エトロフの恋―無限カノン3―(新潮文庫)
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エトロフの恋―無限カノン3―(新潮文庫)

539円 (税込)

2pt

そこは、困難な恋を戦った者を待ちうける約束の地なのか。不二子をうしない、天賦の美声も奪われたカヲルは、生ける死者として最果ての島にたどり着く。すべてが終わったかにみえた刹那、奇蹟の恋はカヲルの前に最後の扉を開いた……。百年四代にわたる恋の遺伝子の行方を、日本近代史のなかに描く史上最強の恋愛三部作「無限カノン」。恋に倦んだ大人たちを挑発しながら堂々の完結へ!

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無限カノン(新潮文庫) のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 彗星の住人―無限カノン1―(新潮文庫)
    737円 (税込)
    一八九四年長崎、蝶々さんと呼ばれた芸者の悲恋から全てが始まった。息子JBは母の幻を追い、米国、満州、焼跡の日本を彷徨う。三代目蔵人はマッカーサーの愛人に魂を奪われる。そして、四代目カヲルは運命の女・麻川不二子と出会った刹那、禁断の恋に呪われ、歴史の闇に葬られる。恋の遺伝子に導かれ、血族四代の世紀を越えた欲望の行方を描き出す画期的力篇「無限カノン」第一部。
  • 美しい魂―無限カノン2―(新潮文庫)
    781円 (税込)
    東海岸に渡った不二子を追い、ついに想いの丈を伝えたカヲルは、この恋にふさわしい男になるため、天性の美声をさらに鍛えることを決意する。しかし、このときはまだ、静かな森の奥で、美しく成長した不二子を見つめる、比類無き恋敵の存在には気づいていなかった……。血族四代が悲恋の歴史を刻む「無限カノン」の物語は、甘美なる破滅の予兆をたたえ、禁断の佳境へ深く踏み込んでいく。「無限カノン」第二部。
  • エトロフの恋―無限カノン3―(新潮文庫)
    539円 (税込)
    そこは、困難な恋を戦った者を待ちうける約束の地なのか。不二子をうしない、天賦の美声も奪われたカヲルは、生ける死者として最果ての島にたどり着く。すべてが終わったかにみえた刹那、奇蹟の恋はカヲルの前に最後の扉を開いた……。百年四代にわたる恋の遺伝子の行方を、日本近代史のなかに描く史上最強の恋愛三部作「無限カノン」。恋に倦んだ大人たちを挑発しながら堂々の完結へ!

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エトロフの恋―無限カノン3―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この作品を単独で読めるかといえばどうかと思い、また、無限カノン3として読むのも、少しの違和感があるけれど、おそらく、成仏させるための作品なのだろう。だからこそ、書いておかなければならなかったはず。平野啓一郎のいうように、「読まない」という方法もあり。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    すべてが終わったあとにようやく物事は語りだされる。
    何故なら物語には始まりと終わりがあるからで、
    終わらなければ語られない。

    ゆえにここでは死者の物語しかない。
    生者はまだ語るための終わりを迎えていないのだと。
    そうして、無限カノンはここに来て豊かなどん詰まりを迎える。

    0
    2014年07月26日

    Posted by ブクログ

    無限カノン3部作の最終刊。
    うーん、いままでの1,2部作が好き過ぎた分、語り口が変わってしまったのに馴染めず。内容も起伏に乏しい。ラストも暗示的すぎてここまで読み進めた分に相当するカタルシスが感じられなかったかなー。

    0
    2012年02月26日

    Posted by ブクログ

    本の舞台にここまでマッチする場所ってあるのか(ないだろう、みたいな。)
    ほんとに。ほんとにエトロフじゃないといけなかったんだろうなぁ。
    住んでるのか死んでるのか、いや繰り返しているのか、それこそ無限ループ。
    私は一生都会に生きたい。

    そして3部作通して。
    遺伝てこえー。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    無限カノン3だけど、これだけ別モノとしても読めるな。エトロフはまさにグレーのイメージそこに、細い細ーい希望がある、のかな?何があってここに来たか、とかこのさきどうなる とか は付け足しか?

    0
    2011年09月29日

    Posted by ブクログ


    無限カノンと題した三部作の締め。
    前二作と明らかに毛色が変わり、全篇通し静かで退廃的、かつスピリチュアル。
    描きたかったモノはとても理解できるが、作者のエゴが産んだ数々の綻びは、本作が最後であるが故膨らんだまま。あとがきで作者がシリーズ順不同の読み方を推奨しているが、読む順番で著しく作品の評価が変

    0
    2024年08月08日

    Posted by ブクログ

    無限カノン最終作。
    次もあるのかな?話が娘のスタート地点には戻ってきたけど、カヲルの人生は決着がつかずに終わった。
    青くて血を流しててもがいていたカヲルくんは、声も男も失ったおじさんになってしまった。
    キャベツと鮭の塩スープ、太古からの暮らしをする森で生きる魔女みたいな老婆と家族。見つからない居場所

    0
    2021年09月29日

    Posted by ブクログ

    無限カノン三部作の最後。
    前二作の二人称の語りとは違い、カヲルの一人称で語られる。
    命がけの恋を失った後、なんだかんだで妻子を得たがその後、商売道具である歌声を失いどん底へ。偶然にも旧友と再会し、なぜかエトロフ島に住むことになる。そこで現実離れした人々と出会い交流を深めていく中で自身も悟りの境地に至

    0
    2016年05月16日

    Posted by ブクログ

    急に語り口が変わってびびったとともに、ちょっと読みずらさも一瞬感じたけど、なかなかカオル誠実じゃんと思いました。おそらく男としての機能を失ったカオルに好感を持ち、カオルの意外な誠実さにも好感を持ったんだと思う。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    そこは、困難な恋を戦った者を待ちうける約束の地なのか。不二子をうしない、天賦の美声も奪われたカヲルは、生ける死者として最果ての島にたどり着く。すべてが終わったかにみえた刹那、奇蹟の恋はカヲルの前に最後の扉を開いた…。百年四代にわたる恋の遺伝子の行方を、日本近代史のなかに描く史上最強の恋愛三部作「無限

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    2009年10月04日

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