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毎朝新聞政治部記者の弓成亮太は、自他共に認める花形記者だ。昭和46年春、大詰めを迎えた沖縄返還交渉の取材中、弓成は日米間にある密約が結ばれようとしていることに気づいた。しかし物証がない。熾烈なスクープ合戦の中、弓成に蠱惑的な女性の影が……。「外務省機密漏洩事件」に材をとり、国家権力に叩きのめされた男の挫折と再生劇として甦らせた、構想10年・毎日出版文化賞特別賞受賞の傑作。ドラマ化原作! 電子版には、この作品に寄せる著者の談話を特別収録。
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Posted by ブクログ
真実をいつまでも国民から隠そうとする外務省の役人達へは嫌悪感しかない。もちろん、外交交渉を成功させるためには時には秘密裏に物事をすすめる必要もあろう。沖縄密約についても、秘密裏にすすめたからこそ交渉が成立し、返還が実現した、オープンにやっていたらいつまでも実現しなかった、というのが外務省の言い分であ...続きを読むろう。であったとしとも、やはり、アメリカのように、一定期間後はちゃんと外交資料を国民に開示し、その時の外務省の判断が妥当であったかを検証できるようにすべきである。
「西山事件」をもとに書かれた作品です。山崎さんの作品はどれを手にとっても非常に勉強になります。日本のこと、日本人のことを知らなさ過ぎる自分には刺激的なものばかりです。この「運命の人」もそんな感じを受けました。 新聞記者の主人公が公文書、とくに極秘文書を手に入れながら記事を書き、世の中に伝えていく・...続きを読む・・ペンと紙を武器とする人たちの強さが伝わってきました。一方で今も昔も変わらない国民へ明らかにしないお金の使い方や取引など、政治家の裏側にイライラする気持ちが起こりました。
良かった!の一言。 続きが楽しみ。 山崎豊子の本は、他の作品も知らなかった歴史や職業を知る事が出来、夢中で最後まで読めてしまう。
(一巻から四巻まで合わせたレビューです。) 大好きな山崎さんの(もしかすると最後になるかもしれない)長編小説。 沖縄返還時の機密文書漏洩事件(西山事件)をテーマに、 相変わらずの取材力&構成力で読者をぐいぐい引っ張っていきます。 この分野は完全に無知でしたが、小説を通じて、 昔の自民...続きを読む党の政治のやり方を目にすることができました。 主人公の機密文書を入手した手段は、 倫理的によい方法だとは言えませんが、 それ以上に、臭いものに蓋をする昔の自民党の政治家や官僚にも、 沖縄の人たちだけでなく、日本人全員が もっと憤りを感じるべきなんでしょう。 現在も普天間基地移設問題で民主党が揺れていますが、 少しばかり当事者意識を持って この問題を受け止めれるようになった気がします。 山崎さん、もう一冊書いて欲しいなぁ。。
国家権力が本気で潰そうと動けば、一個人が太刀打ちする術はない ただ国家権力が必ずしも国益に沿っているとは限らない。時の権力者の暴走を是正するシステムは機能していない。 一方で政策をリアルタイムで審判するのが困難であることも事実。後世が審判をくだすことになるが、当事者にとっては遅すぎる解決であり、権力...続きを読むはそれを狙うきらいがある。 権力の都合により罪の是非が決められるのは程度の差こそあれ中国も日本も変わらない。「法律で支配する」 権力者が現場を知らずその声を顧みようともしないのは今も昔も変わらない
第一巻では新聞記者が沖縄返還に関する外交上の機密情報を漏洩した罪で逮捕され、この第二巻では、この裁判が行われる。 どうやって機密情報を入手したかがミソ。 やっぱり、この主人公は好きになれない。 感情移入できないです。 けど、実際にあった事件を、ここまでドラマチックに書く山崎豊子は流石。 三巻、四巻...続きを読む、まだ入手してないんだよなぁ。 ってか、もう発売されたんだろうか? 買って来なきゃ。
昭和46年、大詰めを迎えた沖縄返還交渉。 毎朝新聞政治部・弓成亮太はある密約があることに気づく… 熾烈なスクープ合戦が繰り広げられるなか、外務省の機密文書を手に入れた弓成はある一手を打つ… 弓成はどうなるのか…
初めて読む、山崎豊子さんの作品。 文体に良い意味で女性らしさがなく、作品の内容に合っています。 沖縄返還協定を巡る政治家の交渉、それに纏わる疑惑を追う新聞記者・弓成を主人公に現代に通じる政治の裏側、巧みながらも誉められるべきではない政治家の手法が描かれています。 1巻は、外務省から漏れた機密文書...続きを読むの存在が明るみに出たところで終了。 続きが楽しみです。
後藤田正晴氏を尊敬していて、西山事件をその縁で知り、興味を持って読んでみた。なので、登場人物の中では十時推しです。 描かれた時代は自分が生まれるよりもさらに昔のことで、当時の雰囲気は分からないが、同じ日本であるのに沖縄に対して多くの人がどこか他人事だったんじゃないか。だから知る権利が男女の痴情のもつ...続きを読むれに矮小化された時に世間の見方の潮目が変わってしまったんじゃないかと感じた。 時代が変わっても大衆の本質はそれほど変わらないのかもしれず、自戒を込めつつ読んだ。
平成21年、第63回毎日出版文化賞特別賞を受賞した巨編小説。文庫では全4巻。 戦後の沖縄返還を巡る密約の内実について描かれている。 ジャーナリストにとって、如何にしてスクープをモノにできるかは人生を左右する大きなことである。しかし、そのスクープがあまりに大きすぎる場合は、どう公にするのかの判断...続きを読むが問われる。公開すると基本である情報源の秘匿が守り通せない。しかし、公開しないと国民に真実を知らしめることができない。 そしてそれがどのような形であれ公開されてしまうと、一気に歯車が動き出す。今回はそれが政府にとって不都合なものであった。その情報源について政府は記者の逮捕に踏み切り、全力で潰しにかかる。戦後史を彩る、国家権力vsジャーナリズム。
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