飛鳥部勝則の作品一覧
「飛鳥部勝則」の「レオナルドの沈黙」「砂漠の薔薇」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「飛鳥部勝則」の「レオナルドの沈黙」「砂漠の薔薇」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
コレクターとしても知られる元TVプロデューサーの清水大五郎の豪邸で開かれた降霊会。そこに霊媒師として呼ばれたのは、テレビの心霊番組などで話題になっている波紋京介で、家主の清水などは幽霊に否定的に懐疑的な考えを持っていて、彼のインチキを暴こうとするが、彼が語り出したのは、遠くにいる他者を思念で殺せる、というものだった。そしてその宣言通り、その降霊会で名の挙がった人物が死体として発見される――。
異様な現場と異様な死体、解決の糸口すら掴める様子もなく、物語は後半まで進んでいって、本当に超常現象抜きで決着が付くのかな、と解決篇を読むと、確かに大風呂敷は畳まれていました。ただすっきりと綺麗な結末
Posted by ブクログ
ー バスの中に子供たちが密集している。これは本当はかなり異常な事態なのではないだろうか。人間も生物である以上、他者の入り得ぬ領域、テリトリーを持っている筈である。その不可侵領域を最初から子供たちは奪われている。
満員電車や混雑したバスで通学し、教室は鮨詰め状態、机ほどのスペースの確保もままならない。家でも同じだ。家族から侵食される。彼らには居場所がない。《場所》を確保できないのだ。
しかし人は場所の中にしか存在できない。その時、現実に求められない場所を彼らはどこに求めているのだろう。 ー
飛鳥部勝則の作品は本当に面白い。
ミステリーの中に自分の絵画を使う稀有な作家。
何でこんなに面白いの