ニッチを探して
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ニッチを探して

737円 (税込)
515円 (税込) 5月1日まで

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背任の疑いをかけられた大手銀行員・藤原道長は、妻と娘を置いて失踪した。人目を避けた所持金ゼロの逃亡は、ネットカフェから段ボールハウス、路上を巡り、道長は空腹と孤独を抱え、格差の底へと堕ちてゆく。一方、横領の真の首謀者たる銀行幹部たちは、事件の露見を怖れ、冷酷な刺客を放つ――。逆転の時は訪れるのか。東京の裏地図を舞台に巨額資金を巡る攻防戦の幕が開く!

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ニッチを探して のユーザーレビュー

3.1
Rated 3.1 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    妻子持ちの銀行員が突然失踪した。しかも背任と横領の嫌疑がかかっている。真面目で誠実な人柄ゆえ、そんな犯罪に手を染めることは考えられないが、実際に融資するはずの金が全く関係ない中小企業に融資されていた。
    実は銀行が加担する悪事を暴露するための爆弾が炸裂するまでの時間稼ぎとして自ら失踪したのであった。

    0
    2020年05月16日

    Posted by ブクログ

    自分は本当はどのようなところに居場所があるのだろうか。一旦、今の場所を去らなければならなくなった主人公が、新しい居場所としてそれを探していく物語です。金銭的な制約があるため、ホームレスに近づく方法でしか、それを探すことができないのですが、その方法と考え方には学べるところが多かったです。今の職場などで

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    2016年03月11日

    Posted by ブクログ

     とても具体的で、体験記のごとく読んだ。場所といい、状況といい、小説というよりノンフィクション。その点で面白い小説。前半から唐突に逃走の道へと入るのだが、その経緯と、ラストでの展開が少々寸詰まりに思えたのがちょっと残念。

    0
    2016年02月10日

    Posted by ブクログ

    逃亡劇なのだが、都内に出てくる実際の場所、というかニッチは、さながらもやもやスポットか。某番組よろしく、当然商品化されているのだけど。
    しかし、逃亡初日の豪遊は何なのか。おかげで足のつかない(お金をかけない)生活を不可避的に迫られるのだけど、後悔先に立たず。どうにも楽観的というか、行き当たりばったり

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    2020年07月19日

    Posted by ブクログ

    銀行員が正義のためにホームレスに落ちる。ホームレスの暮らしは面白かったが、ストーリーの結末はちょっと簡単すぎる。

    0
    2020年01月21日

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