無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
麻薬中毒と自殺未遂の地獄の日々、小市民のモラルと既成の小説概念のいっさいを否定し破壊せんとした前期作品集。“二十世紀旗手"という選ばれた自負と「生れて、すみません」という廃残意識に引き裂かれた現代人の心情をモザイク的構成のうちに定着させた表題作、後年「人間失格」に集約される精神病院入院の体験を綴った『HUMAN LOST』ほか『虚構の春』『創生期』など7編を収録。文体の途中からの変更、助詞の極端な省略、文章の断片による構成、演説体・オペラ風・日記風などの文体の駆使、等々、手練手管の限りを尽くす。(解説・奥野健男)
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
太宰治27才、28才の頃の作品
晩年を発表したあとの
一番やさぐれでいた頃というか
まともな精神状態ではいられなかった頃
とのこと
病気のために使用した鎮痛剤が
中毒となりさらにひどい状態に
周りをヤキモキさせていたようです
この中のどの作品も
まるで自分を卑下しているかのような
すべてをさらけ出しているような
おかしな小説ばかり
自分宛の手紙を並べただけの小説もある
が、それもこれも
すべて計算ずくできっと
本当の小説なんだろうと言われている
どこまでが本当でどこまでが創作なのか‥
すべてひっくるめて
太宰治の作品なのでしょう
そう思うと
なかなかの作品ばかり
一捻りも二捻りもしてあり
さぞや世間をあっ!と思わせたはず
太宰治節といったような
軽快な文章が駆け抜けていく
リズムにのってまるでラップのように
次から次へと言葉が溢れかえっていく
やっぱり天才なんだろうな
Posted by ブクログ
『晩年』の作品群と似た雰囲気をもっている。
モラトリアム期の懊悩を抱えたことがある人なら、なんとなくこの太宰作品群のもつ雰囲気にそれを感じとり、自分が書いたわけでもないのに何だか恥ずかしいような気持ちになるのではないか。
懊悩しながらあっちへいったりこっちへきたり、その勇ましくないクネクネのなかに、ふと美しいワンフレーズや、それはそうだよなと頷くような一文が現れてきます。
中学生の頃は、なんだかつらつら長々とまとまりのないことが書かれているなかに、むやみに魅力的な一節が出てくるなぁという印象だったが、30代の今読むと、つらつら書かれているようにみえて実はリズムよく計算されていることがわかる。
少し気持ちに余裕のあるときに読むのがおすすめ。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
小説・文芸
試し読み
小説・文芸
試し読み