二十世紀旗手(新潮文庫)

二十世紀旗手(新潮文庫)

小説・文芸
649円 (税込)

3pt

麻薬中毒と自殺未遂の地獄の日々、小市民のモラルと既成の小説概念のいっさいを否定し破壊せんとした前期作品集。“二十世紀旗手"という選ばれた自負と「生れて、すみません」という廃残意識に引き裂かれた現代人の心情をモザイク的構成のうちに定着させた表題作、後年「人間失格」に集約される精神病院入院の体験を綴った『HUMAN LOST』ほか『虚構の春』『創生期』など7編を収録。文体の途中からの変更、助詞の極端な省略、文章の断片による構成、演説体・オペラ風・日記風などの文体の駆使、等々、手練手管の限りを尽くす。(解説・奥野健男)

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    二十世紀旗手(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    2035988
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

二十世紀旗手(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    作者の内側、精神世界に、正面から向き合った作品たち。作者の表現への理解が深まった。同時に、今を生きる我々の内なる苦悩、精神的な複雑さをも、戦前の時点で作者が表現し得ている。自分を見つめ直す折に、また読み直したい。

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    含羞は、誰でも心得ています。けれども、一切に眼をつぶって、ひと思いに飛び込むところに真実の行為があるのです。できぬとならば、「薄情。」受けよ、これこそは君の冠。


    『HUMAN LOST』丸ごとスクラップしたいくらい。「くたびれたら寝ころべ!」「笑われて、笑われて、つよくなる」本当は岩波文庫がry

    0
    2012年05月13日

    Posted by ブクログ

    麻薬中毒で精神的に最も錯乱していた時期の作品なので、悲痛ではあるのだけれども、だけどその悲痛さ、混乱、脆さや痛々しさが余計に胸に染みる。

    「私の欲していたもの、全世界ではなかった。百年の名声でもなかった。タンポポの花一輪の信頼が欲しくて、チサの葉いちまいのなぐさめが欲しくて、一生を棒に振った」(二十世紀旗手)

    この言葉を読むたびに、ひどく泣きたいような気持ちになる。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    太宰治27才、28才の頃の作品
    晩年を発表したあとの
    一番やさぐれでいた頃というか
    まともな精神状態ではいられなかった頃
    とのこと
    病気のために使用した鎮痛剤が
    中毒となりさらにひどい状態に
    周りをヤキモキさせていたようです
    この中のどの作品も
    まるで自分を卑下しているかのような
    すべてをさらけ出しているような
    おかしな小説ばかり
    自分宛の手紙を並べただけの小説もある
    が、それもこれも
    すべて計算ずくできっと
    本当の小説なんだろうと言われている
    どこまでが本当でどこまでが創作なのか‥
    すべてひっくるめて
    太宰治の作品なのでしょう
    そう思うと
    なかなかの作品ばかり
    一捻りも二捻りもしてあり
    さぞや世間をあっ!と思わせたはず

    太宰治節といったような
    軽快な文章が駆け抜けていく
    リズムにのってまるでラップのように
    次から次へと言葉が溢れかえっていく
    やっぱり天才なんだろうな

    0
    2026年07月02日

    Posted by ブクログ

     これは小説であって、フィクションで、創作物で、商業用エンタテイメントです。稼いで薬代少し払わないと、ツギ売ってくれないかもしれない。
     脳病院には瞞されて這入らされちゃった。ええ、物書きですから。何でも見聞したり、文字の羅列は売るんです。船橋に遊びに来てください。来るときはお金持ってきてください。
    humanlost

    0
    2010年06月28日

    Posted by ブクログ

    学生時代に読んだときとはだいぶ印象が違う(そりゃそうだ)。
    小説中に散りばめられた太宰の甘え。
    「こんなに、僕はひとりで苦しんでいるのだから、どうぞ優しくしてください」
    好き勝手やって人に迷惑かけて何を言う。と、大人になってしまった私は思う。

    だけど、甘えの下からこぼれる悔し涙を、絶望の吐息を、美しい言葉に昇華する。錯乱した精神が、原稿用紙に向かうときだけは研ぎ澄まされるかのように。つくづく純文作家だなあと思う。

    0
    2010年05月06日

    Posted by ブクログ

    「二十世紀旗手」という
    華々しいタイトルに反して
    太宰の苦悩や混乱が
    感じられる
    読みづらいけど
    文章のリズムとか表現には
    ハッとさせられる

    古本屋かえりみちにて購入 

    0
    2022年12月25日

    Posted by ブクログ

    『晩年』の作品群と似た雰囲気をもっている。
    モラトリアム期の懊悩を抱えたことがある人なら、なんとなくこの太宰作品群のもつ雰囲気にそれを感じとり、自分が書いたわけでもないのに何だか恥ずかしいような気持ちになるのではないか。
    懊悩しながらあっちへいったりこっちへきたり、その勇ましくないクネクネのなかに、ふと美しいワンフレーズや、それはそうだよなと頷くような一文が現れてきます。

    中学生の頃は、なんだかつらつら長々とまとまりのないことが書かれているなかに、むやみに魅力的な一節が出てくるなぁという印象だったが、30代の今読むと、つらつら書かれているようにみえて実はリズムよく計算されていることがわかる。

    少し気持ちに余裕のあるときに読むのがおすすめ。

    0
    2022年08月03日

    Posted by ブクログ

    53冊目『二十世紀旗手』(太宰治 著、1972年11月、新潮社)
    太宰治が1936年から1937年にかけて発表した、表題作を含む7編を収録。
    20代後半だった太宰の苦悩や絶望が赤裸々に著されており、それは85年後の現代を生きる我々にも、身近な心の苦しみとして痛切に感じることが出来る。
    描かれている内容は時代を越える普遍性を持っている。
    しかし、この時期の太宰は精神的な混乱を抱えており、それが文章にも表れている。
    端的に言って、非常に難解で読みづらい作品集である。

    「笑われて、笑われて、つよくなる。」

    0
    2022年07月23日

    Posted by ブクログ

     これについて行けたら人生は多分もはや自分にとって意味がないのではないか、と思う程度に、借金と苦悩と言い訳に満ちた作品集であった。
     ヒューマンロスト以外は読み返さなくていい。

    0
    2017年07月28日

二十世紀旗手(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    二十世紀旗手(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    2035988
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

太宰治 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す