国内小説作品一覧
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3.7出版社で超多忙な毎日を送る中津藍。そんな彼が、ある日、煙草を吸いながらふと空を見上げると、一匹の魚が泳いでいた。慌てて目をこすってみるが、魚は消えることなく優雅にヒレを揺らして通り過ぎていく。しかもサメやらクラゲやらも、次々と現れては悠々と空を泳ぎはじめ……。 いったいこの鬱陶しい現象はなに? 藍は同じように魚が見える人たちと共に、彼らを消す方法を探し始める。しかし、魚は増える一方で、しかも魚が視界を埋め尽くすとき――。 さまざまな想いを交差させ、ちょっと変わった仲間たちが繰り広げる、未来を賭けた大騒動。 第17回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞作。
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3.7
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4.3神様が棲む加護地――咲久良町では、千年前に山神様に歌をささげて以来、一年中、町の桜が花を咲かせていた。しかし今、ずっと花が咲くのは山の上にあるご神木、千年桜だけで、町からはかつての活気が薄れていた。かつて山神様と約束を交わした咲久耶姫の子孫である咲は喫茶店で働いているが、あるときそこへワケアリの青年・ヨリがやってきて……。時を越えた約束が優しく温かな感動を生む、「ピュアフル小説大賞」金賞受賞作!
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4.2
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3.0浮島華(うきしまはな)は、幽霊を信じない。 科学の徒である彼女にとって、幽霊の存在は認めてはならないものだった――そう、あの女に出会うまでは。 華が主宰する科学サークルのオリエンテーションに乗り込んできた風変わりな女。彼女は四ツ谷飾(よつやかざり)と名乗り、「幽霊はいるよ」と囁いた。 戸惑う華の手を飾が握った瞬間、華の目に飛び込んできたのは、決して認めてはならない存在――そう、幽霊の姿だった。 飾は幽霊の姿を見ることができる、本物の霊能者だったのだ。 飾には、自分と触れ合った相手に霊を見せる力があった。 幽霊を目の当たりにして、恐怖に叫ぶ華に、飾は言う。 この世に未練を残し、幽霊になった人々――その魂を救うのを手伝ってくれないか、と……。 オタクで陰キャでコミュ障で、科学研究にしか興味がない、「科学オタク」の浮島華。 明るく元気で人なつっこいが、マイペースで人とズレている「霊感女」の四ツ谷飾。 二人が手をつなぐとき、新たな世界の扉が開く!
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3.8駆け出しの小説家・物実の元に舞い込んだ初めてのファンレター。そこには、ある興味深い言葉が記されていた。「この世で一番面白い小説」。あまねく作家が目指し、手の届かないその作品のアイディアを、手紙の主は思いついたというのだ。 送り主の名は、紫と名乗る女性。物実は彼女に乞われるがまま、小説の書き方を教えていくのだが――。 鬼才・野崎まど新装版シリーズ第4弾。「小説家を育てる小説家」が遭遇する非日常を描く、ノベル・ミステリー。
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3.8
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4.0妖アパファンから、是非読みたいリクエストが多かった稲葉夕士の世界旅行。その過酷でファンタスティックな日々が、ここに明らかになります。古本屋と一緒の世界旅行の途中で、ラスベガスに立ち寄った稲葉夕士。そこに住む、千晶先生の兄・恵のところにお世話になることになったのだが・・・。さらに、妖アパミニガイド&るり子さんのお料理日記も収録の3冊合本版。妖アパの魅力が、とことん味わえます。
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3.2毎日通っている学校には、なぜだか恐ろしい噂話や言い伝えがいっぱい。もう使われていない旧校舎にいる「誰か」の噂、学校の七不思議の最後の一つ、いつもと違う通学路に蠢く黒いドロドロ、演劇部に代々伝わる「軍服」のお芝居の謎、校庭の隅の祠にまつわる古い記憶……恐ろしい噂話や言い伝えにあふれる学校を舞台に、織守きょうや、櫛木理宇、清水朔、瀬川貴次、松澤くれは、渡辺優という気鋭の作家6人が書き下ろした背筋も凍る珠玉の怪談アンソロジー。恐怖の物語の幕が上がると、ほら、あなたの後ろにも――。
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4.1ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。 同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。 なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――。第21回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞作。 スカっとできて最後は泣ける“すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー”
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4.4ここはキッチンを模したTV局のスタジオ。エプロン姿のキョーコは豪華な食材に囲まれ、キンチョーの面持ちでたたずんでいた。料理番組のゲストに招かれ、今日はその収録。鮮やかな手際でフルコースを仕上げ喝采をあびたキョーコだが、この方に食べていただきますと、スタジオに登場したのは…!? うれしい初ノベライズ。“スキビ”の小説はオリジナルストーリー全6編、ハイテンションのフルコース。カバーイラストや挿絵など、仲村佳樹の描きおろしもいっぱい。最後までおいしい1冊です!
