彗星の住人―無限カノン1―(新潮文庫)

彗星の住人―無限カノン1―(新潮文庫)

737円 (税込)

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一八九四年長崎、蝶々さんと呼ばれた芸者の悲恋から全てが始まった。息子JBは母の幻を追い、米国、満州、焼跡の日本を彷徨う。三代目蔵人はマッカーサーの愛人に魂を奪われる。そして、四代目カヲルは運命の女・麻川不二子と出会った刹那、禁断の恋に呪われ、歴史の闇に葬られる。恋の遺伝子に導かれ、血族四代の世紀を越えた欲望の行方を描き出す画期的力篇「無限カノン」第一部。

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  • 彗星の住人―無限カノン1―(新潮文庫)
    737円 (税込)
    一八九四年長崎、蝶々さんと呼ばれた芸者の悲恋から全てが始まった。息子JBは母の幻を追い、米国、満州、焼跡の日本を彷徨う。三代目蔵人はマッカーサーの愛人に魂を奪われる。そして、四代目カヲルは運命の女・麻川不二子と出会った刹那、禁断の恋に呪われ、歴史の闇に葬られる。恋の遺伝子に導かれ、血族四代の世紀を越えた欲望の行方を描き出す画期的力篇「無限カノン」第一部。
  • 美しい魂―無限カノン2―(新潮文庫)
    781円 (税込)
    東海岸に渡った不二子を追い、ついに想いの丈を伝えたカヲルは、この恋にふさわしい男になるため、天性の美声をさらに鍛えることを決意する。しかし、このときはまだ、静かな森の奥で、美しく成長した不二子を見つめる、比類無き恋敵の存在には気づいていなかった……。血族四代が悲恋の歴史を刻む「無限カノン」の物語は、甘美なる破滅の予兆をたたえ、禁断の佳境へ深く踏み込んでいく。「無限カノン」第二部。
  • エトロフの恋―無限カノン3―(新潮文庫)
    539円 (税込)
    そこは、困難な恋を戦った者を待ちうける約束の地なのか。不二子をうしない、天賦の美声も奪われたカヲルは、生ける死者として最果ての島にたどり着く。すべてが終わったかにみえた刹那、奇蹟の恋はカヲルの前に最後の扉を開いた……。百年四代にわたる恋の遺伝子の行方を、日本近代史のなかに描く史上最強の恋愛三部作「無限カノン」。恋に倦んだ大人たちを挑発しながら堂々の完結へ!

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彗星の住人―無限カノン1―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年02月15日

    ロマンチックかつ残酷な恋物語。といっても単なるラブストーリーではなく歴史や国家などの要素が絡んできて読むものを飽きさせない。

    0

    Posted by ブクログ 2010年06月02日

    作者のいうとおりこれは「考えられる限り、もっとも危険で、甘美で、それを描くことが難しい恋」のはじまり。

    読んでてくらくらした(もちろんいい意味で)。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    それは、まるで、
    少女漫画をオトナ買いして読み漁るかのごとく。
    読み進めると、どんどん先が気になる。
    最近、そういう話に出会ってなかった。
    こころにいちいち引っかかるんじゃなくて、
    ただ単純に先がどうなるのか、知りたい。
    という欲求のみに忠実になって、
    夜が朝になることも。
    そして、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「私は信仰の対象たる神も教祖も持たない。毎回、何か信じるに足るものを見つけては、何とか書き続けてきた。今度は恋というものを信じてみることにした」という島田雅彦。見事な力量。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    島田雅彦の大傑作恋愛小説、「無限カノン」シリーズの第一作。いつになく本気な作者、笑。親子4世代100年に渡る悲恋の歴史を圧倒的な筆致で描く。圧巻。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    今一番はまっている本です。三部作の一作目。
    こんな恋愛、現実では絶対経験することはないだろうけど、小説を読むという追体験で読者はこの恋愛を自分のものに出来る。
    夢心地でいっきに読めました。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    無限カノンは島田先生の最高傑作になるのでは.作家の想像力が持つ凄みがここにはあります.詰まらん恋愛小説を何冊も読むくらいなら,本作と続編「美しい魂」を読んだほうがずっといい.

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    Posted by ブクログ 2016年05月15日

    無限カノン三部作の1作目。
    主人公の両親、祖父母、曽祖父母の出会いと恋が語られる。
    曽祖母は蝶々夫人、その息子が祖父。祖父は通訳として占領軍と関わる。その息子である父は占領軍元帥の愛人を寝取る。そんな血脈を主人公は受け継ぎ、自身も恋が生きる目的とする人生を無意識に歩む。
    二部への布石という役割は否め...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年06月11日

    赤い琉金には喜びという名を、黒出目金には悲しみという名をつけた。どうせ人がやっていることだ。長くは続かない。ピンカートン、JB、野田蔵人、野田カヲル、椿文緒、ダダ、マム、常磐シゲル、マモル、アンジュ、松原妙子、麻川不二子、小津安二郎、キリコ、花田貴志、蝶々夫人、日本語教師ミススズキ、野田那美、ナオミ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年05月29日

    久しぶりの再読ですが、とてもワクワクしながら、読み進めました。カヲルと不二子の手紙のやり取りは、なんとも言えず、心が締めつけられます。

    0

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