築された郊外型マンションを購入した人なら似たような失敗(?)をしているのではないだろうか。少し前なら都市の中心には住む人がいないドーナツ化...続きを読む現象とか言われた事もあったが、住人がそのまま歳を重ねて建物の老朽化と自治会の高齢化が同時に押し寄せる恐怖。ヨーロッパの住宅事情なども盛り込みながら結末が大いにきになる展開です。 あまり住処に高望みはせずミニマルに暮らしたいと考えながら読みました。あとがきで作者の経験が元になっていると知り、リアルさに納得。 友達同士の彼氏の押し付け合いの結末も興味のひとつとして読めました。
住宅を得ることの大変さ、結婚に対する考え方、友人にめんどうな男を押しつけてしまった罪悪感など描かれています。なんと言っても住むところを得るのはなんと大変なことかと思いました。
感想 雪子はお茶汲みしかできないって言ってた割に一番しっかりしている。 資産家の黛もどこかズレていて危うい。 終盤に向かうに連れて暗雲が立ち込めるが、最後に幸せな結末になるのか? あらすじ 織部頼子はバブル崩壊前に買った寂れた団地で暮らしている。旦那は、会社の吸収合併で部長から平社員に降格し...続きを読む、自分はパートに出ている。長男は家を出て、娘の琴里は、就職活動に失敗して寿司やでアルバイト中。 暮らし向きが上がらない中、20年に一度の団地の理事の番が回ってくる。 琴里は、親友の三起子とその彼氏の黛を紹介してもらう。三起子の代わりに黛とオペラに行くことになってしまう。その後、三起子に連絡が取れず、黛の家に行くことになってしまう。 黛の家は資産家の大地主で不動産の不労所得で暮らしている。琴里は付き合うことになったが、付き合いを続けるうちに自分の考えが絶対であるかのように振る舞うところや考え方が合わないところ、自分の行動が監視されていることなど気になりだす。 頼子は団地建て替えについて理事会で話し合う。建設業者が持ってきた案は素敵で修繕に比べて良さげに見えるように作られていた。雪子以外はみんな賛成で乗り気になる。 琴里は黛のストーカー気質が生理的に合わなくなり、別れを告げる。三起子は黛と別れたいがために全てを捨てて、琴里を人身御供にして別れたのだった。琴里は黛と別れるためにもう一人の親友だった朋美を紹介する。 団地の建て替えは、駅から遠いという理由でゼネコン各社が辞退し、暗礁に乗り上げる。雪子は、団地存続のために頼子に市議会議員に立候補して欲しいという。 時は流れ、琴里も結婚した。ロンドンで暮らす朋美の家に三起子と呼ばれる。朋美は黛と結婚したのだった。頼子は市議となって相変わらずニュータウンに住んでいた。建て替えも決まらない状態だった。
バブルの最後にニュータウンのマンションを購入し、修繕の時期に来たけれど、修繕するのか、建て直してしまうのか?!と理事会で右往左往する話。 それと並行して、娘さんが友だちの彼氏を紹介されて、一緒にオペラを観に行くという話もあり、こっちの方に興味深々笑 面白くて一気に読んでしまいました。
垣谷美雨さんの本は、身近な主婦目線の本が多く読みやすい。 バブル崩壊前に分譲団地を購入した母とお金持ちのおぼっちゃまに翻弄される娘のお話。 母の立場も娘の立場も自分に置き換えて考えてしまう…一戸建てじゃなくてアパート暮らしでもよかったかも…大金持ちと出会ってたなら… まぁ考えてもしょうがないけど… ...続きを読むみたいに考えてしまうお話でした。
●あまりにも描写が細かく感嘆していたら、やはり筆者の体験談だった。女性作家ならではの容赦のない人物描写は時として心地よさすら感じられる。 ●最後には荒れまくるマンション理事会のシーンは圧巻。綺麗事で終わらしていない展開がまたいい。まあ、議員立候補は唐突感はあったが。 ●やばい彼氏を友達間で押し付け合...続きを読むうなんて、そんな展開思いつかない。 ●どうしようもならない、がんじがらめな庶民の気持ちに、何回も心がキュッとなってしまった。
家を買いたくないと思ってしまった。。。 人と比べないで自分の幸せを見つけるべしなんだな、と強く思いました
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ニュータウンは黄昏れて
新刊情報をお知らせします。
垣谷美雨
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
後悔病棟
あなたの人生、片づけます
あきらめません!
あなたのゼイ肉、落とします
行きつ戻りつ死ぬまで思案中
いまだ悪戦苦闘中
うちの子が結婚しないので(新潮文庫)
夫のカノジョ
「垣谷美雨」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ニュータウンは黄昏れて ページトップヘ