美しい魂―無限カノン2―(新潮文庫)

美しい魂―無限カノン2―(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

東海岸に渡った不二子を追い、ついに想いの丈を伝えたカヲルは、この恋にふさわしい男になるため、天性の美声をさらに鍛えることを決意する。しかし、このときはまだ、静かな森の奥で、美しく成長した不二子を見つめる、比類無き恋敵の存在には気づいていなかった……。血族四代が悲恋の歴史を刻む「無限カノン」の物語は、甘美なる破滅の予兆をたたえ、禁断の佳境へ深く踏み込んでいく。「無限カノン」第二部。

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無限カノン(新潮文庫) のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 彗星の住人―無限カノン1―(新潮文庫)
    737円 (税込)
    一八九四年長崎、蝶々さんと呼ばれた芸者の悲恋から全てが始まった。息子JBは母の幻を追い、米国、満州、焼跡の日本を彷徨う。三代目蔵人はマッカーサーの愛人に魂を奪われる。そして、四代目カヲルは運命の女・麻川不二子と出会った刹那、禁断の恋に呪われ、歴史の闇に葬られる。恋の遺伝子に導かれ、血族四代の世紀を越えた欲望の行方を描き出す画期的力篇「無限カノン」第一部。
  • 美しい魂―無限カノン2―(新潮文庫)
    781円 (税込)
    東海岸に渡った不二子を追い、ついに想いの丈を伝えたカヲルは、この恋にふさわしい男になるため、天性の美声をさらに鍛えることを決意する。しかし、このときはまだ、静かな森の奥で、美しく成長した不二子を見つめる、比類無き恋敵の存在には気づいていなかった……。血族四代が悲恋の歴史を刻む「無限カノン」の物語は、甘美なる破滅の予兆をたたえ、禁断の佳境へ深く踏み込んでいく。「無限カノン」第二部。
  • エトロフの恋―無限カノン3―(新潮文庫)
    539円 (税込)
    そこは、困難な恋を戦った者を待ちうける約束の地なのか。不二子をうしない、天賦の美声も奪われたカヲルは、生ける死者として最果ての島にたどり着く。すべてが終わったかにみえた刹那、奇蹟の恋はカヲルの前に最後の扉を開いた……。百年四代にわたる恋の遺伝子の行方を、日本近代史のなかに描く史上最強の恋愛三部作「無限カノン」。恋に倦んだ大人たちを挑発しながら堂々の完結へ!

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美しい魂―無限カノン2―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    東海岸に渡った不二子を追い、ついに想いの丈を伝えたカヲルは、この恋にふさわしい男になるため、天性の美声をさらに鍛えることを決意する。しかし、このときはまだ、静かな森の奥で、美しく成長した不二子を見つめる、比類無き恋敵の存在には気づいていなかった…。血族四代が悲恋の歴史を刻む「無限カノン」の物語は、甘

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    カオルが素敵過ぎる。
    情熱的な愛。持って生まれた美しい声と不二子への愛が比較されてエスカレートしていく。
    そしてやっぱり悲しい結末。繰り返される歴史。
    どこまでも続きやがれ。
    なんか、、もう、、酔いしれて胸いっぱい。
    私にもこんな恋を、じゃなくて、カオルに恋堕ちる。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    「無限カノン」シリーズの第二作。主人公「カオル」の恋敵が明らかに皇太子ということで、かなりの物議を醸した作品だが、そこまでヤバい内容ではない。物語は更に飛翔する。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    無限カノンの第二部。
    主人公カオルの大恋愛史、といったところか。三部作の中では一番面白いです。男視点の恋愛小説ってあまり読んだことないけど、やはりどことなく力強くて真っ直ぐで、でも妄想癖な所もあるんだな〜と感じました。
    男の人の方がロマンチストって言うもんね。
    三島由紀夫の「春の雪」のパロディだって

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    “究極の恋愛小説”を謳った作者キャリア渾身の三部作の第二作。
    旅と悲恋を宿命付けられた血族の、遂に核となる4代目カヲルとロイヤルレディに定められる不二子とに費やした1冊。
    天皇制への疑問を誘うような、少し左にも感じる内容だが、話の主旨はそこではなく、展開も重層的で面白い。どうしても先を期待してしまう

    0
    2024年08月01日

    Posted by ブクログ

    島田雅彦の恋愛小説。普通の恋愛じゃないし、儚い夢みたいなものなんだけど、そのシーンが楽しそうで、印象に残った。
    ライバルは皇太子、とかモデルもなにもないんだけど、堂々とすごいものを書くなぁと思う。カヲルがすれ違っていて、運命というより彼自身の臆病さと自信のなさからこうなってしまった感じがする。

    0
    2021年05月04日

    Posted by ブクログ

    無限カノンの第二部。
    カヲルと不二子の一部始終が語られる。二人の仲は全く進展しないが周りの状況が変化し続け、あれよあれよと言う間に身動きが取れないことに。
    若さゆえなのかわからないが、不二子の対応に全く共感も理解もできない。カヲルが好意を見せているのに何故、自分の気持ちに正直にならないのか、不思議で

    0
    2016年05月16日

    Posted by ブクログ

    瓦礫の下に埋もれてしまった3部作の2つ目。

    第二部は、恋愛の様々なシーンが散りばめられている。
    およそ、エンターテイメントとして一番読みやすい部分ではないだろうか。

    ただそのすべてがひとつの魂に向けられているのは、
    一途さゆえでなく、それが世界の根っこそのものであるから。

    0
    2014年07月26日

    Posted by ブクログ

    後半すらすら読めたのは、面白いけど中身があまりないからだとは私も思います。でも読み物として面白いことに変わりはないです。小説なんて、読み物として面白くてなんぼなので(もちろん、そうじゃないのもあるけども。ヘッセとかね。)やっぱ島田さんいいなあって思います。どうしても私の中の想像上のカオルは島田さんの

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    島田雅彦氏の作品です。
    3つの小説ですが、無限カノン三部作として副題が与えられています。


    『蝶々(ちょうちょう)夫人』をご存知でしょうか。
    蝶々夫人はマダムバタフライの邦訳タイトルです。『マダムバタフライ』という小説は弁護士
    ジョン・ルーサー・ロングが1898年にアメリカで発表した作品。
    とゆら

    0
    2009年10月04日

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