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3.0謎の男“マル鬼”の誘いをきっかけに、大学生の秀人は、誘拐してきた女をM奴隷に調教する喜びを覚える。ある日秀人の姉・亮子が獲物に。「見ないで…、許して」という亮子の願いも虚しく、男を知らない純潔な秘唇が左右に広げられる。「待ってなよ、姉さん。苦痛と屈辱の果ての快楽を教えてあげるから」。一週間で、清純だった姉が変貌する。
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4.2友達だけど、違う生き物 夏休み、俺は片想い中のサブレと夜行バスの旅に出た。彼女が口にした、ちょっと風変わりな目的のために――見知らぬ町で一緒に過ごすうち、そして会話を重ねる度に、サブレをもっと深く知った俺の中に名前のない感情たちが溢れ出てきて……。特別な夏の4日間が教えてくれた、恋だけじゃない、世界の「あと全部」を巡る物語。 『君の膵臓をたべたい』から10年―― 住野よる史上、最も不器用で愛おしい恋の物語 言葉にする前の、 この瞬間だけが 永遠ならいいのに。 【登場人物】 めえめえ(瀬戸洋平) サブレに片想いし、彼女と旅に出る高校生 サブレ(鳩代司) 命のエネルギーに惹かれる、ちょっと気にしすぎな同級生 夏休み、夜行バスに揺られ、僕らは世界の輪郭と、言葉にできない想いの行方をなぞっていく。 単行本 2023年2月 文藝春秋刊 文庫版 2025年9月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
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4.1終活なんて一切しない。それより今を楽しまなきゃ。 78歳の忍ハナは、60代まではまったく身の回りをかまわなかった。だがある日、実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身よりまず外見を磨かねば」と。仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲っているが、問題は息子の嫁である。自分に手をかけず、貧乏くさくて人前に出せたものではない。それだけが不満の幸せな老後だ。ところが夫が倒れたことから、思いがけない裏を知ることになる――。 「定年」小説『終わった人』に続いて30万部超の大ベストセラーとなった人生100年時代の痛快「終活」小説! <読者からの声> 2年前に手術を受け、以後は家の中での生活です。何事にも意欲が失せ『すぐ死ぬんだから』状態でしたが、この本に出会って100歳までの人生を考えています。(70代・男性) 『終わった人』も面白かったですが、こちらも一気に読んでしまいました。毒舌が心地よかったです。(50代・女性) 1ページ目から痛快で息も継げませんでした。(70代・女性) もうすぐ定年ですが、新しい人生への希望と勇気をいただきました。(60代・男性) つい最近80代になりもう物欲はなしにしようと思っていましたが、本書でますます元気になり明日もショッピングに行こうと考えています。(80代・女性) ものの見方に光がさしたように感じます。くすんでいる私のはげみになりました。(50代・女性) 重ねた歳は戻せない。でも見た目は変えられる。今日から自分磨きをしよう。(60代・女性) こんなに楽しい本は久し振りです。(70代・女性) 身につまされるが文句なく面白い!(70代・男性)
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3.5仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。 中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。 小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。…… やがて僕たちは、個であることをやめ、全能になって世界に溶ける。「すべては取り換え可能であった」という答えを残して。 …… 「すごく好きです。胸がつまって泣きそうになりました。」――島本理生さん (TBS系毎週土曜日あさ9:30~放送中「王様のブランチ」より ) 【芥川賞選考委員絶賛、選評より】 「地上から塔の頂上へと、軽々と読者を運んでいく垂直の跳躍力こそがこの作家最大の魅力である。」――吉田修一さん 「ここには小説のおもしろさすべてが詰っている。」――山田詠美さん
