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Posted by ブクログ
マイホームの問題、特に郊外のニュータウンの購入型集合住宅にスポットをあてたドラマ。人生で一番大きな買い物であろう住宅購入の闇を提示してくれる展開。バブル崩壊前に建築された郊外型マンションを購入した人なら似たような失敗(?)をしているのではないだろうか。少し前なら都市の中心には住む人がいないドーナツ化現象とか言われた事もあったが、住人がそのまま歳を重ねて建物の老朽化と自治会の高齢化が同時に押し寄せる恐怖。ヨーロッパの住宅事情なども盛り込みながら結末が大いにきになる展開です。
あまり住処に高望みはせずミニマルに暮らしたいと考えながら読みました。あとがきで作者の経験が元になっていると知り、リアルさに納得。
友達同士の彼氏の押し付け合いの結末も興味のひとつとして読めました。
Posted by ブクログ
感想
雪子はお茶汲みしかできないって言ってた割に一番しっかりしている。
資産家の黛もどこかズレていて危うい。
終盤に向かうに連れて暗雲が立ち込めるが、最後に幸せな結末になるのか?
あらすじ
織部頼子はバブル崩壊前に買った寂れた団地で暮らしている。旦那は、会社の吸収合併で部長から平社員に降格し、自分はパートに出ている。長男は家を出て、娘の琴里は、就職活動に失敗して寿司やでアルバイト中。
暮らし向きが上がらない中、20年に一度の団地の理事の番が回ってくる。
琴里は、親友の三起子とその彼氏の黛を紹介してもらう。三起子の代わりに黛とオペラに行くことになってしまう。その後、三起子に連絡が取れず、黛の家に行くことになってしまう。
黛の家は資産家の大地主で不動産の不労所得で暮らしている。琴里は付き合うことになったが、付き合いを続けるうちに自分の考えが絶対であるかのように振る舞うところや考え方が合わないところ、自分の行動が監視されていることなど気になりだす。
頼子は団地建て替えについて理事会で話し合う。建設業者が持ってきた案は素敵で修繕に比べて良さげに見えるように作られていた。雪子以外はみんな賛成で乗り気になる。
琴里は黛のストーカー気質が生理的に合わなくなり、別れを告げる。三起子は黛と別れたいがために全てを捨てて、琴里を人身御供にして別れたのだった。琴里は黛と別れるためにもう一人の親友だった朋美を紹介する。
団地の建て替えは、駅から遠いという理由でゼネコン各社が辞退し、暗礁に乗り上げる。雪子は、団地存続のために頼子に市議会議員に立候補して欲しいという。
時は流れ、琴里も結婚した。ロンドンで暮らす朋美の家に三起子と呼ばれる。朋美は黛と結婚したのだった。頼子は市議となって相変わらずニュータウンに住んでいた。建て替えも決まらない状態だった。
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小説・文芸
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