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東京地裁の判決は、2人の被告の明暗を分けた。毎朝新聞記者の弓成亮太は無罪、元外務省高官付き事務官・三木昭子は有罪に。その直後、弓成は新聞社に退職届を出し、とある週刊誌には昭子の赤裸々な告白手記が掲載された。傷ついた弓成の妻・由里子はある決意をかためる。判決後、検察側はただちに控訴。「知る権利」を掲げて高裁で闘う弁護団の前に立ちふさがるのは、強大な国家権力。機密は誰のためのものなのか? それぞれの運命が激動の渦に巻き込まれる第3巻。
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Posted by ブクログ
「知る権利」を争うの裁判で一時は勝訴したが、逆転敗訴。敗訴する前から主人公は新聞記者としての自分を亡くしていました。それ以上に大切な家族とも絶縁状態になっていました。 ペンと紙を武器として戦ってきた主人公にとって記者以外の仕事は仕事ではないのだと思いました。本当にわずかの人かもしれないが、自分の好...続きを読むきなことを趣味だけにとどめず生業として生きていく人がいます。そんな人がこの主人公なのでしょう。天職というものは本当にあるんだなと。 羽があるけど飛べない鳥のように空を見続ける主人公は実家の家業にやる気が出ず、生きていくことさえあきらめて・・・これからどうなるのかが気になるところです。
(一巻から四巻まで合わせたレビューです。) 大好きな山崎さんの(もしかすると最後になるかもしれない)長編小説。 沖縄返還時の機密文書漏洩事件(西山事件)をテーマに、 相変わらずの取材力&構成力で読者をぐいぐい引っ張っていきます。 この分野は完全に無知でしたが、小説を通じて、 昔の自民...続きを読む党の政治のやり方を目にすることができました。 主人公の機密文書を入手した手段は、 倫理的によい方法だとは言えませんが、 それ以上に、臭いものに蓋をする昔の自民党の政治家や官僚にも、 沖縄の人たちだけでなく、日本人全員が もっと憤りを感じるべきなんでしょう。 現在も普天間基地移設問題で民主党が揺れていますが、 少しばかり当事者意識を持って この問題を受け止めれるようになった気がします。 山崎さん、もう一冊書いて欲しいなぁ。。
綿密な取材、細かな描写、読んでいくと、今そこで起こっている出来事のような文章に、読み進めていくにしたがって引きこまれていきます。 完結に向かって、長年離れていた夫婦が再び引き寄せ合うところは、感動的であり、そしてどこか残念な気持ちにさせられました。 真実とは何であるのか、生きかたとはどういうものか、...続きを読む問う物語でした。
国家、司法、マスコミのみならず、登場人物一人ひとりの生き方、主人公の生き方にも、色々と考えさせられるところがある。 「正義とは、何ぞや?!」。このあたりにも、現在、NHK白熱教室でマイケル・サンデル教授が脚光浴びている理由が潜んでいるのかもしれない・・・などと思いながら読んだ。
新聞の政治記者として駆け回っていた弓成亮太が高裁で有罪判決を受け、引き継いだ青果卸会社も衰退の一途となり競合に吸収合併される。競馬に明け暮れる亮太の自堕落ぶりが哀れであり情けなくもある。それにしても三木昭子は何をしたいのか?
弓成の落ちぶれ方も実話なのだろうか。 しかし、新聞記者としては頑張っていたかもしれないが、人間としてはひどい男だな、という感想。
弓成は無罪、昭子は有罪に。 東京地裁の判決が下された… 判決直後に、昭子の手記が週刊誌に公表される。 窮地に追い込まれる、弓成… 上告後の高裁の判決は… なぜ… 国家権力の機密情報に触れたことが、弓成をここまで追い詰めるのか⁇ 弓成はなぜ昭子に対して、反論しないのか… 弓成はなぜ由里子に対し...続きを読むて、昭子とのことをちゃんと話さないのか… 男として、反論をしたくないのか… 反論が言い訳がましくなるのが嫌なのか… これが昭和の男なのか… 何か自分よがりすぎないか、周囲に対して… このままでいいのか。 弓成に一矢を報いてほしい。
3巻は、一冊を通して裁判の経過が描かれています。 地裁から始まり、高裁、最高裁まで、登場人物のみならず読み手の私も驚く判決でした。 女性事務次官の手記には、同じ女性として辟易しましたが、そういった人物像を作り上げた作者が凄いと思いました。 いよいよ次で最後。 どんな結末を迎えるのでしょうか。
第3巻は法廷決着編。 もつれにもつれる裁判は地裁から高裁、そして最高裁へ。機密漏洩と言われるが、国家機密とは?ということが常に頭によぎる。国民に知られてはまずい国家の機密?それが漏れることで政府は何を恐れている?裏取引がばれると反感を買うから、結局は自身の保身のためか?知らないことのほうがいい真...続きを読む実という考え方もあるが、どうなのだろうか。 ただ、本巻を読むと、言ったもの勝ちという現代における論調は拭い去れない。それが真実であろうとなかろうと、注目を集めさえすればそれでよいという風潮は昔から変わっていないのだなと思う。
想いを貫く。挫けそうになっても、想いを貫く。 (以下抜粋) ○一人になった弓成は、抑えていたものが奔り、落涙した。(P.149)
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山崎豊子
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