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-2・26事件――昭和11年2月26日未明、霏々とふる雪を軍靴で踏みしめて、昭和維新の名のもとに特権階級打倒をめざす陸軍青年将校が、1400余の兵をひきいて蹶起した。この「叛乱」は、陸軍における統制派と皇道派の派閥争いが、ついに軍の指導権争いとなって、皇道派・相沢中佐の永田軍務局長斬殺事件に発展し、やがてこの雪の朝の悲劇を迎えるに至る。その経緯と事件の過程を、世評高い「昭和軍閥」の作者が、その抱懐する歴史的社会小説の立場から資料を駆使して、政治の腐敗、軍部の政治関与、青年将校の苦衷とその誤算を鮮烈に描く。直木賞受賞作品。
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3.5
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4.1「妖怪アパートの幽雅な日常」が完結してから4年。妖アパファンから、是非読みたいリクエストが多かった稲葉夕士の世界旅行。その過酷でファンタスティックな日々が、ここに明らかになります。古本屋と一緒の世界旅行の途中で、ラスベガスに立ち寄った稲葉夕士。そこに住む、千晶先生の兄・恵のところにお世話になることになったのだが・・・。
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-絶好調!NUMAファイル第14弾。 アフリカの極秘宇宙船が太平洋で消えた。 米露中が虚々実々の熾烈な捜索競争を展開する! 宇宙空間での試験運転を終えて帰郷の途にあったアメリカの超高性能無人宇宙船〈ナイトホーク〉が突如南太平洋上空で消息を絶った。捜索の応援要請を受けた国立海中海洋機関(NUMA)のオースチンは同機の着水地点と目されるガラパゴス諸島周辺海域へと急行するが、最先端テクノロジーの奪取を目論むロシアと中国も当該海域に艦船を集結させつつあった。工作員も暗躍しだす。南太平洋はにわかに風雲急を告げる。オースチンは両国を出し抜く秘策を繰り出すが、事態は思わぬ方向へと進んでいく。
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4.5
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4.1国家の謀略を暴いた「現代の黙示録」。 ダブリンに新種の偽百ドル札「ウルトラ・ダラー」あらわる――。一報を受けたBBCの東京特派員にして英国情報部員のスティーブンは、インテリジェンスを頼りに、国際諜報戦の暗部を照らし出す。浮かび上がってきたのは、米国、中国、北朝鮮の危険極まりなき謀略だった。1968年の日本人拉致から2002年の日朝首脳会談、そして偽札製造までを一本の線でつないだ本作は、「現実の事件が物語を追いかけている」と評された。 解説:歴史学者・山内昌之氏 <手嶋龍一氏の『ウルトラ・ダラー』は、もはやスパイ小説という古典的領域を乗り越え、日本人初のインテリジェンス小説のフロンティアを切り開いた作品となっている。手嶋氏の文学的世界それは、通常の文学修業や創作活動の延長ではまったく不可能な新しい文学ジャンルなのである>
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4.3小説だからこそ書けた歴史の真実。 9・11同時多発テロ、リーマン・ショックほか、世界の激動のたびに、マネーは大暴落した。だが、その裏では事前にドルを売り抜き、有り余る資金を懐にした一部の投資家がいた。一体どうして。 いま再び金融マーケットに異変が起きている――調査に乗り出した英国情報部員スティーブンは、国境を越える資本主義の源流に、「諜報の天才」と呼ばれた戦前の外交官・杉原千畝の影を見た。ベストセラー『ウルトラ・ダラー』続編。 解説:佐藤優氏(作家) 〈ジャーナリストや政府の分析専門家でも、後知恵で、自分の分析は正しかったと言い張る人がいる。そういう人たちは、相矛盾する分析ペーパーやツイッターでの発言をし、事件が起きてから、過去に自分が書いたもののうち正しかった内容をつなぎあわせて事態を正確に予測していたと言い張る。(中略)こういう手に引っかからないようにするためにも『スギハラ・サバイバル』でほんもののインテリジェンスに触れることが重要だ〉
