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国立大学の医学部第一外科助教授・財前五郎。華麗なるメスさばきでマスコミでも脚光を浴びる彼は、当然、次期教授に納まるものと自他ともに認めていた。しかし現教授の東は、財前の傲慢な性格を嫌悪し、他大学からの招聘を画策。産婦人科医院を営み医師会の役員でもある岳父の財力とOB会の後押しを受けた財前は、あらゆる術策をもって熾烈な教授選に勝ち抜こうとするが…。教授選挙に絡む利権をめぐり蠢く人間模様を描いた医療サスペンスの傑作!
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「白い巨塔」
2019年5月22日~26日 テレビ朝日系 出演:岡田准一、松山ケンイチ、沢尻エリカ
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Posted by ブクログ
ドラマがかなり面白かった。放送当時、オーストラリア人の友達に「白い巨頭って、どんなドラマなの?それを観たいからって友達が帰ってん
私の会社のボスが雑談で話題に上げた「白い巨塔」は思ったより、いや想像以上に人間社会の醜聞を見事に描き表している。 一巻では財前五郎助教授が国立大学病院の教授ポストを巡り政争に挑む。。。ドロドロ。。主人公を含め各者が自己の利益の為だけに頭と身体と金と人脈を使う。 東教授の退任に伴う、後継教授の選任な...続きを読むのだけれども、若手花形外科医として注目される財前助教授に退任後の自分の地位を脅かされかねないと、東教授は直属の部下であるはずの財前の変わりに他大学からの移入教授を画策する。 その心の内側が生々しい。 一 人事なんてものは、所詮、こんなつまらぬ些細なことで決まるものなんだ、何もこの場合だけじゃない、他の多くの場合だって、大なり小なり、こうした要素をもっている、人間が人間の能力を査定し、一人の人間の生涯をきめる人事そのものが、突き詰めてみれば必ずしも妥当ではない、残酷な、そして滑稽な人間喜劇なんだ___ 山崎豊子恐るべし。 昭和40年の作品、ドラマで何度もリメイクされる理由がわかる。 財前の同期である心の澄んだ里見助教授に希望を持ちつつ二巻へすすむ。
面白い! 唐沢寿明主演のドラマが大好きなので原作を読んでみた。ドラマは概ね原作に忠実に描かれていたんだなー。不倫相手のケイコさんが関西弁を話すことに少し違和感はあるけど。 第一弾では次期教授戦の話がメイン。 腕のいい部下だけどプライドが高く性格が気に食わないためにどうしても次期教授にさせたくない、東...続きを読む教授。義父親、部下、お金、何を使ってでも教授のポストが欲しい財前。教授などの地位には全く興味なく、学問を追求することだけに目を向けている里見。自分の次のポストを狙い動く、舟尾や鵜飼。 様々な考えを持つユニークな登場人物が描く人間物語。中でも東教授は最も人間らしいなと感じる。気に入らない人に自分の後任なんて任せたくないよね。 今の会社なんかにも当てはまるのではないかな、人事は基本は人間関係。能力ももちろんだけどコミュニケーションが1番大事。白い巨塔ではこれに加え、投票者それぞれの思惑が交錯するのでさらに面白い。第二巻はいよいよ教授戦、結果は知っているけどどう描かれるのか楽しみ。
山崎豊子を大いに感じる一冊です。 最初は東教授、財前と里見の真っ直ぐな内心が描かれていてとても良いと思っていると それ以降は次の教授を誰にするかで、それぞれの思惑が交差し布が織れるのではと言うくらい絡み合っているのに感服する。 大河内教授、里見の真っ直な信念には憧れる。 私はフジテレビの唐沢...続きを読む寿明版が第一印象だったで、実際には異なるが、それぞれの配役の役者に当てはめて読むと納得の配役だった。 全て読み終わったら何度か映像化されてる白い巨塔を見比べたい。
読んだ本 白い巨塔1 山崎豊子 20250526 ちょっとびっくりしたんだけど、山崎豊子の本って「沈まぬ太陽」以外読んでないんだ。ドラマとか映画でさんざん観てるから読んだ気になってたけど、自分のことながら意外。 で、もう何回も読んだような気がする白い巨塔を読み始めたんだけど、いや、本当に面白い...続きを読む。何も始まらない最初の数ページから面白いってどういうことなんだろう。登場人物の全てが灰汁が強くて権力闘争に明け暮れ、昭和的善人が踏みつけにされるだろうって予感のする話の進み方が、お決まりのようだけどのめりこんじゃいますね。 主人公の財前なんてピンチに陥るんだけど、全然肩入れできない。だのにどこか権力闘争の真っただ中に自己投影しちゃったりする不思議。山崎豊子の魅力ですね。 なんか、最近のお気に入り作家のルーツってみんな山崎豊子ってことに気が付きました。
年末ドラマがやっていて気になって初めて読む。 設定も古いけど、やっぱり名作とあって一気に引き込まれた。 今の時代財前みたいな野心を持って働ける人なんて少ないだろう。 一生懸命働いて、技術も知識も申し分ないし、何が問題なのか… 人事は水物っていうのはいつの時代も変わらないのだな
医療従事者として里見医師のような精神をもって患者さんに接したいと思いました、と感想をいだければ良いのかもしれない。そうも思ったが、理不尽さを感じた。 「白い巨塔」では「最初の患者さえ診なければよかった」ということではないか? 他の医者のように学会前に数日休んでおれば、または忙しいからと断りさえす...続きを読むれば全て良かったのだ、という気がしてならない。もちろん、引き受けたことこそが「財前らしさ」であり物語の中核をなすのであり、術後の対応に過失のあることは二審判決のとおりと考える。 それはそれとして、現代の医療現場では「引き受けたほうが損をする」構造がある。救急要請にしても、受けた医療機関や医師の給料は1円も増えないどころか、過重労働になったり、万が一対応が不十分だった場合に責任を問われたりする。一方で、最初から断ってしまえば何のリスクも負わなくて済む。 「白い巨塔」の財前のケースと似ていて、「能力がある人」「責任感がある人」ほど負担が増え、しかも何かあれば責められるという理不尽な構造があると感じる。逆に、最初からリスクを避ける選択をした人は、批判されることもなく無傷でいられる。 結局「やる人が損をする社会」になってしまって、誰もリスクを取らなくなっており、医療は成り立たなくなりつつある。だからこそ、本来はそういう不公平を是正する仕組みが必要だが、現実にはなかなか難しい。 「リスクを取るものは死ぬ」ということが50年前に予言され、そういう者が死に絶えたのが今の日本の医療現場ということのような気がする。
久しぶりの読み返し。医療というよりも政治のドロドロである。さすが山崎豊子、何度読んでも引き込まれるなぁ
山崎豊子さんの筆致は正に当時の男性作家のもののよう。 良い意味で大迫力、悪く言えば、まあ…男性目線そのもの。当時の世相からすれば当たり前のことかも知れませんが…。 私はこの気迫のこもった書き振りの大ファンです。 のめり込みますよね。
かなり以前にテレビドラマでやっていたので、なんとなく手を出さずにいた本。 己の欲望によくもまぁこんなにも正直になれるものだと半ば呆れてしまうくらい濃いキャラクターが続々と出てきます。 改めて顔をしかめるとともに、著者のリアリティへのこだわりに心底感心してしまいます。 いや、すごい小説です。
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山崎豊子
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