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現教授の東は、学会のボスから学外候補の推薦をうけ財前にぶつける。政界まがいの生臭い多数派工作のすえ、かろうじて勝利した財前に、国際学会から招聘状が届く。栄光に満ち多忙をきわめる日々のなかで、財前は、同僚の第一内科助教授・里見脩二から相談された患者の早期噴門癌を発見し、見事手術を成功させる。だが、財前がドイツに出発する日、その患者は呼吸困難に陥っていた。
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「白い巨塔」
2019年5月22日~26日 テレビ朝日系 出演:岡田准一、松山ケンイチ、沢尻エリカ
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Posted by ブクログ
白い巨塔2を読み終わりました。 読み進める毎に面白くて、先が気になって仕方ありません。それにしても、大学付属の病院の闇が深過ぎます。 大変そうです。権力の奪い合いは、どの世界でもあるのでしょうね。3巻目が楽しみです!
数年ぶりの再読。財前やその周囲の人たちの政治力、資金力によって見事第一外科の教授を射止めた財前五郎。 知人の医師で、国立大の教授に就任した方に聞いたが、実際には「白い巨塔」ではなく「黒い巨塔」であると語っていた。時代は違うので一概には言えないが、昔はかなり事実に近かったのではないかと思う。今は違う...続きを読むといえるが形を変えた政治戦争が起きているのだと思う。
拙い言葉であるが、ものすごい迫力で読み進められてしまう。 おそらく里見助教授の近い未来は悲劇的なものになる予感がさせられる。そして、そういうピュアで真摯な人が陥りやすい恋愛沼も。 早く3巻を手に取らなければ収まらない。
医学部教授選の選考委員会を経て、最終候補は助教授の財前五郎、金沢大学の菊川教授、徳島大学の葛西教授の3人に決まる。 五郎を勝たせるため、舅の又一は「まるで汽車の切符を買うように」(p.32)金をばら撒き、票固めをする。 医師会の岩田を通して鵜飼医学部長を味方に付けている財前陣営は、31票のうち「臨...続きを読む床の票は、ごっそり取れる」(p.46)との見通しをもつ。 (岩田)「大学の教授選での金の出し方は、ちょっと演技がいるのや、金が金と見えんような品位のある演技がな」 (又一)「ほう、品位? そんな一銭にもならんものまで、欲しがりますのんか」 一方の東は菊川を後任に、また娘の佐枝子の配偶者としても、との下心を隠しながら、「本学の発展のために」(p.43)とこちらも周到に事を進めていく。 教授会で十分に議論がなされ、「さあ投票」という段になって、なんと東が棄権! 財前、葛西という2人の愛弟子が闘うのを直視するに忍びないと言うのだ。もちろんそれは東の策略であった。 ちょうどその頃、佃と安西が金沢へ赴き、半ば脅迫のような形で菊川に辞退を迫ったことも合わさり、東と財前は完全に決裂することになる。 「僕と君の人間関係は、どうやらこれで終ったようだ」(p.143) 運命の決選投票は、財前五郎 16票 菊川昇 14票 ここに、浪花大学医学部第一外科・財前五郎教授が誕生した。 「こういう勝ち方をした財前君が、教授として今後、どんな生き方をするか、私はそれを見たい――」(p.203) 教授になったばかりの財前に、ドイツで開かれる国際外科学会からの招聘状が届く。 多忙をきわめる日々のなかで財前は、第一内科の里見から相談された患者・佐々木庸平の早期噴門癌を発見し、見事に手術を成功させる。 愛人のケイ子は言う。「きれいな夜景ね、でもあの宝石のように燦く灯の中に、一つだけ不吉な光を放っている灯があるような気がするのは、なぜかしら」(p.335) 財前が渡航準備に忙しくしている頃、術後の佐々木庸平は呼吸困難に苦しむ。 里見は、術前に見られた胸部の陰影が癌転移のものであり、それが手術によって急激に増殖したことが原因ではないかと考えた。 財前は自身の手術が完璧であったと疑わず、患者の症状を「術後肺炎」と考えて抗生物質(クロラムフェニコール)の投与を担当医・柳原に命じる。 そうして財前は、手術をした患者をその後一度も診ることなくドイツへ発つのであった。
教授になり益々政治力を身につけた財前が魅力的。著者は他の作品でもそうですが、権力に魅せられ翻弄される人物を本当に活き活きと描かれる。 面白い一冊。
病院に不信感を覚える巻でした。 でも、面白くてページが止まらない。 教授選の辺りと吻合手術の辺りは驚くほど集中してしまいました。 早く三巻へ行きたいです。
現金や医療界のポストの約束が飛び交った次期教授選が終了。 物語の既定路線として財前当選。 無記名投票なのをいいことに、二者の決戦投票になった際どちらの陣営からも賄賂を受け、選挙後もしれっとそれらを受け取った野坂教授が悪のMVPかと。いや、贈賄側も悪いのだけど。 そしていよいよ財前教授が本格始動。師で...続きを読むあった前教授は過去の人として完全無視。同窓であり学究肌で権力に興味を持たない里見助教授を小馬鹿にし、患者に対する彼の助言も拒む。 執刀を担当した患者からの不調を訴えも無視し外遊へ。 突き抜けた傲慢さに妙な魅力がある、かも 初読は多分十代の頃。その時は里見の権力におもねらない実直さが眩しく、悪い人だらけの大学病院界で彼のひたむきさが救いだった。 黒の財前と白の里見で、見事な対比構造になっていると感じた。でも、今回は初読の時には見えなかった財前側の人間味も理解できるようになってしまっている。時折見せる母親への孝心など、ただの権力追及者としてのみ描かれているのではない。 おそらく著者としては善意一辺倒の里見より財前を描いている時の方が楽しかったのでは?悪い時はとんでもなく悪い財前教授、読んでいても楽しいし。そして彼の毛深い描写は続く
おそらくこの第二巻が、財前の絶頂期だろう。 教授選の勝利、国際外科学会への招聘、一方でこれから財前に降りかかることも匂わせている。 それにしても、山崎豊子は人間模様の描写が絶妙だと思う。
読みやすくって引き込まれてしまう。 財前の、腕の良さと共に横柄さと傲慢さが際立ってくるのが凄く良く描けていて、流石名作。 自分が患者だったらこういう医者に手術してもらいたいけど、経過はちゃんとみてほしい。 術者(財前)の権力が強すぎて、周りが良かれと思っている事が出来ない組織体制が問題だと。 この後...続きを読むの裁判も気になる
鵜飼教授や同窓会、医師会などの援助もあり接戦で教授となった財前だが教授となってからの立ち振る舞いが典型的な権力者だな。権力を持つと人はどうしても横柄になってしまうのかもしれない。読んでて気になったのは手術の後手首や首に血がついてそれを落とすために風呂に入るシーンがあるけど昔ってそんなに感染対策がザル...続きを読むだったのかと驚愕している。今じゃ患者の血液に直接触れることなんてないのに。あと早期の噴門癌でも胃切除していたんだなと、今だったら内視鏡的治療とかで温存できるのに。今後の展開に期待。
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