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3.6
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4.4「ねえ、高坂さんは、こんな風に考えたことはない? 自分はこのまま、誰と愛し合うこともなく死んでいくんじゃないか。自分が死んだとき、涙を流してくれる人間は一人もいないんじゃないか」 失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。一見何もかもが噛み合わない二人は、社会復帰に向けてリハビリを共に行う中で惹かれ合い、やがて恋に落ちる。しかし、幸福な日々はそう長くは続かなかった。彼らは知らずにいた。二人の恋が、<虫>によってもたらされた「操り人形の恋」に過ぎないことを――。
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3.7【第165回 芥川賞受賞作!】 彼岸花を採りに砂浜にやってきた島の少女・游娜(ヨナ)は、 白いワンピース姿で倒れていた少女を見つける。 記憶を失っていた少女は、海の向こうから来たので「宇実(ウミ)」と名付けられた。 この島では、〈ニホン語〉と〈女語(じょご)〉、二つの言語が話され、 白い服装のノロたちが指導者、歴史の担い手、司祭だった。 宇実は游娜 、その幼馴染の拓慈(タツ)という少年に〈ひのもとことば〉を教え、 〈女語〉を教わって仲良くなるが、やがて進路を選ぶ時期がくる。 「成人の儀」にのぞむ3人それぞれの決意とは――。 国籍・言葉・性別などの既存の境界線を問い直す世界を描いた問題作。 解説=倉本さおり ※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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3.9江戸、千駄木町の一角は心(うら)町と呼ばれ、そこには「心淋し川」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れていた。川のどん詰まりには古びた長屋が建ち並び、そこに暮らす人々もまた、人生という川の流れに行き詰まり、もがいていた。青物卸の大隅屋六兵衛が囲っている年増で不美人な妾のおりきは、六兵衛が持ち込んだ張形をながめているうち、悪戯心から小刀で仏像を彫りだし…(「閨仏」)。飯屋を営む与吾蔵は、根津権現で小さな唄声を聞く。荒れた日々を過ごしていた与吾蔵が捨ててしまった女がよく口にしていた唄だった…(「はじめましょ」)など、生きる喜びと哀しみが織りなす全六話。第164回直木賞受賞作。
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4.2
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4.2
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3.8
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 春からイベント会社に入社した一色冬歌。 入社前に他の先輩たちから散々「怖い」と評判を聞かされていた直属の先輩、三崎舞夏に、緊張しながらはじめての挨拶をした。 楽しそうに自己紹介を聞いているなと思っていたら、三秒後には出社初日からふたりきりで現場に駆り出されてしまい……? 配属先のかっこいい先輩に一生懸命ついてまわる後輩と、新しくできた後輩を溺愛する先輩が、ただの先輩と後輩ではなくなるまでの、最初のお話。 ふたりがなれるのはいいコンビか、いい友だちか、それとも……? 憂鬱はなずの月曜日も(たぶん)ハッピーになる、小説『Monday』シリーズ第1弾。 《会社に行きたい月曜日》 1. Simple Confusion『シンプルな困惑』 2. My Fuzzy Wish『フラットな願望』 3. Miracle in the Rain『雨の観覧車』 4. Someone You Admire『わたしの先輩』 5. Someone You Care『私の後輩』 6. Well Rewarded『二年目のごほうび』 7. Can't Rewrite Now『リライトする感情』 文:星羅にな 絵:綺月るり
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