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一流マジシャンを目指していたはずが、ずるずると場末のマジックバーで働く轟晴夫(とどろきはるお)。晴夫の母親は、晴夫を産んだ直後に亡くなり、父親とは何年も顔を合わせていない。
ある日父親の訃報を受けたあと、両親が生きている過去へ突然タイムスリップする。過去へ行って初めて知った、父と母の出会い、そしてその二人の晴夫へのまっすぐな愛。
お笑い芸人の劇団ひとりさんの『陰日向に咲く』に続く二作目の作品。複雑なことはなく、深く考え込むこともなく、ただただ素直なストーリーに涙が出ます。親から注がれる愛は本当に美しくて、まっすぐで、偉大だなって必ず感じさせられます。
すっと心の中に入ってくる物語で、素直に感動できる作品。
Posted by ブクログ
ずっと楽しみにしていた2作目。
『陰日向に咲く』が、まぐれじゃなかったと証明された2作目 笑
おもしろかった―♪
読み始めの感触は、
売れないマジシャンが昔にタイムスリップしてマジックで一躍有名になるが、やがて転落していく人生を描くストーリーなんかなぁて予想してたけど、
違った展開で安心した―
おもしろかった―♪
主人公の人物像は、
『ちょっと残念な駄目ナルシストやけど、何か憎めない』っていう、劇団ひとりのコントキャラの中でも好きなタイプのやつ♪
何でいるんだろうな
誰のためにいるんだろうな
何で生きてんだろうな
何で生まれてきちゃったんだろうな
…っていう無限ループの自問自答が得意技。
『普通が一番』ってことに気付くのが遅かったんやね―
優しさ以外に取り柄のない父親が嫌いで、
自分の負の部分は、父親似やと思ってるわけで。
でもね、
自分が親の年齢に近づいたとき、
もしくは自分に我が子が産まれて親になったときに、
初めて自分を産み育ててくれた親の気持ちや立場が分かる…ってことに気付くまでに時間が掛かるわけで。誰だってね―
プライベートで、父親になった劇団ひとりの心境が表れてるような。
あのオーディションの風景も、
芸人として舞台でスベリ倒して得た経験が効いてるような笑
…彼自身がNHKのオンエアバトルでもあんまりオンエアされてなかった頃のね✨
単独DVDはめちゃおもろいのんやけど。
もし、映像化するなら、すべての役を劇団ひとりが『一人ほぼ全役』でやってほしい。
それでこそ劇団の名に相応しい♪
彼が、監督・脚本・演出・主演で、通行人等の役以外を全て劇団ひとりでやってほしい。
でも、
悦子と恭子ママは大沢あかねやな!
タケ坊と島田晴夫氏は本人出演で○
主人公に『君、ないわ』と言った客は温水洋一で♪
このタイムスリップは、死んだ父親が最期に起こした奇跡のマジックでしたか……
…って 死んでないやんけ―ッッ!!!…っていうね。
まぁまぁ
過去で母親に逢って、自分には2つ分の命の重みがあると知り、
現代に戻ってきて、父親と再会して感謝の言葉を伝えられて良かったやん。
もうそれだけで充分 生きていく意味あるやんか。
がんばれよ~
続編があるなら、恭子ママとサワダと晴夫の三角関係が見所やな♪
2011年09月20日
Posted by ブクログ
久しぶりにほんをよみました。
自分の生き方について晴夫が考える序盤のシーンで、考えが途中で途切れないのってすごいなって思った。
普段自分が自分のこと考えるとき、行数にして4〜5行で変な方向に逸れていっちゃう。
思いが強いほど、思考が他に向かないほど、そういう風になれるのかなと
いいことなのか悪いことなのかはわからない。
親ってすげーな。
親も一緒なんだな。
親が自分を産んだときのことを具に知ってる人なんてそうそういないと思う。親に聞くにしても恥ずかしいし。
それを自分の目で見ようもんならどんなに人生がかるものか。命を生む瞬間の熱量は人を動かすのに十二分にエネルギーがあるんだろう。
メメント・オヤって感じ
落ち込みがちなこのコロナ時代に、非日常に連れ出してくれてありがとうございました。
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