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大阪・船場の老舗矢島家は代々跡継ぎ娘に養子婿をとる女系の家筋。その四代目嘉蔵が亡くなって、出もどりの長女藤代、養子婿をむかえた次女千寿、料理教室にかよう三女雛子をはじめ親戚一同の前で、番頭の宇市が遺言書を読み上げる。そこには莫大な遺産の配分方法ばかりでなく、嘉蔵の隠し女の事まで認められていた。……遺産相続争いを通し人間のエゴと欲望を赤裸々に抉る長編小説。
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Posted by ブクログ
あまりいない同じ名前に惹かれて購入。 面白くなってきましたね。最初は言葉も難しく、調べながら読んだ。不甲斐なし。 女三兄弟は犬神家もそうだが、お互いを牽制しつつ、結束するとどこまでも酷い事ができて面白い。一癖も二癖もある宇市さんと共に、今後どの様な展開になるのか楽しみ。
(上下巻合わせてのレビューです。) 久しぶりの山崎豊子。やっぱりテッパンです。 姉妹3人の遺産相続にからみ、その周囲も巻き込んだドロドロ劇に 読み手である自分もあっという間に飲み込まれていきます。 山崎豊子のやり口が分かっているだけに、何となく先の展開が読めてしまいますが、 それでも面白い小説で...続きを読むあることには変わりありません。 眠い目をこすって、あっという間に読んでしまいました。 残念なのは、著者がもう亡くなってしまっていて、 こんなにも素晴らしい小説にも作品数が限られているということ。 もっともっとたくさんの小説を生み出して欲しかった。。 全ての作品を読み切るのがあまりにもったいないので、 チビチビ読み進めることとします。
舞台は大阪・船場の代々続く米問屋。「御寮はん」だの、「大番頭はん」だの、いつの時代やと思ってたら、なんと昭和34年。戦後!?「わろてんか」に似てるから明治かと思った。主人公は三姉妹。次女が婿を取って家を継ぎ、三女は未婚、長女は・・・出戻り居候・・・うちと似ているところもあるけどこうはならないようにし...続きを読むよう。こわこわ。
面白くて一気に読んでしまった。 作品に出てくる日本の美、景色、食事、着物を実物として思い浮かべることができなくても(着物の種類など知らないし)、その贅沢さ、美しさを感覚的に感じられ、ひきつけられる。 女性の強さとは、欲と直結していて怖い、けれども人間らしく、そして美しいと感じられる作品である。 ...続きを読む暫くの間は、愛犬に話しかけるときに「~でおます」といってしまうだろう。
五年位前に読んだ本だけど、今だに強い印象が残ってます。どろどろ、べたーっとした人間関係だけど、最後は爽快。山崎豊子さんの本で、唯一最後がスカッとした。
木綿問屋の養子が亡くなったことをきっかけに娘、不倫相手、問屋の大番頭らが繰り広げる相続争いの一部始終。怖いぐらい欲深い人たちがあれよ、あれよとどんでん返しに合う結末は爽快でした。
なんと人の欲望の際限のなさ、嫉妬の醜悪さだろう。妾の家に上がり込んでの所業の描写は鳥肌が立つくらいの凄惨な場面だった。
何度目かのテレビドラマ化を前に読んでます。 遺産相続の嫌なところが思いっきり描かれており、読んでいて萎えました。 実は身内でも骨肉の争いってヤツを繰り広げている者がおり、「ホンマに嫌になりますわ~」と思っているところで読んでしまったのがいけなかった…。 長女が婿をとり家業をやっていく家でありながら...続きを読む、藤代はお嫁に出ていったのに(しかも出戻り、更に次女が婿とって後を継いでいる)、自分は総領娘だから!と強引に取り分を主張するあたりが理解し難い。 しかもその理由が「自分は長女なのに、他の姉妹より取り分が少なかったり損することは、絶対に許せない」っていうのが、もうね…。 けれども権利を主張してる人って、そういう考え方なんだなと、ちょっと身内の揉め事が理解できたような気もする。 あと自分が相続する土地建物は、相続税が多く取られるから割に合わないので、他の姉妹たちの相続財産から少し回せってのも、すごい理由だなと。 みんなの相続税を平等に負担したらいいんじゃないの?と思うんだけど、税理士さんや弁護士さんは登場しない(笑) しかも亡くなった旦那さんの愛人は妊娠してるし、先々代から仕えてる大番頭は財産をちょろまかしてるし、もう色々と大変。 婿とって家を継いだ次女・千寿、頑張れと思って読んでます。 裕福な商家のお嬢様方のお話なため、着物など立派なものが文章で表現されておりますが、私にその方面の知識がないため全く想像つかないことがとても残念。 こちらはドラマで美しい女優さんによる映像で楽しみたいと思います。 読んだ内容で気持ちは萎えますが、どんどん読み進めていけます。 この相続、最後はどうなるの?という期待感を持ちつつ、下巻を読み始めます。
ずいぶん前に買ったままだった本。 思い出して読む。 ドロドロしていて、一昔前の昼ドラマのよう。 いわゆる善い人は出てこない。大阪モノだが、笑うシーンも無し。 調べたら、ドラマ化されていたそう。 役者に、かなりの力量が求められると思った。 秋の夜長に、充分楽しませてもらった。
久しぶりに山崎豊子さん。 社会派で重厚な作品の多い山崎さんだが、この作品はちょっと違う角度かもしれない。 大阪の老舗矢島家は、代々跡継ぎに婿養子を迎える女系家族。 その四代目である嘉蔵が亡くなり、莫大な遺産を巡る三人の美しい娘たちと大番頭、嘉蔵の妾、娘たちを取り巻く人々の愛憎劇。 簡単に書くとこ...続きを読むんな感じで、遺産を巡る諍いが繰り広げられる。 美しい娘や大阪の富裕な家庭という一見「細雪」みたいな華やかで美しい物語の設定ではあるけれど、繰り広げられるのは遺産を巡る争いなので、華やかではあるが美しくはない。生々しくいやらしい。 また、莫大な遺産を巡る争いではあるが、「犬神家の一族」のような血で血を洗うような惨劇も起きない。 物語の展開としては金融業界と親子の隔絶を描いた「華麗なる一族」のような、しっかりした社会派なものだ。 ところで、この作品は「にょけいかぞく」と読むし、わたしも女系と書いてにょけいと読んできたのだが、どうやら違うようだ。天皇陛下の退位(退位もおかしいとは思うが)に関してや後継問題などの報道の際、大抵のニュースで女系天皇(じょけいてんのう)と言っている。 女系って、じょけいって読むんだ、知らなかった、とかなり衝撃を受けた。 わたしが使うiPadでも、にょけいでは変換出来ない。 知らなかった。 いつからそうなったの。 昔からなの。 わたしと山崎豊子さんが間違っていたの。 と、思ったわけだ。 そんなこんなで下巻へ。
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