無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
島の版画館で警備員として働く風見国彦は、毎日決まった時間に訪れるセーラー服の美少女に気づく。閉館までアントニスゾーンの版画『バベルの塔の崩壊』の前に立ちつくしている少女に、風見は興味を抱く。同じ頃、島では連続殺人事件が発生。殺人現場には必ず『バベルの塔』の絵が残されていた。事件の犯人は誰か、バベルに秘められたメッセージは何か、そして美少女との関係は? 自作の絵画と小説を融合させるという新しい試みで注目を集める作家の、ミステリ・マインド溢れる一作。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ー バスの中に子供たちが密集している。これは本当はかなり異常な事態なのではないだろうか。人間も生物である以上、他者の入り得ぬ領域、テリトリーを持っている筈である。その不可侵領域を最初から子供たちは奪われている。
満員電車や混雑したバスで通学し、教室は鮨詰め状態、机ほどのスペースの確保もままならない。家でも同じだ。家族から侵食される。彼らには居場所がない。《場所》を確保できないのだ。
しかし人は場所の中にしか存在できない。その時、現実に求められない場所を彼らはどこに求めているのだろう。 ー
飛鳥部勝則の作品は本当に面白い。
ミステリーの中に自分の絵画を使う稀有な作家。
何でこんなに面白いのに、絶版のまま放って置かれるのだろう?
他の作品も読みたいのに、絶版の為にネットの中古では1万円超えして中々手に入らない。時間あるときに神保町で宝探ししたいなぁ〜。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。